マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

アレクサンドリア

2011-09-28 08:45:40 | 映画ーDVD

ーアレクサンドリアーAGORA

2009年 スペイン

アレハンドロ・アメナーバル監督  レイチェル・ワイズ(ヒュパティア)マックス・ミンゲラ(ダオス)オスカー・アイザック(オレステス)マイケル・ロンズデール(テオン)サミ・サミール(キュリロス)アシュラフ・バルフム(アンモニオス)ルパート・エヴァンス(シュネシオス)ホマユン・エルシャディ(アスパシウス)オシュリ・コーエン(メドルス)

 

【解説】

4世紀のエジプトを舞台に、ローマ帝国末期の混乱に翻弄(ほんろう)された女性天文学者ヒュパティアの数奇な運命を描く歴史ドラマ。『アザーズ』『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル監督がメガホンを取り、たぐいまれなる知性を持つヒロインとアレクサンドリア図書館で起こった悲劇をつづっていく。主演を務めるのは、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズ。ヒロインの凛(りん)とした生きざまと、異文化間の壮絶な争いは必見に値する。

 

【あらすじ】

4世紀、エジプトのアレクサンドリア。女性天文学者のヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は、あふれる知性と美ぼうを持ち、弟子たちに慕われていた。一方、アレクサンドリアではキリスト教が急速に広まっていき、ついにはキリスト教徒たちに古代の神々を侮辱された科学者が、彼らにやいばを向ける事態に発展してしまい……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

エジプト旅行に行ったとき、アレクサンドリアには行きませんでしたが、いろいろ歴史を調べたこともあり、この作品の予告を見たとき、是非みたいなあと思いました。

 

この作品は、4世紀のアレクサンドリアが舞台。

当時のアレクサンドリアはローマ帝国に支配されていましたが、いろんな文化や宗教、民族のるつぼとなっていました。

その中で、女性哲学者として名高かった実在の人物、ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)と、アレクサンドリアの成熟した都市としての繁栄が、宗教戦争によってみるも無惨に破壊されて行く物語でした。

 

ヒュパティアは、アレキサンドリア図書館の最後の館長となったテオンの娘で、新プラトン主義哲学校の校長だった。

教え子にオレステス(オスカー・アイザック)やシュネシオス(ルパート・エヴァンス)がいた。

 

ヒュパティアは、宇宙の謎、地球の動きや太陽の動きの矛盾のない理論を求めて学問に夢中だった。

絶世の美女だったので、生徒の中にも求愛する者がいたが、ヒュパティアは一顧だにしない。

オレステスの求愛にも、びっくりする方法で拒絶した。

 

ヒュパティアの奴隷ダオス(マックス・ミンゲラ)も、ヒュパティアを慕う者の一人だったが、身分の違い故に、顔色に出すこともはばかられた。

しかし、ヒュパティアはダオスの賢さは認めていた。

 

☆ネタバレ

街では、キリスト教信者がローマ本国の威光を嵩に勢力を伸ばしていた。

ギリシャを起源とする哲学や天文学に傾倒する者は、異教徒として排斥されようとしていた。

とうとう、キリスト教信者が反乱を起こし、アレクサンドリア図書館が襲われ、神々の像が破壊され、書物が焼かれた。

 

10年後、オレステスはキリスト教に改宗して長官に、シュネシオスはキリスト教信者の有力者になっていた。

ダオスは奴隷から脱走し、修道兵士となっていた。

 

ヒュパティアは相変わらず、地球の軌道について考えていた。

宇宙の真理がわかれば死んでもいいと思うほどの情熱で。

あるとき、地球は自転していて、太陽を回る軌道は楕円ではないかと思い当たる。

それは、キリスト教にとっては異端の考え方だった。

キリスト教信者は、人間や地球やこの世のいっさいのものは、神が作り給うたものと信じていたから。

 

オレステスはヒュパティアに改宗することを嘆願するが、ヒュパティアには覚悟があった。

そして、ヒュパティアはキリスト教徒に捉えられ、かつてアレキサンドリア図書館だった建物に連れて行かれ、衣服をはぎ取られた。

今にも惨殺されようとするそのとき、ダオスが現れ、彼女の口と鼻を塞ぎ、窒息死させたー。

 

事実は、ヒュパティアは生きたまま、牡蠣の殻で肉をそぎ落とされて殺されたそうです。

なんと、残酷な…。

ヒュパティアを慕うダオスが彼女に尊厳ある死をもたらしたと考えた方が、少しは救われます。

 

このころのキリスト教は、新興宗教として、従来の秩序や腐敗した政治のシステムを破壊するエネルギーとなったのでしょう。

長い間虐げられて来た人々が、すがりついたのは、生まれながらにして人は平等だと言うキリストの言葉だったのでしょう。

 

