マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路

2011-12-27 09:34:28 | 映画ーDVD

ーナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路ーNANNERL, LA SOEUR DE MOZART/MOZART'S SISTER

2010年 フランス

ルネ・フェレ監督  マリー・フェレ(ナンネル(マリア・アンナ・モーツァル))マルク・バルベ(レオポルド・モーツァルト)ダヴィド・モロー[ヴァイオリニスト](ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)リサ・フェレ(ルイーズ・ド・フランス)クロヴィス・フーアン(王太子)デルフィーヌ・シュイヨー(アンナ・マリア・モーツァルト)サロメ・ステヴナン(イザベル)ニコラ・ジロー(ヴェルサイユの音楽教師)アルチュール・トス(ユーグ)ジュリアン・フェレ(大修道院の音楽教師)ルネ・フェレ(音楽教師)

 

【解説】

『夕映えの道』のルネ・フェレがメガホンを取り、天才音楽家として有名なモーツァルトの姉にスポットを当てた人間ドラマ。自らも豊かな音楽の才能に恵まれながら、生涯注目されることのなかった女性の青春の光と影を映し出す。かれんなヒロインを演じるのは、監督の実の娘マリー・フェレ。教育熱心な父親を『ランジェ公爵夫人』のマルク・バルベが好演する。豪華なベルサイユ宮殿を舞台に展開する神童の姉の知られざる人生に驚嘆する。

 

【あらすじ】

18世紀、ザルツブルク出身のモーツァルト一家が欧州各地を巡る演奏旅行に出て3年の月日が流れていた。11歳の息子ヴォルフガング(ダヴィド・モロー)のヴァイオリンと、15歳の姉ナンネル(マリー・フェレ)の伴奏は各地で絶賛を浴びる。ある日、パリのベルサイユ宮殿に向かう途中で馬車の車輪が壊れたため、彼らは修道院に助けを求める。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

幼いモーツァルトが家族と一緒に各国を巡業したことは知っていたけど、18世紀、とても過酷な旅だったのですね。

14歳のマリア・アンナ・モーツァルト、愛称ナンネル(マリー・フェレ)は父レオポルド(マルク・バルベ)、母アンナ・マリア(デルフィーヌ・シュイヨー)、弟ヴォルフガング(ダヴィド・モロー)とともに、厳冬のヨーロッパを演奏旅行で巡業していた。

目的地はパリ、ベルサイユ宮殿。

 

レオポルドはザルツブルグの出資者から多額の出資を受けてこの巡業旅行に出ていた。

天才演奏家、作曲家として売り出している10歳のヴォルフガングを王や貴族に売り込んで有名にしたいという野望があったからだ。

しかし、いつもうまくいくとは限らない。

誉められても、ギャラはもらえず、品物で支払われる場合もあった。

 

このとき、レオポルドから出資者に巡業の様子を書いた手紙がたくさん残っていて、それを読んでフェレ監督はこのストーリーを思いついたということです。

だから、このお話はフェレ監督の創作です。

 

家族を乗せた馬車の車軸が旅の途中で折れて、立ち往生し、近くの修道院に助けを求めた。

そこには、ルイ15世の王女たち3人が預けられていた。

 

末娘のルイーズ・マリーは13歳で、ナンネルとすぐに親しくなり、心の秘密を分け合う親友となった。

音楽教師の息子に恋をしていたルイーズは、宮殿に行くというナンネルに恋文を託す。

 

このころの音楽家は男に限られていて、父から手ほどきを受けて、チェンバロだけではなく、バイオリンの名手でもあったナンネルだが、ヴォルフガングの成長とともに、バイオリンの演奏は禁じられた。

作曲も、男の仕事だとしてナンネルには教えなかった。

 

宮殿に着いたナンネルは、侍女の手引きによって、男装して音楽教師の息子にルイーズの手紙を直接届けることになった。

音楽のレッスン中で、王太子ルイ・フェルディナンもいた。

音楽教師の息子が別室で返事を描くと言って出て行くと、二人だけになり、王太子は男装のナンネルにバイオリンを弾き、歌を歌うように頼んだ。

その演奏に感心した王太子はナンネルに作曲を依頼した。

 

宿戻ったナンネルは父に作曲の手ほどきを乞うが、願いは聞き入れられず、それでも、なんとか作曲して、王太子に届けた。

王太子は気に入り、室内楽を集めて演奏してくれた。

ナンネルは正体を明かし、王太子も優しい言葉で受け入れた。

宮殿での演奏会ではウォルフガングの伴奏に徹した。

 

そして、家族がパリを離れる日。

ナンネルは生理を迎え、大人になったことを自覚し、パリでの一人暮らしを選択した。

 

