マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

べガスの恋に勝つルール

2008-08-26 10:07:06 | 映画ー劇場鑑賞
ーべガスの恋に勝つルールーWHAT HAPPENS IN VEGAS
2008年 アメリカ トム・ヴォーン監督
キャメロン・ディアス(ジョイ・マクナリー)アシュトン・カッチャー(ジャック・フラー)ロブ・コードリー(スティーヴ・“ヘイター”・ハーダー)トリート・ウィリアムズ(ジャック・フラー・ジュニア)デニス・ミラー レイク・ベル クイーン・ラティファ

【解説】
ラスベガスで電撃婚をしてしまった男女が、カジノで稼いだ大金をめぐり、大バトルを繰り広げるロマンチック・コメディー。主演は『ホリデイ』のキャメロン・ディアスと『守護神』のアシュトン・カッチャー。新鋭監督トム・ヴォーンが監督を務めている。共演は『ヘアスプレー』のクイーン・ラティファ。ラブコメディーに定評のあるキャメロンとアシュトンの2大スターが、どのような掛け合いを見せてくれるかに期待だ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
フィアンセにフラれたキャリアウーマン、ジョイは(キャメロン・ディアス)は親友とともにラスベガスへ。そこで意気投合したジャック(アシュトン・カッチャー)と、いつの間にか結婚してしまう。正気に戻った2人は結婚を無効にしようとするが、そんな中カジノで300万ドルを稼ぎ、互いに大金の所有権を主張することに……。(シネマトゥデイ)

【感想】
さすが、キャメロン・ディアスのラブコメ、ありえない設定なのに、笑わせてくれました。

結婚から始まる恋!!
面白い。

アシュトン・カッチャーは年上の妻(デミ・ムーア)というイメージからか、こういう役がビッタリでした。

それにしても、アメリカの法廷は本当にこうなのでしょうか?
ずいぶん親切というか、かなりおせっかいでした。

日本ならどうでしょう、賞金は折半して離婚成立じゃないかしら?

結婚セラピー、アメリカはなんでもセラピーなのね。
特に、ラブコメではセラピストが必須条件みたいね。

でも、ありえないと思って見ていても、笑わずにはいられない。
男と女の感情の妙。
楽しかったです。

ソフトバンクの宣伝みたいな感じもしたけど…。

一番可笑しかったのが、この結婚式。


エキストラ セカンドシリーズVol.1

2008-08-26 10:04:46 | 映画ーDVD
ーエキストラ セカンドシリーズVol.1ー
TVドラマ2008年 イギリス
リッキー・ジャーヴェイス、 スティーヴン・マーチャント監督 リッキー・ジャーヴェイス  アシュレー・ジェンセン   スティーヴン・マーチャント   ショーン・ウィリアムソン オーランド・ブルーム  ショーン・パイ  デビッド・ボウイー   ダニエル・ラドクリフ

【解説】
『the office』のリッキー・ジャーヴェイスが手掛けたUKコメディのセカンドシーズン第1巻。売れ線の下品なネタが満載のコメディを制作することになったアンディ。一方、マギーはオーランド・ブルームに口説かれるが…。第1話から第3話を収録。

【感想】
この映画、ジョニー・デップの話題が登場するということで、見たかった映画です。
イギリスのコメディということで、下ネタは覚悟していましたが、思ったよりどぎつくなかったけど、第3話でハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ )が、こんな風に出ているなんて、ちょっとショックでした。

この作品は、シリーズになっていて、女性と男性の主人公もいて、設定はしっかりしていました。

この主人公たちがエキストラ。
かなりきつい会話が交わされていきます。

ジョニーの話題は第1話、オーランドが主人公のマギーを口説くために、ジョニーをこき下ろすのですが、マギーは動じず、「ジョニーの方が素敵」と言います。

アメリカのコメディと違って、かなりシニカル。
ジョニーの話題がなかったら、見なかったとはいえ、なかなか面白かったです。

ダウト

2008-08-26 10:00:12 | 映画ーDVD
ーダウトー SLOW BURN
2005年 アメリカ ウェイン・ビーチ監督
レイ・リオッタ(フォード・コール)LL・クール・J(ルーサー)メキー・ファイファー(アイザック)ジョリーン・ブラロック(ノラ)ガイ・トーリー(チェット)テイ・ディグス(ジェフリー)キウェテル・イジョフォー(タイ)ブルース・マッギル(ゴッドフレイ)