しかし、この宗教戦争によって、アレクサンドリアの人が解放された事実はありません。

キリスト教はユダヤ教を追放するが、いくども宗派の争いを繰り返し、結局はイスラム教の支配となります。

現在は、コプト教、エジプト独特のキリスト教として人口の1割程度の人がその信仰を守っています。

 

歴史は繰り返される。

何度も、何度も。

宗教で人心を操るやり方は、本当に怖いことです。

「異教徒」とか「魔女」という決めつける言葉は、人々を狂わせ、とても恐ろしい。

この妄信的な破壊によって、ギリシア時代から営々と培われてきた、科学の真理や人類の叡智というものが粉々に破壊されてしまったのでした。

 

ここから、また長い時間をかけて、人類は宇宙への道を手に入れたわけですが、今日の原発問題なんかを考えると、科学は人類に明るい未来をもたらしたのかどうかということも疑問に思います。

 

人は、なぜもっと謙虚になれないのかなあ。

科学の進歩は素晴らしい。

宗教が人の心を成長させて来たことも、また真実でしょう。

科学や宗教の善なる面だけで、人は生きていけないのか?

 

ヒュパティアの悲劇を見て、失われたアレクサンドリアを見て、人間の愚かさを嘆くよりも、同じ間違いを繰り返さないことを学びたいと思いました。

 

レイチェル・ワイズがいいです。

知性的で毅然と美しいヒュパティアにぴったりでした。

 

アレハンドロ・アメナーバル監督の意欲作、もう少し、評価が高くてもいい映画だと思いました。


ランナウェイズ

2011-09-28 08:42:50 | 映画ーDVD

ーランナウェイズーTHE RUNAWAYS

2010年 アメリカ

フローリア・シジスモンディ監督 クリステン・スチュワート(ジョーン・ジェット)ダコタ・ファニング(シェリー・カーリー)マイケル・シャノン[俳優](キム・フォーリー)

 

【解説】

『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートと、同シリーズ最後の2章に出演しているダコタ・ファニング共演の青春音楽映画。1970年代の音楽シーンにすい星のように登場した実在のガールズバンド、ランナウェイズの内幕に迫る。当時のバンドのギタリストで、今も現役で音楽活動を続けるジョーン・ジェットが本作の製作総指揮を担当。ギタリスト役とボーカル役で圧巻のパフォーマンスを見せる2人の若手女優の熱演も見どころだ。

 

【あらすじ】

1975年、ロサンゼルスで暮らす15歳のジョーン(クリステン・スチュワート)の夢はロックスターになること。ロックは男のものと相場が決まっていた時代、彼女は周りから変人扱いされていた。だが、音楽プロデューサーのキム(マイケル・シャノン)との出会いがジョーンの運命を大きく変え、彼女は10代の女の子だけのバンドを結成する。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私はランナウェイズというガールズバンドは知りませんでした。

日本にも来ていたのですね。

 

女性ロックバンドの草分け的存在。

ジョーン(クリステン・スチュワート)のロックギタリストになりたいという夢は、切実でした。

音楽プロデューサーのキム(マイケル・シャノン)と出会い、ヴォーカルを探していたところにシェリー・カーリー(ダコタ・ファニング)と出会います。

シェリーは家族に問題を抱えた少女でした。

 

二人の間には友情もあり、うまく行きそうだったけど、やはり、薬と家族の問題が大きく、ヒットして来日を成功させたのもつかの間、二人は別れ、ランナウェイズは解散してしまったようです。

 

ジョーン役のクリステン・スチュワート、「トワイライト」の時より、ずっとぴったりな役でした。

ダコタは、脱皮したい意欲を感じました。

 

でも、作品は尻すぼみで、「女の子のバンドは難しいんだなあ」という感想しか持てなかったのが残念でした。

もっと、ジョーンを中心にして、ガールズロックを熱く語って欲しかったなあ。

 


HAYABUSA BACK TO THE EARTH

2011-09-20 16:07:24 | 映画ー劇場鑑賞

HAYABUSA BACK TO THE EARTH

【スタッフ】監督・シナリオ・絵コンテ=上坂浩光 ナレーター=篠田三郎

 

【ストーリー】

20035月。日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた。

その使命は、小惑星に着陸し石を採取して地球に持ち帰ること。

この人類史上初の試みを達成するべく、「はやぶさ」は目的地「小惑星イトカワ」に向け長い旅にでた。

「はやぶさ」が持ち帰ろうとしている小惑星の石は、太陽系誕生の秘密をとくカギを握っている。
地球が、そして太陽系が誕生したのは46億年前。
だが、その時代の石は、地球には存在しない。一方、小惑星には太陽系誕生時の記録が残っていると考えられているためだ。