しかし、王太子との甘い関係は長くは続かなかった。

ただの気まぐれだったのだ。

王太子はこのとき17歳で、すでに最愛のお妃がお産の時に亡くなっていて、生まれた子供も亡くなったという悲劇的な時期だった。

父が女狂いをしているということで嫌っていたし、精神的にも病んでいたと思われる。

 

そうは言っても、ナンネルも15歳になったばかり。

罵倒され、傷ついたナンネルはまた家族の元に戻った。

30歳を過ぎて50歳を過ぎた男性の再婚相手として結婚。

愛のない結婚生活の中でも、一人息子と音楽活動で暮らし、60歳代で失明したが78歳で生涯を閉じた。

 

少し、この時代のことを調べてみましたが、このころの女性はたくさんの子供を産みますが、育つのはごくわずかだったようです。

 

レオポルド夫妻にも7人の子供がいましたが、ナンネルとウォルフガングの2人しか育ちませんでした。

ウォルフガングの妻コンスタンツェも、8年で6回妊娠しましたが、2人しか育っていません。

 

名作「アマデウス」では、コンスタンツェが寝てばかりで、怠け者のように思っていましたが、こんなに毎年のように子供を産んでいては、それは大変だったでしょう。

 

ルイ15世には王妃マリー・レクザンスカとの間に11人の子供がいます。

7人育ちましたが、そのうち男子はルイ・フェルディナンだけでした。

 

こういう状況では、心身共に健康な人間が育つのは、並大抵ではないと思いました。

 

18世紀はこのように、とても女性が生きづらい時代だということができるでしょう。

その時代を精一杯生きた才能あふれる女性の日常を描いたことは、とても興味深いと思いました。

 

「哀しみの旅路」というタイトルですが、ナンネルにとってパリ時代は、王太子に作曲を依頼され、音楽教師としての道をパリで始めて、人生で一番輝いていたときだったのではないでしょうか?

それが、傷つき、挫折に終わったとしても、ナンネルにはかけがえのない青春の日々だったと思いました。

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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011-12-24 12:18:04 | 映画ー劇場鑑賞

 

ーミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルーMISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL

2011年 アメリカ

ブラッド・バード監督 トム・クルーズ(イーサン・ハント)ジェレミー・レナー(ブラント)サイモン・ペッグ(ベンジー)ポーラ・パットン(カーター)ミカエル・ニクヴィスト

 

【解説】

トム・クルーズがすご腕スパイ、イーサン・ハントを演じる人気アクション・シリーズの第4弾。爆破事件への関与を疑われ、スパイ組織IMFを追われたイーサンたちが、容疑を晴らすべく黒幕との危険な駆け引きを繰り広げる。『Mr.インクレディブル』のブラッド・バードが初の実写映画でメガホンを取り、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーや『プレシャス』のポーラ・パットン、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のサイモン・ペッグがチームのメンバー役で共演。世界一の高層ビルでトム自身が見せる驚異のスタントのほか過激なアクションに目がくぎ付け。

 

【あらすじ】

ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

面白かったですよ!!

今年のお正月映画は、これで決定!でしょう。

やったね!トム!!

 

☆ネタバレ

なにがいいって、まずイントロだなあ。

ロシア刑務所に入っているイーサン・ハント(トム・クルーズ)をIMFが助けに来る。

コンピューターをハッキングして誘導するのがベンジー(サイモン・ペッグ)。

この人、M:i:3にも出てたんだね。

そして、美人スパイのカーター(ポーラ・パットン)。

 

脱獄が成功したら、いよいよタイトル。

あの懐かしい「スパイ大作戦」のメロディに乗せて、火のついた導火線がはじけて行く。

めっちゃ、わくわくですよー!!

 

そして、そのメンバーがそのままチームとなって、クレムリンに乗り込むというわけ。

このへんは、TVのオリジナルドラマを彷彿とさせ、私みたいな古いファンはドキドキわくわくしちゃうわ。

 

それが、大失敗。

イーサンは負傷して病院に収容されるが、テロリストだと誤解される。

なんとか逃げたしてIMFの長官と接触する。

このテロの真相を暴くことをミッションとされるが、テロの疑いをかけられたIMFは活動できないので、ゴーストプロトコルが宣言される。

つまり後ろ盾なしの単独ミッションということです。

 

そして、長官の暗殺。

車が川に転落し、同乗していた分析官のブラント(ジェレミー・レナー)もチームに加わることに。

 

この後は、テロリストを追って、ドバイ、ムンバイと急速に発展を遂げている都市を舞台に、圧倒的なアクションが繰り広げられます。

 

テロリストに「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィスト。

組織ではなく、狂信的な思いに取り憑かれた人物の単独犯です。

 

この作品の前にハリウッド版「ミレニアム」の予告編がありました。

こちらも楽しみです!!

