ー塔の上のラプンツェルーTANGLED
2010年 アメリカ
ネイサン・グレノ 、バイロン・ハワード監督
日本語吹替版
ラプンツェル(中川翔子)・フリン・ライダー(畠中洋)・ゴーテル(剣幸)・フックハンド(岡田誠)・ビッグノーズ(石原慎一)・警護隊長(佐山陽規)・ショーティー(多田野曜平)・スタビントン兄弟(飯島肇)
【解説】
“髪長姫”の呼称で知られるグリム童話のヒロイン、ラプンツェルを主人公に、自由自在に操れる驚くほど長い彼女の“魔法の髪”に秘められた謎と旅を描くアドベンチャー・アニメーション。『ボルト』のバイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務め、未知なる世界に挑むラプンツェルの冒険をダイナミックなアクションと共に描き出す。グリム童話から生まれ、世界のアニメ界を代表するディズニーが手掛けたミステリアスなストーリーに期待したい。
【あらすじ】
深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェルは、母親以外の人間に会ったこともなかった。ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。(シネマトゥデイ)
【感想】
地震の後の暗いニュースの毎日。
直接被害に遭っていない私たちにも暗く重たい何かがのしかかってきます。
こんなときこそ、ファンタジーから夢の力をもらいたいものです。
この作品、字幕版は夜ばかり、仕方がないので吹き替えで見ましたが、それを差し引いてもよい映画でした。
これは3D鑑賞がオススメです。
原作はグリム童話で、もともとの話から性的な部分を取り除いて作られたそうです。
私は幼い頃ディズニーのテレビ番組で、美しい長い髪をしたお姫様が塔の上に閉じ込められている物語を見たのを覚えています。
長く美しい髪は、少女の憧れですよね。
永遠の命を持つ魔法の花を見つけ、自分の欲望のために守っていたゴーテルだが、ある時、王様の兵隊に取られてしまった。
その影響で、王様には美しい髪を持つ王女が生まれた。
ゴーテルはその王女ラプンツェルを奪い、誰にも知られない塔の上で自分の娘として育てた。
ラプンツェルは、ゴーテルを疑う事なく、素直で美しい娘に成長したが、外の世界に対する憧れは増すばかり。
とくに、自分の誕生日に無数に上がる灯正体を知りたくてたまらなかった。
お城に忍び込んで、王女の王冠を盗み出した盗賊フリン・ライダー。
追いつめられて、ラプンツェルの塔に上ってきた。
ラプンツェルは、ライダーの力を借りて塔を降り、お祭りで浮き立つ町へ。
ラプンツェルの生まれてて初めての冒険だった。
しかし、ラプンツェルが逃げ出したことを知ったゴーテルが、本性を現して追いかけてきた。
王道のプリンセス物語だけど、そのお相手が王子ではなく、孤児の盗賊というのがいいですね。
プリンセスも、王子様が来るのを待っている女の子ではなく、自分の夢を自分の言葉で語り、周りの人を動かして行くところもよかったです。
二人が船の上から灯火を見るシーンは、3Dの醍醐味でした。
元気になる作品でした。
ミュージカルだし、字幕版で見たかったなあ。
劇場関係者の方々、字幕版が好きなアニメファンもいるので、ご配慮お願いします。