20kmの旅のすえ、200511月、「はやぶさ」はいよいよ「イトカワ」への着陸を敢行した。
しかし、未知の世界への着陸は思い通りにはいかない。
機体にもダメージの疑いが・・・しかし、このままで地球に帰るわけにはいかない。
態勢を立て直し、2度目の着陸に挑戦。成功したかに見えた直後、「はやぶさ」を最大の危機が襲う。
「はやぶさ」は2010年、無事に地球帰還を果たせるのか。

数々の困難に立ち向かい、太陽系誕生の謎をさぐる「はやぶさ」の波乱と感動に満ちた探検の旅が、臨場感あふれるCGでドームいっぱいに広がります。(HPより)

 

【感想】

大阪市立科学館のプラネタリウムでの上映で見ました。

 

これからも、9月・10月・11月の土曜日、日曜日、祝日に上映されますので、興味のある方は、大阪市立科学館にお問い合わせください。

 

夫が知り合いから、この作品がよかったと聞いてきました。

「泣くらしいで」と夫。

「まさか、科学映画でしょう?」と私。

混みそうなので、朝のうちにチケットを手に入れて、上映は夕方5時からでした。

 

1時間半前に科学館に入ったら、チケットは完売でした。

科学館の展示室では「ハヤブサ」と「イトカワ」の特集もあったので、少しお勉強になりました。

地球を2メートルと考えたら、地球とイトカワの距離は大阪と京都くらいですって。

イトカワの大きさは0.8ミリ。

どうやって、たどり着くのでしょう?

 

上映30分前から人が並び始めました。

私たちも列に加わりました。

定刻に映画は始まりました。

プラネタリウムなので、天井いっぱいに映像が映し出されます。

 

まず、ニュースで流れた「『ハヤブサ』おかえりー」の映像。

火の玉が夜空に消えて行く、あの映像です。

私は、あのニュースで初めて「ハヤブサ」も「イトカワ」も知ったのですが、ふーんという感じでした。

何も知らないのですから。

 

そして、CGで作られたハヤブサの物語が始まりました。

こんな科学音痴の私にも、すごくわかりやすく作られています。

「ハヤブサ」の長い旅と、試練の数々、もうだんだん他人事、機械のことと思えなくなってしまいました。

そして、冒頭のあのシーン、ハヤブサが大気圏に突入してバラバラになって燃えている姿だと思うと、もうたまりません。

涙が溢れてしまいました。

 

「おかえり」と声をかけている関係者の方々の気持ちを思うと、またさらに涙。

本当に感動の45分間でした。

 

とてつもなく広い宇宙の中で、地球が生まれたことも奇跡なら、地球に芽生えた命も奇跡です。

それが実感できました。

命を大切にしないと行けない、地球を大切にしないといけないって、思いました。

 

夕暮れの大川沿いの遊歩道を、涼しい風に吹かれながら歩いて帰って来たのですが、ハヤブサの大気圏突入のシーンを思い出すたびに涙ぐんでいました。

「偉かったね、がんばったね」ってハヤブサに呼びかけたい気持ちでした。

 

本当に、いい映画でした。

上映回数が少な過ぎる思います。

みんなに見て欲しい。

特に、若い人や子供たち。

科学に夢と希望が持てるように。

 


処刑人 処刑人2

2011-09-20 15:16:18 | 映画ーDVD

ー処刑人ーTHE BOONDOCK SAINTS

 1999年 アメリカ

トロイ・ダフィー監督  ウィレム・デフォー(ポール・スメッカー)ショーン・パトリック・フラナリー(コナー)ノーマン・リーダス(マーフィー)デヴィッド・デラ・ロッコ(ロッコ) ビリー・コノリー

 

【解説】

敬虔な二人の兄弟が悪人を処刑せよとの神の啓示を受け、その通り行動するバイオレンス・アクション。サウスボストンに住むコナーとマーフィーのマクマナス兄弟。二人は行きつけのバーでロシアン・マフィアとトラブルを起こし、自宅を襲撃され相手を殺してしてしまう。事件は正当防衛が認められ無事釈放されるが、留置場の中で彼らは、神から悪人を処刑せよとの啓示を受けていた。出所した兄弟は早速大量の武器を調達し、ロシアン・マフィアのボスが集まるホテルへ向かう……。(allcinema ONLINE

 

【感想】

始まりから終わりまで、とっても変わった映画です。

タイトルは「処刑人」と怖い感じですが、原題は「THE BOONDOCK SAINTS」(路地裏の聖者)です。

「必殺シリーズ」のように、闇から闇へと悪人を処刑していきます。

人々は、彼らを「セイント(=聖者)」と呼んでいます。

 

コナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)のマクマナス兄弟は、仲間内で遊んでいたバーでロシアンマフィアにからまれてひと暴れすると、その夜、彼らの復讐にあう。

危ないところで、彼らを返り討ちに。

 

死体を発見した地元警察は、行きずりの強盗殺人と推理するが、ポール・スメッカー(ウィレム・デフォー)は真犯人は別にいると、事件を再現してみせる。

正当防衛を訴えて自首して来たマクマナス兄弟は即日釈放さるが、彼らは神の啓示を受けて、ロシアンマフィアの会合に乗り込み、マフィアたちを全員射殺、ボスには祈りの言葉を唱えながら彼らなりの型をもって射殺した。

 

さらに、兄弟たちはイタリアンマフィアのボスをやっつける計画に着手する。

身の危険を感じだボスのヤカヴェッタは、刑務所から初老の男(ビリー・コノリー)を出所させた。

最強の殺人者だ。

兄弟たちがマフィアをやっつける現場に現れ、銃撃戦となった。

仲間のロッコを失ったが、その殺し屋は兄弟たちの父親だった。

 

市民たちは、マフィアをやっつける兄弟をセイントと持ち上げ、スメッカーも兄弟に加担することを決めた。

 

ヤカヴェッタは、裁判にかかっても証拠不十分で釈放されそうなところ、マクマナス親子は法廷に乗り込み、公衆の面前でヤカヴェッタを射殺することに成功した。

 

トロイ・ダフィー監督は、酒場でアルバイトしながらこの脚本を書き、自分で監督もしてこの作品を作ったということで、情熱に溢れた、型破りな作品に仕上がっていました。

女性が一人も登場しない、ハードボイルドな作品でした。

ウィレム・デフォーの怪演ぶりが最高でした。

ファンの多いのもうなづけます。

 

ー処刑人2THE BOONDOCK SAINTS II: ALL SAINTS DAY

2009年 アメリカ

ショーン・パトリック・フラナリー(コナー)ノーマン・リーダス(マーフィー)デヴィッド・デラ・ロッコ(ロッコ) ビリー・コノリー(ノア・マクマナス)クリフトン・コリンズ・Jr(ロミオ)ジュリー・ベンツ(ユーニス・ブルーム)ジャド・ネルソン(コンセイシオ・ヤカベッタ)ボブ・マーリー[俳優](グリーンリー刑事)ブライアン・マホーニー(ダフィー刑事)デヴィッド・フェリー(ドリー刑事)ピーター・フォンダ(ローマ人)ウィレム・デフォー(ポール・スメッカー)

 

【解説】

神の啓示を受けた敬虔(けいけん)な兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑するバイオレンス・アクションの続編。1999年に製作され、今や伝説のカルトムービーとなった前作に続き、処刑人兄弟が活躍する。監督は前作を手掛けたトロイ・ダフィー。「デッド・ゾーン」のショーン・パトリック・フラナリーと『ベティ・ペイジ』のノーマン・リーダスが主人公の兄弟役を続投している。前作以上に過激さを増した痛快バイオレンス・シーンが見どころ。

 

【あらすじ】

コナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)のマクマナス兄弟とその父イル・ドゥーチェ(ビリー・コノリー)が、イタリアン・マフィアのボスを処刑してから8年。兄弟もよく知る神父がボストンで殺される。自分たちへの挑戦状だと悟った兄弟は、逃亡先のアイルランドからボストンに舞い戻る。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

そして、10年後に発表された続編。

これもまた、ファンの熱い期待を裏切らない、マニアックな作りでした。

 

確かに、マクマナス兄弟は少し老けてはいました。

10年だものね。

 

でも、エキストラにファンを集めるとか、元のキャストをしっかり集めるとか、そしてそして、なによりも!ウィレム・デフォーのカメオ出演。

気合いを感じました。

また、死んだはずのロッコが、兄弟たちに「男らしさとは何か」を演説するくだりは、女の私もぞくぞくしました。

いいね!!ロッコ!

 

今回の兄弟たちの味方になるFBI捜査官は女性です。

ユーニス・ブルーム(ジュリー・ベンツ)。

ピンヒールと細身のスーツで、殺人現場を再現、解説してくれます。

この作品に女性を入れるのは、なかなかの冒険だと思いましたが、良かったです。

 

そして、最後の大物がピーター・フォンダ。

父の物語が語られる中での宿敵で、今回、アイルランドの田舎で静かに暮らしていた親子に、陰謀をしかけて引きずり出したのも彼でした。

 

トロイ・ダフィー監督のバイオレンスアクションにこだわり続けるところ、タランティーノやロドリゲス監督に通じると思いました。

彼らより、さらにマニアックですけどね。

 

ちらちら見ていた夫が「これ、コメディやんね?」と言いました。

ちら見お断り、1作目からしっかり見てね。

 

このごつごつした手作り感が、ファンを魅了するのでしょうね。

また、次は10年後かな?