 

この作品では、テロリストはすごいハイテクを用いて、人類の終末を企んでいます。

それに対して、イーサンは生身で阻止しようとするところがすごい。

ハイテク対ローテクの対比がうまいと思いました。

イーサンは走る、走る。

その姿がひたむきで印象的です。

 

今回は、裏切りもどんでん返しもなし。

拷問も残酷シーンもありません。

スタントもできる限り自分でこなす、トム・クルーズの心意気を感じる作品でした。

 

このチームがいいし、ユーモアもたっぷり。

いいセリフがいいタイミングで出てくるのも気持ちよかったです。

 

絶対、いいよ!

ぜひ見てください。

 

 

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僕の大切な人と、そのクソガキ

2011-12-24 12:15:03 | 映画ーDVD

 

ー僕の大切な人と、そのクソガキーCYRUS

2010年 アメリカ

ジェイ・デュプラス 、マーク・デュプラス監督 リドリー・スコット 、トニー・スコット製作総指揮  ジョン・C・ライリー(ジョン)ジョナ・ヒル(サイラス)マリサ・トメイ(モリー)キャサリン・キーナー(ジェイミー)

 

【解説】

リドリー&トニー・スコット製作総指揮で、理想の女性と出会ったバツイチの中年男が彼女の憎々しいマザコン息子による執拗な嫌がらせに悪戦苦闘するさまを描いたコメディ・ドラマ。(allcinema ONLINE

 

【感想】

コメディだから、こんな邦題?

ちょっと品性を疑うわ。

原題は「サイラス」。

恋人の息子の名前。

 

ジョン(ジョン・C・ライリー)はフリーで編集の仕事をしている。

別れた妻ジェイミー(キャサリン・キーナー)とは、仕事上でも、私生活でも付き合いが続いている。

そのジェイミーから、彼女が再婚することを聞かされて落ち込むジョン。

これからの人生をなんとかしようと、ジェイミーから誘われて参加したパーティで、モリー(マリサ・トメイ)と出会った。

 

最初から意気投合して、ジョンの家でベッドインとなるが、何度かデートを繰り返しても、不自然な時間に帰ってしまうモリー。

不審に思って跡を付けてみると、モリーの家には21歳の息子サイラスがいた。

 

ストーカーしていたのがバツが悪く、サイラスの招きで家に通され、モリーの帰りを待つことに。

母の恋人に理解を示すサイラスは、自称音楽家でオタクな青年だった。

 

モリーも、離婚した痛手を息子に託して、相互依存的な母子だった。

それでも、この人しかいないと、ジェイミーに弱音を吐きつつも、モリーとの関係を続けることに頑張るジョン。

やがて、サイラスの本性が明らかになってー。

 

母子相互依存って、日本には多いのは知っていたけど、アメリカでもあるのですね。

ジョンは元妻依存症みたいだから、どっちもどっちという感じ。

 

キャストが適材適所で、楽しめました。

げらげら笑う作品ではありません。

寂しい中年にはちょうどいい作品です。

 

折り合えるところで折り合って、みんな幸せになって欲しいわ。

 

 

 

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ミート・ザ・ペアレンツ3

2011-12-24 12:10:48 | 映画ーDVD

 

ーミート・ザ・ペアレンツ3LITTLE FOCKERS

2010年 アメリカ

 

ポール・ワイツ監督 ロバート・デ・ニーロ ベン・スティラー オーウェン・ウィルソン ブライス・ダナー テリー・ポロ ローラ・ダーン ダスティン・ホフマン バーブラ・ストライサンド

 

【感想】

これ、日本ではDVDスルーになったんですね。

「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズの第3弾。

日本にもファンはいるだろうに、この豪華出演者をスルーするとは、もったいないなあ。

 

確かに、1、2と比べると爆発力がない。

というのも、元CIAのジャック・バーンズ(ロバート・デ・ニーロ)が健康上の不安を抱え、娘のパム(テリー・ポロ)の夫グレッグ(ベン・スティラー)に、バーンズ家の跡取りを頼んだことから始まるお話だからです。

 

自信にあふれたジャックも、寄る年波には勝てないようですね。

 

グレッグは、看護士主任となり、双子の子供たちも大きくなりました。

新しく家を新築していて、その現場主任がランディー(ハーヴェイ・カイテル)。

他にも、製薬会社の社員アンディ・ガルシア(ジェシカ・アルバ)、ジャックが子供たちの小学校にと考えた名門私立小学校の校長にローラ・ダーン。

 