【解説】
レイプから発展した殺人事件をきっかけに、想像を絶する事実が明らかになっていく異色ミステリー。監督は『アート オブ ウォー』の脚本家ウェイン・ビーチ。事件の謎に迫る地方検事を『ハンニバル』のレイ・リオッタが演じ、事件の真相を知っていると主張する謎の男を『マインドハンター』のLL クール Jが演じる。何人もの証言が交錯するストーリー構成と、謎が謎を呼ぶ展開の果てにたどり着く衝撃のラストは必見。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
恋人のノラ(ジョリーン・ブラロック)がレイプ事件に遭遇し、犯人の男(メキー・ファイファー)を射殺したとの一報を受けた地方検事フォード・コール(レイ・リオッタ)。ノラは正当防衛を主張し、フォードに助けを求めるが、「真相を知っている」と主張する男ルーサー・ピンクス(LL・クール・J)が警察署に現れ……。(シネマトゥデイ)

【感想】
サスペンスの王道、という感じ。
どんでん返しに次ぐどんでん返し。
最終的には、主人公フォード・コール(レイ・リオッタ)も観客もおいていかれそうになったけど、なんとか、ついて行けました。

私は、面白かったです。
陽炎の女ノラ(ジョリーン・ブラロック)、いい女なんで、騙されてみましょう。

スタイリッシュなサスペンス。
退屈しのぎには、なかなかいい作品ではないかな?

ダークナイト(劇場鑑賞)

2008-08-19 11:49:18 | 映画ー劇場鑑賞
ーダークナイトーTHE DARK KNIGHT
2008年 アメリカ
クリストファー・ノーラン監督 クリスチャン・ベイル(ブルース・ウェイン/バットマン)マイケル・ケイン(アルフレッド)ヒース・レジャー(ジョーカー)ゲイリー・オールドマン(ゴードン警部補)アーロン・エッカート(ハービー・デント検事/トゥーフェイス)マギー・ギレンホール(レイチェル・ドーズ)モーガン・フリーマン(ルーシャス・フォックス)エリック・ロバーツ(マローニ)ネスター・カーボネル(ゴッサム市長)モニーク・カーネン(ラミレス)ロン・ディーン(ワーツ)キリアン・マーフィ(スケアクロウ)チン・ハン(ラウ)リッチー・コスター(-)アンソニー・マイケル・ホール(マイク・エンゲル)メリンダ・マックグロウ(バーバラ・ゴードン)

【感想】
2回目、家族と一緒に見てきました。

1回目の感想はこちら

この映画、2回目の方がいいと思いました。

初めて見るときは、怖いのと驚きばかりで圧倒されましたが、やっと、ちゃんと鑑賞できました。
このくらい余裕がいる映画だと思いました。

ジョーカーもやっと正視できたという感じ。
トゥーフェイスもね。

☆ネタバレ注意!!
ますます、ジョーカーという存在の神髄が見えてきました。
ジョーカーは言います「バットマンがあっての自分」と。
お互いが補完関係にあるという認識。
すごいなあ。
確かに、悪がなければ正義はいらない。
悪が際立てば正義も際立つ。

正義には限界があり、悪は無限大の闇の中に果てしなくとけ込んでいく。

ジョーカーを殺すチャンスを得ながらも、殺せない正義の騎士たち。
もどかしい思い。

それをあざ笑うかの様に「正義も善もないんだ」とばかり、どんどん仕掛けてくるジョーカー。
ジョーカーが迫る非情な二者択一とは。

「バットマンが仮面を脱がなければ、市民を一人ずつ殺す」

 レイチェル(マギー・ギレンホール=左)と、ハービー・デント(アーロン・エッカート)

「ハービーの命かレイチェルの命か、救えるのはひとつ」

「バットマンの正体を暴こうとした弁護士リースを60分以内に殺せなければ、病院を破壊する」

「ジョーカーの爆破予告に怯えた市民が、町を脱出するために乗り込んだフェリーと、治安の維持のために囚人を乗せたフェリーの双方の船底に仕掛けられた大量の爆弾。相手の起爆装置は相手の船にあり、ボタンを押した方を助ける」

市民も巻き込んだこの命題に、さあ、どう答える?