 

 


画廊喫茶フレイムハウス オープニングパーティ フレイムハウス復活祭

2011-09-19 08:46:48 | ライブ

ー画廊喫茶フレイムオープニングパーティ フレイムハウス復活祭ー

我が家のリビングルームのような、カフェバー・フレイムハウスが、新しいお店をオープンしました。

と言っても、フレイムハウスの隣の二階、フレイムハウス発祥の店で、今回の復活となったのでした。

 

フレイムハウスブログを参照してください。

 

8月の末から、知る人ぞ知るという感じで始まっていたのですが、全容が現れたのは、この日が初めてでした。

マスターは画家でもある柿坂万作さん。

画廊喫茶の名の通り、彼の模写作品が並んでいます。

 

このお店、私は前のお店に入ったことがなかったのですが、私の生家の2階に雰囲気が似ているんです。

懐かしいわあ。

 

オープニングライブは「復活チェリーズ」から始まりました。

「復活チームヤッコマンズ」、フレイムのウクレレ教室講師の中山隆志と松井朝敬のギターデュオ、後半は「ウイズミー」、「たらすな」のあと、歌屋ブーティーとツインズのコラボでした。

 

ヤッコマンライブ

 

中山隆志と松井朝敬のギターデュオ

 

バイオリンとのコラボ

 

歌屋ブーティーとツインズのコラボ

 

ウイズミー

 

客席にはありやまじゅんじさんが!!

お客さんとステージが一体となった温かいライブになりました。

 

 

一度お開きとなってから、ふたたびツインズと歌屋ブーティがステージに立ち、素晴らしいブルースを聞かせてくれました。

ご機嫌な夜は、エンドレスのブルースで更けて行きました。

 

 


ゲキ×シネ 朧の森に棲む鬼

2011-09-19 08:43:31 | 映画ーDVD

ーゲキ×シネ 朧の森に棲む鬼ー

=中島かずき 演出=いのうえひでのり キャスト=市川染五郎(ライ)阿部サダヲ(キンタ)秋山菜津子(ツナ)真木よう子(シュテン)高田聖子(シキブ)粟根まこと(ウラベ)田山涼成(オオキミ)古田新太(マダレ)

 

【解説】

劇団☆新感線と松竹がタッグを組んだ《InouekabukiShochiku-Mix》シリーズ。
その最新作『朧の森に棲む鬼』は、2007年新橋演舞場正月興行として華々しく幕を開けた。
今回、劇団☆新感線と市川染五郎が挑んだのは究極の悪。嘘と裏切りを重ねて王にな る男の、栄光と破滅の物語。
降りしきる雨、幻想的な滝をも出現させ、朧の森を具現化した舞台は想像を超えたス ケールで観る者を圧倒した。
東京・大阪の公演で7万人を動員し、早くも2007年最高傑作の呼び声も高い。

市川染五郎を支える共演者には、初の主演映画『舞妓Haaaan!!!』が大ヒットした阿部 サダヲ、ゲキ×シネ第3弾にもなった『SHIROH』に続いて新感線に登場の秋山菜津子、 映画・ドラマで活躍する真木よう子、そして劇団☆新感線・看板役者の古田新太ら豪華キャストを迎えた。
映像化にあたっては、15台ものデジタルシネマカメラをはじめとする最新の収録・編集技術を駆使。

 

【あらすじ】

それはいつともしれぬ昔。そして、どこともしれぬ島国。
累々と重なる死人の山から、一人の男が現れる。
名をライ(市川染五郎)。
どんな嘘でも瞬時に仕立て上げるその「口先」と、弟分・キンタ(阿部サダヲ)の腕っぷしとを武器に、漂うように世の中を渡ってきた男。
野心に充ちた、その獣のような瞳は、自らの力でこの世にのし上がることだけを、ひたすら夢見ている。
そこは朧の森。
いにしえの神々が棲む、神秘の森──
「かなえてあげようじゃないか。それにふさわしい男の望みなら」
突然ライの目の前に、この森の魔物たち──オボロが現れる。
ライの望み……それはこの国の王になること。
見返りにオボロたちが求めたものは……ライの命。
「おもしれえ」──ライは、その取引に乗った。

そうして、血塗られたライの戦いが始まった。

間もなくライの前に現れたのは、エイアン国の将軍、ヤスマサだった。
この島国では、武力統一を狙うエイアン国と、それに抵抗するオーエ国との、長い戦争が続いていた。ヤスマサはエイアン一の武将、"四天王"の一人と称される名将。
だがライの手にしたオボロの剣は、瞬く間にヤスマサの身体を貫いた。