もちろん、ジャックの両親はダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンド。

相変わらず強力です。

 

パムを永遠に愛している大金持ちのケビン(オーウェン・ウィルソン)も大活躍でした。

 

ミート・ザ・ペアレンツファンは必見ですよ。

 

 

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リアルスティール

2011-12-21 10:26:09 | 映画ー劇場鑑賞

ーリアルスティールーREAL STEEL

2011年 アメリカ

ショーン・レヴィ監督 ヒュー・ジャックマン(チャーリー・ケントン)ダコタ・ゴヨ(マックス・ケントン)エヴァンジェリン・リリー(ベイリー)アンソニー・マッキー(フィン)ケヴィン・デュランド(リッキー)カール・ユーン(タク・マシド)オルガ・フォンダ(ファラ・レンコヴァ)ホープ・デイヴィス(デブラ)

 

【解説】

スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のヒュー・ジャックマン主演で手掛けた、ロボットとの出会いを通じて親子のきずなを描く感動のストーリー。ボクシングの主役が生身の人間からロボットに移行した時代、リングにすべてを懸けた父と息子の起死回生のドラマを描く。監督は『ナイト ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ。心が通い合わない父と息子が遭遇する奇跡の物語と、圧巻の格闘技ロボットたちの熱い戦いぶりに引き込まれる。

 

【あらすじ】

かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……

 

【感想】

ベタやなあ、と思いつつも、感動の涙が溢れました。

父と息子の絆、ここに甦ったね。

 

今年の漢字一文字に選ばれた「絆」の大切さを見せてくれる作品でした。

 

元ボクサーで今は、ロボットを使った格闘技の試合で賞金稼ぎで暮らしているチャーリー(ヒュー・ジャックマン)の元に、別れた妻が8歳の子供・マックス(ダコタ・ゴヨ)を残して亡くなったという知らせが届いた。

 

親権を手放す手続きのために訪れた裁判所で、妻の妹のお金持ちの夫婦に引き取られようとする息子に会った。

チャーリーは、妹の夫に裏取引を持ちかける。

 

親権を手放す代わりに、夫婦が旅行の間預かるのでお金をくれ、というもの。

叔父は秘密にという条件で、2ヶ月間マックスと暮らすことになった。

 

チャーリーは、使っていたロボットが壊れ、恋人のベイリーが経営するボクシングジムも手放さなければならないという瀬戸際にいた。

妹の夫にもらったお金で新しいロボットを買うが、最新式のコントローラーをうまく使いこなせない。

 

結局そのロボットも場末の試合で壊れてしまった。

 

マックスと行った廃材置き場で、マックスは古いロボットをみつけた。

ボクシングジムに持ち帰り、修理すると動くことがわかった。

それに、アトムという名前をつけ、音声認識装置を付けて、人まねをするという特徴のあるロボットにボクシングを教え、二人は動物園で行われている賭け試合に出た。

 

思わぬことに快勝し、そのことが評判となり、とうとう世界タイトルマッチの前座まで上ってきた。

 

ここまでも、ここから先も、ダメ父は子供に励まされ、また、子供も父を認め、絆を深めて行くという物語でした。

 

アトムが癒し系の顔をしていることや、マックスが可愛く、アトムと一緒に試合前に披露するダンスは、とても素敵です。

 

格闘技をテーマにはしていますが、強さだけでは人生は渡れない、心のよりどころや、支えになる人間関係がどんなに大切かを描いている、いい作品でした。

 

 

 

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カーズ2

2011-12-21 10:02:43 | 映画ーDVD

 

ーカーズ2CARS 2

2011年 アメリカ

ジョン・ラセター監督 ラリー・ザ・ケイブル・ガイ(メーター)オーウェン・ウィルソン(ライトニング・マックィーン)ボニー・ハント(サリー)トニー・シャルーブ(ルイジ)グイド・クアローニ(グイド)マイケル・ケイン(フィン・マックミサイル)エミリー・モーティマー(ホリー・シフトウェル)ジェイソン・アイザックス(シドレー)エディ・イザード(マイルズ・アクセルロッド)ジョン・タートゥーロ(フランチェスコ・ベルヌーイ)ルイス・ハミルトン(ルイス・ハミルトン)トーマス・クレッチマン(ザンダップ教授)ジョー・マンテーニャ(グレム)ピーター・ジェイコブソン(エーサー)フランコ・ネロ(アンクル・トッポリーノ)ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女王/ママ・トッポリーノ)

 