ブルースが目をつぶった真実。
「レイチェルとの愛はあった」
ハービーが暴こうとした真実。
「愛する者を救えなかったのはなぜ?」

 ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)

ゴードンとバットマンが闇に封じ込めた真相。
「ハービー・デントは光の騎士として死んでいった」
無垢な子供の心に残った真実。
「バットマンはゴードン一家を救った」
この思いが、闇を照らす一筋の光だなあ。

どれをとっても人間の心の問題。
真実を見ようとして、揺れる。
真実から目を背けようとして、揺れる。

ジョーカーは、嘘の塊。
自分の傷さえ嘘で固めてしまう。
人の善意をもてあそぶ。
死さえ畏れていないように見える。
ジョーカーはみんなの心の裏側にいる。
普段は気付かないふりをしていても、すぐ側にいる。
だから、怖いー。

 バヅドシグナル

バットマンは人間の真心を信じ続け、それが報われた。
バットシグナルが破壊され、市民の敵となって、闇の中に消えていったけど、まだまだ正義の味方をやっていけるよね。
バットマン、お願い!
頑張って!!


この映画、また、見に行くかもしれないなあ。
ヒース・レジャーのジョーカーに会いに。
あのルックス、あのしゃべりかた、あの声、あの高笑い、あの立ち居振る舞い。
何をとっても、ジョーカーそのもの。
女装の看護士姿も笑えない。
だけど、憎んでも憎んでも、心が引かれる。


 ジョーカー(ヒース・レジャー)

天国のヒース、すばらしいキャラクターをありがとう。

アース

2008-08-19 11:47:45 | 映画ーDVD
ーアースーEARTH
2007年 ドイツ/イギリス アラステア・フォザーギル監督

【解説】
大ヒットした『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリー。氷の地から熱帯の森、深海で営まれる動物たちの命のドラマを、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラにのせて映し出す。製作5年、撮影日数のべ2000日、撮影地全世界200か所以上というスケールで、最新の撮影技術を駆使してとらえた映像は圧巻。さまざまな生命が息づく地球の姿に、改めて地球をとりまく環境について考えさせられる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
今からおよそ50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。この傾斜は四季の移ろいや多様な地形を地球にもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たすこととなった。北極を基点に地球縦断の壮大な旅に出た撮影隊は、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子に導かれ、さまざまな命の営みに出会う。(シネマトゥデイ)

【感想】
お盆の休暇のひととき、150インチのホームシアターで鑑賞しました。

厳しい自然の中で育まれる小さな命。
生命の営み。
四季折々の、美しい景色。
動物たちが大移動する、迫力のある映像。
すっかり魅了されました。

どうやって撮影したの?
どこから撮影したの?
どれだけの時間をかけたの?
驚きの連続でした。

これは、問題提起の映画ではありません。
かけがえのない地球の命への賛歌とも言うべきものでした。
映し出されるどの生命も、地球環境が生み出した奇跡の産物です。

ここには描かれていないけど、たぶん私たち人間もその奇跡のひとつなのです。

私たち人間が、それらを台無しにしようとしている…。

クーラーの効いた部屋で、親しい人たちとの楽しい時間を過ごした私には、感想なんて、なにひとつ言葉はありませんが、地球の未来に幸あれと祈らずにはいられませんでした。

テネイシャスD

2008-08-14 10:46:49 | 映画ー劇場鑑賞
ーテネイシャスD 運命のピックをさがせ!ー
TENACIOUS D IN THE PICK OF DESTINY
2006年 アメリカ リアム・リンチ監督
ジャック・ブラック(JB)カイル・ガス(KG)JR・リード(リー)ロニー・ジェイムス・ディオ(ディオ)ポール・F・トンプキンス(オープン・マイクのホスト)トロイ・ジェンティル(JB(少年時代))ネッド・ベラミー(警備員)フレッド・アーミセン(警備員)エイミー・ポーラー(トラック・ストップのウェイトレス)ティム・ロビンス(謎の男)デイヴ・グロール(サタン)ベン・スティラー(ギターショップ店員)ミート・ローフ(バド・ブラック)