そこに現れる美しい女。名をシュテン(真木よう子)。
オーエ国を治めるシュテン党の党首だ。
とっさの機転でライは、自らが本当のヤスマサだと言い張る。
信用したシュテンは、ライに大金を与え、同盟の証を交わそうと申し出た。

数日後、エイアン国の都。ラジョウと呼ばれる暗黒街で、検非違使の長・ツナ(秋山菜津子)による盗賊狩りが行われている。
女ながらに、"エイアン四天王"の一人に名を連ねるツナが検非違使のリーダーだ。ラジョウを仕切る男・マダレ(古田新太)が応じる。
その騒動を見ていたライ、金を釣り餌に、すぐさまマダレと手を組んだ……

 

エイアン国の宮廷内。
国王・イチノオオキミ(田山涼成)はヤスマサ戦死、オーエ国勝利の報を愛人のシキブ(高田聖子)とともに聞く。
そこに"エイアン四天王"の残る三人が駆けつける。
ウラベ(粟根まこと)、サダミツ(小須田康人)、そしてツナ。

宮廷から出てくるツナ。その眼前に「ヤスマサ軍唯一の生き残りとして、将軍の最期の様子を伝えに来た」と言ってライが現れる。
ツナは亡きヤスマサの妻だった。
その一方でライは、同じようにありとあらゆる甘言を弄し、シキブの心と体をも虜にする。
シキブは国王の愛人でありながら、ヤスマサ将軍とも密かに情を交わしていたのだった。

ゆっくりと、しかし着実に、エイアン国の中枢へと食い込んでいくライ。
朧の森の一匹の汚れた野良犬が、今、エイアン国の将軍へと上り詰めた。
だがその舌先と野心は、一刻も止まることを知らない。
果たして、ライの飽くなき野望の行方は──
そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは──

〈HPより要約〉

 

【感想】

このあいだ「髑髏城の七人」に誘ってくれたA子ちゃんが、このDVDを貸してくれて、一緒に鑑賞しました。

とっても面白かったので、ご紹介したいと思います。

 

この物語の主人公ライは、戦乱の世の中に生まれた異端児、悪の化身のような人物です。

市川染五郎さんが、嘘つきで非道なライを、生き生きと楽しんで演じています。

野望のためには、自分の命さえ鬼に差し出してしまいますから、こんなワルは類を見ないでしょう。

 

しかも鬼気迫る美男子。

始めは、ぼろぼろの服をまとっていますが、最後には天子にまで上り詰めます。

人間の欲望を、ここまで具現化した主人公も少ないのではないかな?

 

手塚治虫の「火の鳥」シリーズを思い出しました。

日本人の持っている「諸行無常」観とか、「因果応報」とかをうまく取り入れていると思いました。

まさに、日本が誇る劇画の舞台版という感じです。

歌舞伎の手法も取り入れつつ、現代のテンポを持った新しいお芝居の、ひとつの完成形だと思いました。

よかった!!

 

舞台は見逃すことも多いので、DVDは助かります。

ゲキ×シネは全部見たいなあと思いました。


「大塚まさじライブ&兵庫県朝来のうまい地酒、竹泉を楽しむ会」 ~唄もお酒もええもんはええ~

2011-09-15 10:31:52 | ライブ

「大塚まさじライブ&兵庫県朝来のうまい地酒、竹泉を楽しむ会」 

~唄もお酒もええもんはええ~

大塚まさじさんのライブに行ってきました。

ライブは午後3時から始まりました。

明日の晩は中秋の名月と言うのに、暑い日でしたが、会場となった酒蔵なかやまは、店内を暗くしてとてもクーラーが効いて快適でした。

 

大塚さんの歌にお客さんも大喜び。

1部も2部もラストの曲はコーラスになりました。

いつもよりはしゃいだ感じでした。

 

 

後半は、聞き酒会。

いったん会場を出て、セッティングをし直してからふたたび店内に入れていただきました。

兵庫県朝来町の蔵本「竹泉」から若い杜氏さんがお酒の説明をしてくださって、全部で8種類のお酒を聞き酒させていただきました。

仕込み水も持って来てくださって、これがまた美味しかった!!