【解説】キャラクター化された車たちが活躍する世界を描いて大ヒットした、ディズニー/ピクサー製作の『カーズ』の続編となるアドベンチャー・アニメ。陰謀渦巻く世界グランプリを舞台に、天才レーサーのマックィーンとおんぼろレッカー車のメーターのコンビが繰り広げる冒険と友情を描く。監督は前作と同じくジョン・ラセターが担当。世界中を訪れる車たちは日本も訪れ、相撲や歌舞伎をモチーフにした日本ならではの車のキャラクターも登場する。ピクサー作品共通のトリビア的なネタにも注目だ。

 

【あらすじ】

天才レーサーのマックィーンとレッカー車のメーターが訪れたトーキョーで大事件が発生。さらには、フランス、イタリア、そしてイギリスと、ワールド・グランプリで世界を旅するマックィーンたちが行く先々でスパイが暗躍。マックィーンたちは巨大な陰謀から世界を救おうと立ち上がる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「カーズ」のファーストは大好き。

何回か見ました。

 

カーズ2も楽しみにしていたんだけど、ほとんど字幕版での公開がなく、DVDのレンタルまで待ちました。

とても楽しみにしていたんだけど…。

 

あら?

マックイーン(オーウェン・ウィルソン)が主役じゃないのねー。

 

フランチェスコ・ベルヌーイ(ジョン・タートゥーロ)に挑発されて、レースに出ることになったマックイーン。

今回は親友メーター(ラリー・ザ・ケイブル・ガイ)もチームの一員として参加することになった。

 

このレースは、環境によい次世代の燃料アリノールを使ってのレースで、元石油王のアクセルロッド卿(エディ・イザード)が主催し、東京、パリ、ポルト・コルサ(イタリア)、ロンドンで開催される。

 

意気揚々と乗り込んだ東京のレセプションでは、メーターがとんちんかんなことばかりしでかし、マックイーンもしらけてしまう。

 

しかし、その開場の裏側では、秘密諜報部員のフィン・マックミサイル(マイケル・ケイン)とホリー・シフとウェル(エミリー・モーティマー)が陰謀のにおいを嗅ぎ付け、調査を始めていた。

その騒ぎに巻き込まれたメーターは、二人から味方のスパイだと勘違いされてしまう。

 

レースが始まった。

原因不明の事故で何台かの車が炎上する。

さらに、マックイーンはフランチェスコに破れ、それがメーターのミスだと思ったマックイーンは、チームから外して帰国を命じた。

帰る途中の飛行場で、襲われ、フィンとホリーが応戦して、メーターはスパイとして次のレース開催地パリへと導かれて行った。

 

こんな感じのスパイ映画です。

このレースには悪いことを企んでいる黒幕がいて、レース中の車をどんどん炎上させて行きます。

最後にはマックイーンも狙われて…。

 

メーターとフィンが中心で物語が進んで行きます。

 

マックイーンを楽しみにしていた私は、ちょっとがっかり。

しかも、車にもレースにもそんなに興味がないしなあ。

さらに、スパイものにも…。

 

なので、後の展開がイマイチ面白くありませんでした。

 

カーズ3を作るなら、またちょっとお調子乗りのマックイーンを主人公に作ってくださいね。

せっかく、久しぶりのジョン・ラセター監督作品だったのに、残念でした。

 

 

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源氏物語 千年の謎

2011-12-20 10:52:10 | 映画ー劇場鑑賞

 

ー源氏物語 千年の謎ー

2011年 日本

監督=鶴橋康夫 製作総指揮=角川歴彦 キャスト=生田斗真(光源氏)中谷美紀(紫式部)窪塚洋介(安倍晴明)東山紀之(藤原道長)真木よう子(藤壺)多部未華子(葵の上)芦名星(夕顔)蓮佛美沙子(彰子)室井滋(弘黴殿女御)田中麗奈(六条御息所)榎木孝明(桐壺帝)甲本雅裕(藤原行成)尾上松也[2代目](頭の中将)東儀秀樹(一条天皇)佐久間良子(王命婦)

 

 

【解説】

日本が世界に誇る傑作長編小説「源氏物語」誕生の秘密に、斬新な解釈で迫る歴史スペクタクル。作者である紫式部が生きる現実と、光源氏らが生きる物語の世界が時空を超えて重なっていくさまを描き出す。監督は、『愛の流刑地』の鶴橋康夫。紫式部を中谷美紀が熱演するほか、光源氏役に『人間失格』の生田斗真、式部が思いを寄せる藤原道長役に東山紀之と、豪華キャストがミステリアスな王朝絵巻を彩る。

 