【解説】
『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが、盟友のカイル・ガスとともに結成した実在のバンド、テネイシャスDを主人公にした抱腹絶倒のロック・アドベンチャー。ロックの殿堂入りを目指すミュージシャン2人が、悪魔の歯から作られたという伝説のギターピックを探す旅に出る。監督はテネイシャスDのPV製作で知られるリアム・リンチ。製作も務めるベン・スティラーら、驚がくの役柄で登場する友情出演スターたちも見逃せない。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
カンザスの田舎町からロックンロールを求めてハリウッドへと旅立ったJB(ジャック・ブラック_)。天才的なギターの才能を持つ無職の男KG(カイル・ガス)とビーチで運命的な出会いを果たした彼は、ロックバンド“テネイシャスD”を結成。世界を揺るがす名曲を生み、ビッグになることを心に誓いながらデビューライブを行うが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この「テネイシャスD」というバンド、本当にJBとKGが結成して活動しているんですね。

そのバンドの存在を一度でも確認していたら、もっと面白かったかもしれない。
英語がわかって、その歌詞をダイレクトに聞けたら、もっと面白いんだろうなあ。
エンドタイトルに流れた歌詞、メタル絶賛で、面白かったもの。

始まりはすごく面白くて、わくわくしました。
JBの子供時代を演じた子役の子、めちゃJBに似ていて、びっくり!!
よく、こんな子、探してきたよね。

KGに会うところも面白い。
KGって初めて知ったけど、すごいギターテクニックの人です。
JBのヴォーカルと息もぴったり。

それからいろいろあって、悪魔のピックを探しに行くわけだけど、このへんがすごいマニアックで、ロックミュージアムの中が、楽しめる人は楽しめるのでしょうね。
きっとロックのいろんな有名人の写真や本物のギターがちりばめられてあって、マニアはたまらないのでしょう。
私より少しはロックに詳しいダンナを連れてくればよかったー。

ロックミュージカルという感じの作り方で始まったのに、途中からは冒険物語みたいになっちゃって。
敬虔なクリスチャンの家庭に生まれたJBが、悪魔の音楽とののしられた音楽で、悪魔を打ち負かすというストーリーも、私には「はてな?」でした。

最後は、名曲を作ってギンギンの演奏してもらいたかったなあ。

ちょっと消化不良気味で見終わりました。
また「スクールオブロック」が見たくなりました。
私には、あの映画が初心者向きでちょうどいいわ。
この映画は上級編という感じでした。

 カイル・ガス(左)とジャック・ブラック。

光の六つのしるし

2008-08-14 10:30:55 | 映画ーDVD
ー光の六つのしるしーTHE DARK IS RISING
デヴィッド・L・カニンガム監督 アレクサンダー・ルドウィグ(ウィル・スタントン)クリストファー・エクルストン(ライダー)イアン・マクシェーン(メリーマン・ライオン)フランセス・コンロイ(ミス・グレイソン)アメリア・ワーナー(マギー・バーネス)グレゴリー・スミス(マックス・スタントン)

【解説】
人気作家スーザン・クーパーの壮大なファンタジー小説「闇の戦い」シリーズの第1巻を映画化。誕生日に不思議な能力に目覚めた少年が、闇の力から世界を守る“光の六つのしるし”を探して冒険を繰りひろげる。主人公ウィルに期待の新生アレクサンダー・ルドウィグがふんするほか、『タロットカード殺人事件』のイアン・マクシェーン、『28日後...』のクリストファー・エクルストンらが共演。時空を移動しながら冒険していく独創的な展開に魅了される。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ウィル(アレクサンダー・ルドウィグ)の14歳の誕生日、突如“光”の者たちが現れ、ウィルが“闇”の支配から世界を守ることができる唯一の人物だと告げる。そのためには、異なる時代に散らばる木・青銅・鉄・水・火・石に分けられた “六つのしるし”を探さなくてはならない。自らの使命に目覚めたウィルに、闇の脅威が迫ってくる。(シネマトゥデイ)