日本酒の倍のお水を飲みながらだと、決して悪酔いしないそうです。

 

 

お料理も、近所のお店から取り寄せてくださって、とても美味しかったです。

 

 

5月に加川良さんの会をされたそうで、社長さんが高校時代に好きだった音楽、憧れの人だと言うことでした。

大塚さんとお話をされている中山社長、とても嬉しそうでした。

 

ライブがなくても、いろんなイベントをされているようなので、日本酒好きは注目のお店です。

 

酒蔵なかやま

大阪市北区本庄東 2-15-2

06-6371-0145

この日は14番目の月。

「月のまつり」を主催している大塚さんにぴったりの夜でした。

 


九月松竹大歌舞伎

2011-09-14 08:41:10 | 舞台

ー九月松竹大歌舞伎ー

平成23年9月2日~26日

大阪新歌舞伎座

 

〈昼の部〉

御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)

男女道成寺(めおとどうじょうじ)

人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)

 

〈夜の部〉

双蝶々曲輪日記 引窓(ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)

お祭り

一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)

 

【感想】

1月から突発性難聴で療養されていた中村勘三郎さんが元気に舞台に復帰されたと言うニュースを聞き、この公演を楽しみにしていました。

やはり病み上がりと言うことなのか、出番は少ないように思いましたが、その分、二人の息子さんたち、勘太郎さんと七之助さんが立派に努めておられました。

 

大阪上本町駅前の新歌舞伎座に行ったのも初めてでした。

もう1周年なんですね。

幟がたくさんあがって、芝居ムードを高めていました。

 

【御摂勧進帳】

歌舞伎十八番の勧進帳とは全然違う演出の勧進帳でした。

弁慶(中村橋之助)が、すごくハデな衣装、顔の隈取りもけばけばしく登場し、その怪力や豪快さをマンガチックに表現します。

スカットする面白さでした。

 

【男女道成寺】

「京鹿子娘道成寺」を花子(中村七之助)、桜子(中村勘太郎)の二人の白拍子が左右対称に踊り、そののち、桜子は狂言師だと正体がばれ、二人がいろんな踊りを披露してくれます。とてもあでやかな舞踊でした。

 

【人情噺文七元結】

これは、シネマ歌舞伎で見たことがありました。

落語からお芝居にしたものだそうです。

 

左官の長兵衛(中村勘三郎)は博打にはまり、その年の大晦日も越せないほどの貧乏所帯。

見るに見かねた娘のお久(中村志のぶ)は、吉原の遊郭角海老に行き、身を売ろうとしていました。

お久を迎えに来た長兵衛は、女将の情けで、50両を借りて借金を返し、次の年の大晦日に娘を迎えにくる約束をしました。

ところが帰り道、身投げしようとしている若い手代の文七(中村勘太郎)に出会い、そのお金を困っている文七にやってしまう。さて、長兵衛と娘お久の運命はー。

 

何度見ても泣かされてしまいます。お久のけなげさ。

何度見ても大笑いです。長兵衛の妻のお兼(中村扇雀)と長兵衛のやりとり。

こんな人情噺に涙もろくなったわ。

歳かしら?

 

【双蝶々曲輪日記 引窓】

中秋の名月の頃の、人情噺です。

 

元は曲輪で働いていたお早(中村七之助)は南方十次兵衛(中村扇雀)に嫁ぎ、十次兵衛の母のお幸(中村歌女之丞)と暮らしていた。

そこへ、お幸が幼いときに養子に出した実子の濡髪長五郎(中村橋之助)が、人を殺めて逃げて母を訪ねてきます。

そうとは知らない十次兵衛、念願であった侍になり、お尋ね者の人相書きを持って意気揚々と帰ってきました。

しかし、その人相書きはお幸の実子、濡髪の顔。

お早とお幸はなんとか濡髪を逃がそうとするのですが…。

 

【お祭り】

中央のセリから中村勘三郎さんに押さえつけられた橋之助さんが登場。

客席から大きな拍手です。

勘三郎さんが客席に向かって、挨拶をすると「待ってました!」の声がかかりました。

「待っていたとはありがてえ」と言って、また客席は歓声で包まれました。

粋でいなせな鳶頭に扮した勘三郎さん。

江戸情緒たっぷりな踊りを披露して、元気なことをアピールしてくれました。

本当に復帰してくださって、よかった!!

 

【一本刀土俵入】

これも、あらすじくらいは知っていました。

 

水戸街道の取手の宿にある茶屋旅籠「安孫子屋」の表をふらふと通る駒形茂兵衛(中村勘太郎)。

ふとしたことから、そこで働く酌婦のお蔦(中村七之助)から恩を受け、もう一度江戸に戻って相撲の修行をすると誓いました。

10年後、茂兵衛は博徒となって、お蔦を訪ねて戻って来ました。

取手の宿には安孫子屋はなく、お蔦の消息も知れません。

いかさま博打をした辰三郎(中村松也)と間違えられ、それがお蔦の主人と知った茂兵衛は、追っ手から、お蔦一家を逃がすのでした。

 

最初は、純真無垢でお腹をすかせてふらふらしていた茂兵衛が、後半は渡世人としてしゃきっと現れるところが見せ場です。

 