【あらすじ】

平安時代、娘が帝の子を産むことを望む関白・藤原道長(東山紀之)は、紫式部(中谷美紀)にある命を下す。そこで彼女は、絶世の美男・光源氏(生田斗真)と彼を取り巻く宮中の女性たちの物語を執筆することに。やがて、源氏を愛するあまり生き霊になってしまった女性の情念と、道長への思いを秘めて執筆に打ち込む式部の心が重なり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

賛否両論がありますが、私は期待していなかったわりには、よかったなあと思っています。

衣装や背景が本当に雅できれいでした。

 

一番興味深かったのは、紫式部(中谷美紀)が藤原道長(東山紀之)に(この映画では愛人関係にあって)物語を書くように進められたということ。

道長の目的は、娘の彰子が一条天皇の寵愛をできるだけ多く受け、男の子を産むことにあった。

紫式部の長編小説「源氏物語」は、彰子の住まいで発表され、一条天皇(東儀秀樹)も興味を持ち、足しげく訪れるようになった。

道長のもくろみはみごとに成功。

彰子は無事に皇子・敦成親王を出産した。

 

道長は「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」と即興で歌を披露するほど、栄耀栄華を極めることとなった。

 

これが「千年の謎」の部分ですね。

 

さて一方、紫式部によって紡ぎ出される物語の方では「いつの頃か定かではない時代、桐壺帝(榎木孝明)という天皇の御代、後宮にたくさんの女性がお使えしていた中に、桐壺(真木よう子)と呼ばれる更衣がおられた」と始まります。

 

桐壺更衣は美しい男の子を産むが、すぐに亡くなられてしまった。

この男の子は光と呼ばれ、宮中で育った。

桐壺帝をお慰めするため、桐壺に生き写しの藤壷(真木よう子)という更衣がおそばにお仕えした。

 

光(生田斗真)は母の面影を追って、藤壷を慕って育つが、成人式を迎え、後継者争いを避けるために臣下に下り、源姓をいただく。

 

左大臣の娘・葵の上(多部未華子)と婚姻するが、藤壷への思いは断ちがたく、新婚夫婦は冷えたまま。

光は他の女性との恋愛に走って行く。

 

そして登場するのが佳人薄命の代名詞のような夕顔の君(芦名星)と内なる情念を心の奥底に秘めている六条御息所(田中麗奈)。

 

源氏を慕い、嫉妬に狂う六条御息所は、生き霊となって幽体離脱し、夕顔を殺し、葵の上にも襲いかかる。

 

ここで登場するのが、安倍晴明(窪塚洋介)。

この葵の上の物語は、世阿弥の原作とされている能の演目でも有名なお話です。

能では、生き霊を調伏するのは修験者ですが、ここは、安倍晴明が登場しました。

 

葵の上は、難産の末男の子を生みますが、祈祷の甲斐なく亡くなってしまいます。

 

安倍晴明は道長のブレーンとしても登場しています。

清明は921年に生まれたたとされています。

道長が966年生まれですから、道長に比べてかなりの年長者であると考えられるので、まず窪塚洋介では若過ぎるなあと思いました。

また、陰陽師というイメージも違ったし、現実の登場人物が物語に入り込むのも、違和感がありました。

 

六条御息所の田中麗奈も、登場したときはイメージが違うなあ、と思いましたが、生き霊のの怨念と、自分では抑えきれない情念の狭間はうまく表現していました。

最後身を引いて伊勢に行くという決心を語る場面では、ちょっと泣いてしまったもの。

年増女は、人を愛したら傷つくのよね。

悲しい。

 

そうそう、主人公の生田斗真は、私は適役だと思いました。

平安の貴公子ではないかもしれないけど、涼しげでよかったです。

東山紀之の道長も、野心に溢れていて見事でした。

 

映画は、藤壷が光の子で、後の東宮・即位して冷泉帝となる男の子を出産し、桐壺帝亡き後、出家してしまうところで終わりました。

 

この展開で、「源氏物語」と名打つにはあんまりだなあという気もしました。

光と藤壷との関わりはプロローグでしかなく、ここから光の本当の人生が始まるという感じなのに。

 

時の天皇の息子で、権力から追われた人物が、永遠の恋人と不義の子を儲け(父の側室なのになんと大胆な!!)、その子が天皇となっていくというところが、紫式部が仕掛けた3代に渡る大河ドラマの骨子なのに、その片鱗も見えなかったのが残念でした。

 

でも、平安時代に生きた人々を生き生きと描いていたという感じはして、見終わった後は清々しい気持ちになりました。

 

ぜひ、続編を作ってもらいたいと思います。

 

 

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万葉の阿騎野にかぎろひを観る会 (30周年記念・夜明けツアー)に参加して

2011-12-20 09:03:23 | 旅行

 