【感想】
この物語の世界に入り込めなかったからか、なんか、難しい映画でした。
子供向きでしょうに、誰に見せたいのか、中途半端な感じでした。

あらすじにも書いてあるけど、14歳になったとたん、突然現れた大人たちに、君は「闇」から世界を守る宝物を見つけられるただ一人の人物だと言われ、その重大な任務を背負わされてしまう。
それで、見つけられなかったらさんざんなじられ、闇のライダーからは脅しをかけられ、ウィルのモチベーションはなかなか上がらない。

そりゃそうだろう、と思いました。
たった一人で、理解者もなく、世界を救うなんて、無理だよねー。

最後古老たちが「こんなに助けてやったのに、お礼もいわないなんて」と不服そうだったけど、ウィルだって、すべてが納得いかないよね、と同情しました。

突然、赤ちゃんの時に「闇」に拉致監禁された双子の兄が登場したり、ちょっと観客を置いてきぼりにしすぎるなあ、と思いました。

原作を読んだら、その世界のことも納得して入り込めるのかもしれないけど、こういうファンタジーは、設定をどう描くか、難しいと思いました。

ドラゴン・キングダム

2008-08-12 10:36:42 | 映画ー劇場鑑賞
ードラゴンキングダムー THE FORBIDDEN KINGDOM
2008年 アメリカ ロブ・ミンコフ監督 ジャッキー・チェン(ルー・ヤン/オールド・ホップ)ジェット・リー(サイレント・モンク)マイケル・アンガラノ(ジェイソン・トリピティカス)コリン・チョウ(ジェイド将軍)リウ・イーフェイ(ゴールデン・スパロウ)リー・ビンビン(白髪魔女)

【解説】
現代に暮らすカンフーオタク少年が、古代の帝国で巨悪に立ち向かうアドベンチャー大作。監督は『スチュアート・リトル』シリーズのロブ・ミンコフ。少年を導く戦士2人をジャッキー・チェンとジェット・リーが演じる。少年役は『ロード・オブ・ドッグタウン』のマイケル・アンガラノ。『キル・ビル』『マトリックス』のアクション監督ユエン・ウーピンのもと、アジアの2大アクションスターが華麗に舞うバトルシーンに注目だ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
カンフーマニアで、孫悟空を夢見る17歳のジェイソン(マイケル・アンガラノ)。ある日チャイナタウンでギャングに追われた彼は、次の瞬間古代中国のとある村で目を覚ます。大酒飲みの男ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に危機を救われたジェイソンは、やがて白馬に乗ったサイレント・モンク(ジェット・リー)に出会い……。(シネマトゥデイ)

【感想】
ブルース・リーの「ドラゴンへの道」から始まったカンフー映画。
見終わった人たちが、ブルース・リーになって出てくるって、言われました。

でも、女性向きではなかったでしょう?

それが、今日のカンフー映画ブームまでつながっているのが、ジャッキー・チェン、ジェット・リーと続くスターがブレイクしたからでしょう。

特に、ジャッキー・チェンの功績は大きいですよね。
カンフーを大衆レベルに持ってきてくれた。
子供たちとお茶の間で「ドランク・モンキー/酔拳」を見て、すっかり魅了されましたが、そういうファンも多いのではないでしょうか?

ジェット・リーの「少林寺」は見ていないけど、「ロミオ・マスト・ダイ」は、やはりテレビだったけど、引き込まれてしまいました。

その二人の初の共演。
十分に楽しめました。

導入にアメリカのカンフーオタクの少年をもって来たアイデアもよかったのではないでしょうか?

ファンタジーにしたお陰で、なんでもありになりました。

ジャッキーが酔拳で登場して、ジェットの僧とからんでいくところ、面白かったわー。
ずっと、ふたりの闘いを見ていたかった。

ジャッキーは私とほぼ同世代なのに、あの動きの美しさ、すばらしさ、魅力的です。

これは、シリーズ化されたらいいなあ。
どんなお話でも作れそうだもの。

夏休みの映画はこれで決まりかな?