お蔦が、お酒を飲みながら茂兵衛を励まし、ありったけのものを与えるところは、涙なしでは見られません。

また、ラストのお蔦は、自分の善行も忘れてしまっているところがリアルだと思いました。

それでも、恩を返そうと、茂兵衛が悪者をやっつけて、「これが茂兵衛の横綱の土俵入りです」という決めゼリフもかっこ良く決まっていました。


ライフ

2011-09-13 14:07:57 | 映画ー劇場鑑賞

ーライフーONE LIFE

2011年 イギリス

 

【解説】

超ハイスピードカメラを駆使して撮影された、地球に生を受けたさまざまな動物たちの生きざまに迫る驚異のドキュメンタリー。アザラシやチーターなどの動物をはじめ、ハネジネズミやカイツブリなどの珍しい生き物たちが必死に知恵を絞って命をつなぐ姿を追い掛ける。イギリスのBBCが製作を担当し、日本版ナレーションを松本幸四郎と松たか子が務める。地球に暮らす生き物たちの、美しく勇壮な世界初の映像に目を見張る。

 

【あらすじ】

南極では、天敵から襲われない氷に覆われた海の上を子育ての場に選んだ母アザラシが子育てを開始。一方、エチオピアのシミエン山地では、骨も溶かす強力な胃液を持っているヒゲワシが、大きいサイズの骨を食べやすくするため、高所から岩場に落として割っている。そしてケニアの草原では、とても珍しいチーター三兄弟が協力して獲物を狙う。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

どの映像もそれなりにすごいのですが、映画館でなくては、というほどの作品ではなかったような気がします。

平凡な感じがしました。

 

冒頭のアザラシの親子はさすがにすごいと思いました。

特に、雪原の真ん中で吹雪に遭うシーンとか、分厚い氷に穴をあけて、母親が子供に海に入るように誘導する場面とか、どうやって撮影したんだろうとびっくりしました。

 

でも、あとは、いろんな動物をアトランダムに並べた感じで、「ふーん」と感心して終わりという感じだったのが残念でした。

 

期待しすぎたのかもしれませんね。

 

北限のニホンザル

 

3匹で狩りをする兄弟のチーター

 

すばしっこさで敵から逃れるハネジネズミ

 

このお母さんはすごかった。

背中に1個ずつ卵を乗せて安全なところに運びます。

グレートマザー・イチゴヤドクガエル。

 

ヤシの実を石で割るサル。

遠目で見ると人間のよう。

 

ハキリアリは巣穴の中に農場があって、茸を栽培していました。

これもすごかった。

 

生きる知恵がいっぱい詰まった映画とも言えるなあ。

 

 


9ナイン~9番目の奇妙な人形~

2011-09-07 09:57:24 | 映画ーDVD

9<ナイン> 9番目の奇妙な人形~ー9

2009年 アメリカ

シェーン・アッカー監督 イライジャ・ウッド(#1)ジェニファー・コネリー(#7)クリストファー・プラマー(#1)ジョン・C・ライリー(#5)クリスピン・グローヴァー(#6)マーティン・ランドー(#2)フレッド・タタショア(#8/ラジオ・アナウンサー)

 

 

【解説】

人類滅亡後の世界を舞台に、背番号を持つ9体の人形が巨大な機械獣と闘うダークファンタジー・アニメ。第78回アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされたシェーン・アッカー監督による同名タイトルを、ティム・バートンのプロデュースで長編映画化。声の出演にはイライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリーなど豪華な顔ぶれがそろう。独特のビジュアル・センスとシュールな世界観、圧倒的なアクション・シークエンスが融合した映像世界に息をのむ。

 

【あらすじ】

古びた研究室の片隅で、背中に数字の9が描かれた奇妙な人形が目を覚ます。人形が外に出てみると街は廃虚と化しており、ぼう然とする彼の前に2の背番号を持つ人形が現れ、自分たちは仲間だと語り掛ける。しかし、突如現れた巨大な機械獣が2を連れ去ってしまい、ほかの番号を持つ人形たちと出会った92を救出しようとするが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品も、パペットを使ったストップモーションアニメです。

もともと、大学生の短編作品を、同じ監督が長編化したものだそうです。

 

ひ弱そうなお人形たちが、人類をも滅ぼした機械獣と力を合わせて闘います。

ひとりひとりは弱くても、みんなで力を合わせれば、未来は開けるという希望が持てるラストでした。

 

ダークファンタジーで、脱力系のお人形ですが、細かい描写や、それぞれの内面性がよく表されて、なかなかの作品でした。

 

ストップモーションアニメが好きな方にはオススメです。

声の出演も豪華でしょう?

絵も緻密でとてもきれいです。