ー万葉の阿騎野にかぎろひを観る会 30周年記念・夜明けツアー)ー

 

何年か前に、奈良県大宇陀町で行われている「かぎろひを観る会」の存在を知って、一度は見てみたいものだと思っていました。

 

私の大学の先輩が主催している「万葉の大和路を歩く会」が、その発足30周年を記念して、40周年を迎えるなら県大宇陀市主催の「かぎろひを観る会」に参加するというので、私も前日泊の付いた「万葉の阿騎野にかぎろひを観るツアー」に申し込みました。

 

「かぎろひ」とはー

万葉集の巻1-48に柿本人麻呂が作った歌があります。

東(ひむがし)の 野にかぎろひの 立つ見えて

かへり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ   

 

これは、壬申の乱という大きな内乱の後で、ようやく世の中が落ち着いた頃に、軽皇子(かるのみこ・後の文武天皇)一行が阿騎野(大宇陀地区)に猟りに行かれたときに詠んだ歌だと言うことです。

実際に詠まれた場所は、かぎろいの丘を見上げる位置にある、今は阿騎野・人麻呂公園になっているところだと考えられているそうです。

人麻呂の歌では野宿したように表現されていますが、この公園からはこの時代の掘建柱建物跡が発掘されて、狩り場用の施設があったことがわかっています。

この公園には、りっぱな柿本人麻呂像がありました。

かなりなハンサムさんでした。

 

人麻呂を含む軽皇子一行は、この地で夜明けを迎えて、白々空ける東の空を見ていたら、凍るような闇の中にかぎろひ(陽炎)が立ち、振り返ったら月が沈んで行ったという情景です。

 

古代人が見たのと同じ景色を、私も見られるかもしれない。

期待に胸はわくわくします。

 

午前5時前に、大宇陀のかぎろいの丘万葉公園に到着すると、大きなかがり火が焚かれ、葛湯の振る舞いもあり、たくさんの人がその瞬間を待っていました。

気温は3度。

西には雲もなく、大きな月がこうこうと輝き、西山に傾きかかっていました。

折しも、前日は皆既月食。

残念ながら、私が泊まった橿原神宮駅前は雨で天体ショーは見られませんでした。

 

さて、東の山脈に目を向けると、分厚い雲に覆われていました。

 

それから1時間半ほどの間、雲の切れ間から見えるオレンジ色の光を見つめていました。

いつのまにか、月も姿を消し、瞬いていた星も見えなくなって、急に夜明けがやってきました。

「夜明け前が一番暗い」と言ったのは誰だったかな?

私の感想は「夜明け前が一番寒い」でした。

 

地元の方がおっしゃるには、この日の「かぎろひ」のできは、50パーセントとのこと。

でも、「かぎろひ」の解説をしてくださっていた人は、「私は39年間このかぎろひを観る会に参加していますが、完全に見えたのが3回、ほぼ見えたというのを合わせても7回くらいです」とおっしゃっていたので、初めての体験で50パーセントのものが見られたら上出来だと、とても満足しました。

 

かぎろひもとても神秘的な体験でしたが、その時間を待つまでの期待に満ちたわくわく感は、あまり味わえないものだと思いました。

 

エジプト旅行で、アブシンベル神殿で見た夜明けも圧巻でしたが、やはり、奈良で見る万葉の夜明けも郷愁を誘うステキな時間となりました。

 

それから公園の丘を下り、阿紀神社に参拝。

大宇陀温泉あきのの湯で朝食と温泉をいただきました。

 

そのあとは、宇陀松山地区の散策をして、道の駅で昼食を食べて解散になりました。

 

松山地区は古い町並みが残る町で、しかも人々の生活のあるステキな町でした。

吉野葛が名産で、日本でも最古と見られている薬草園がありました。

標高が高いので、本州の北から南までの植物があるそうです。

古代から薬草の宝庫で、ここから創業者が出ている製薬会社も数多くあるそうです。

 

奈良は、奥が深い場所です。

もっとみんなが興味を持っていもいいのになあ。

今回のツアー、とても楽しかったです。

 

 

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50/50フィフティ・フィフティ

2011-12-18 15:15:09 | 映画ー劇場鑑賞

50/50フィフティ・フィフティー50/50

2011年 アメリカ

ジョナサン・レヴィン監督  ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アダム)セス・ローゲン(カイル)アナ・ケンドリック(キャサリン)ブライス・ダラス・ハワード(レイチェル)アンジェリカ・ヒューストン(ダイアン)マット・フルーワー(ミッチ)フィリップ・ベイカー・ホール(アラン)

 

【解説】

ガンで余命わずかと宣告された青年の葛藤(かっとう)と周囲の人々の姿を、笑いと涙を交えてつづるハートフル・ドラマ。コメディー俳優セス・ローゲンの親友で、ガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実話を基に、シリアスになりがちな闘病記を新鋭ジョナサン・レヴィン監督がユーモラスに描き出す。迫り来る死を意識しながら病魔と闘う主人公を、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演し、彼の親友をセス・ローゲンが演じる。

 

【あらすじ】

酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告される。職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、悪友カイル(セス・ローゲン)だけはいつも通りに接してくれていた。何とかガンを笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻々と悪化していく病状に動揺を隠せなくなってしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

癌を患い、5年生存率50%の宣告を受けた青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。

どんなに深刻な映画だろうと思いますが、それは大丈夫。

深刻な事態には違いないけど、本人は至って冷静でした。

お母さん(アンジェリカ・ヒューストン)の反応が一番深刻でした。

 

そんな深刻な病気を抱えた人が近くにいたら、どう接したらいいのでしょう。

親友のカイル(セス・ローゲン)だけは、まったく変わる事無く、付き合っていました。

 

私は、セス・ローゲンは苦手なんだけど、この映画では、かなり抑え気味で好感が持てました。

隣の女性二人のお客さんは、きっとセスのファンじゃないかな?

たいして面白くないギャグに受けまくっていました。

 

病気が理由で恋人が去って行っても、耐えて闘病に打ち込むアダム。

抗がん剤治療での患者さん同士の会話もユーモラスだったし、その治療薬が効果がないから手術に踏み切るとなったときにも、アダムはけなげに耐えていました。

 

たったひとつの希望となったのが、セラピストのキャサリン(アナ・ケンドリック)。

ラストのキスシーンはジーンと来ました。

 

ジョセフ・ゴードン=レヴィット、「500日のサマー」でも良かったですが、このアダム役も淡々とした感じがとても良かったです。

 

12月になって喪中欠礼ハガキが届く季節となりました。

たいていは高齢のご両親で、それも悲しい気持ちになりますが、いたたまれないのが、亡くなる歳ではない方の訃報です。

 

闘病の甲斐なく亡くなる方、事故で亡くなる方、残されたご遺族のお気持ちを考えると辛い年の瀬です。

さらに、今年は災害の数々…。

日本全体が、弔意に包まれた1年でもありました。

 

天に召された方々のご冥福をお祈り申し上げます。

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武士の家計簿

2011-12-18 15:11:36 | 映画ーDVD

ー武士の家計簿ー

2010年 日本

監督=森田芳光 キャスト=堺雅人(猪山直之)仲間由紀恵(猪山駒)松坂慶子(猪山常)西村雅彦(西永与三八)草笛光子(おばばさま)伊藤祐輝(猪山成之)藤井美菜(猪山政)大八木凱斗(猪山直吉(後の成之))中村雅俊(猪山信之)

 

【解説】

磯田道史原作のベストセラー「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を、森田芳光監督が映画化した異色時代劇。代々加賀藩の財政に携わりそろばんバカと呼ばれた下級武士が、妻の支えを得ながら一家、そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描く。主演は、『南極料理人』の堺雅人、彼の献身的な妻役に『ごくせん』シリーズの仲間由紀恵。先行き不透明な現代にも通じる、幕末維新の激動の時代をたくましく生き抜いた主人公一家の姿が胸を打つ。

 

【あらすじ】

会計処理の専門家、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之(堺雅人)。江戸時代後期、加賀百万石とうたわれた藩も財政状況は厳しく、加えて武家社会には身分が高くなるにつれ出費も増えるという構造的な問題があった。直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断し、猪山家の人々は一丸となって倹約生活を実行していく。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

思ったより、のんびりした作品でした。

起伏も少ないし、幕末を越えるわりには差し迫った危機感も薄かったような気がします。

 

予告編にも取り上げられていた、クライマックスとなる猪山家の危機的な財政難も、家財道具を売り払うことで凌ぎました。

長女の出産と同時進行で描かれていましたが、売り払うものがあるんだから、そんなに危機的かな?と思いました。

 

それより、このころの武家の日常が興味深かったです。

お家の仕事を子供がついで、そのエキスパートになっていく過程も、面白かった。

でも、直之(堺雅人)が息子を英才教育するのは、少しやり過ぎじゃないかなと心配でした。

拾ったお金を、夜遅く川のそばに捨てに行かせるのはちょっと厳し過ぎると思いました。

 

ただ、そのお陰で、息子は幕末を生き抜く技術を得たわけですが。

今でも、やり繰りが大切ですよね。

 

国のやり繰りはどうなっているのでしょうね。

心配ですね。

 

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