母べえ

2008-08-12 10:34:21 | 映画ーDVD
ー母べえー
2007年 日本 監督=山田洋次
吉永小百合(野上佳代)浅野忠信(山崎徹)檀れい(野上久子)志田未来(野上初子)佐藤未来(野上照美)坂東三津五郎[10代目](野上滋)中村梅之助[4代目](藤岡久太郎)笹野高史、でんでん、近藤公園、吹越満、左時枝、鈴木瑞穂、戸田恵子(野上照美(大人))大滝秀治(野村医師)笑福亭鶴瓶(藤岡仙吉)

【解説】
山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へのメッセージとしてつづった感動の家族ドラマ。夫のいない家族を支える強くてけなげな母親を演じた主演の吉永小百合をはじめ、坂東三津五郎や浅野忠信、子役の志田未来、佐藤未来が、戦前の動乱に翻弄(ほんろう)されながらも懸命に生き抜く人々にふんする。戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸せとは何かを、改めて思い出させてくれる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。(シネマトゥデイ)

【感想】
8月は、戦争のことを思い出す月間。
この映画なんて、最適なチョイスではないでしょうか?

吉永小百合さんが、若い男優さんとラブシーンをされるのに、抵抗のあった私。
この映画も、中学と小学生の二人の娘の母親役ですが、最初の違和感さえ越せば、大丈夫だと思いました。

戦前の母の役は、小百合さんでなきゃ、と山田洋次監督も考えたのでしょうね。

この映画の背景は、昭和15年から。
昭和12年にいわゆる「支那事変」が勃発し、戦争が拡大していく時代。
でも、戦火は日本から遠く離れたところにあるので、庶民の生活にはさほど影響がなかったようです。

ただ、野上家の大黒柱、ドイツ文学者の滋(坂東三津五郎)は、反戦につながる文章ばかり書いているので、検閲を受け、さらには特高に逮捕されてしまった。

滋の教え子の山崎(浅野忠信)や、近所の人に助けられながら、母べえ(吉永小百合)と二人の娘(志田未来、佐藤未来)が、明るく生きていくお話でした。

滋も、別に過激な文章を書きたいわけではなく、自分なりに言葉を選んで書いても、書いても、「アカ」のレッテルをはがしてくれない警察当局に、私は深い失望を感じました。
でも、やっぱり嘘は書けない、という滋の誠実さを、佳代も子供たちも理解して耐えている姿が、美しかったです。

また、天皇の御影に歌う学校の子供たちの様子も映し出されましたが、今の北朝鮮の状況と似ているなあと思いました。

他国のことを笑ってもいられない、こんな時代もあったんですね。

山田洋次監督は、ひたすら庶民の生活を映し出していました。
そこにあるのは、「人は道連れ、世は情け」の人情です。
山崎は、佳代のことを思い続け、赤紙にしたがい、戦争に行って亡くなってしまいますが、自分の心情に沿った美しい人生を全うできました。
浅野忠信さんが、そんな実直でユーモラスな個性をうまく表現していました。

子供たちの演技が自然で、とてもよかった。

私はこういう、ただの日常みたいな戦争映画があってもいいと思うし、どんな状況に置かれても、人は自分らしく生きていきたいという山田監督のメッセージも伝わったと思いました。

反戦映画にしては弱っちい感じですが、戦争に引き裂かれた悲劇を描くより、毎日を生き抜く力は、家族の信頼や、人と人との支え合の中にこそある、という山田監督の考え方が好きです。

Little DJ 小さな恋の物語

2008-08-05 11:48:38 | 映画ーDVD
ーLittle DJ 小さな恋の物語ー
2007年 日本 監督=永田琴 神木隆之介(高野太郎)福田麻由子(海乃たまき)広末涼子(大人になった海乃たまき)佐藤重幸(若先生(高崎太郎))村川絵梨(かなえ)松重豊(捨次)光石研(結城)賀来賢人(結城周平)森康子(タエ)小林克也(尾崎誠)西田尚美(高野ひろ子)石黒賢(高野正彦)原田芳雄(大先生(高崎雄二))

【解説】
鬼塚忠原作の同名のベストセラー小説を映画化した、ノスタルジックな感動作。1970年代を彩った数々の名曲に乗せ、病院でラジオのDJを務める少年と彼を取り巻く人々との温かい交流を描く。病に倒れながらも前向きな少年を演じる神木隆之介が、松重豊や原田芳雄らベテラン勢に劣らぬ名演を披露。スクリーンいっぱいに広がる思春期特有の輝きと初恋の甘酸っぱさが胸に染みる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
FMラジオ局のディレクターであるたまき(広末涼子)は、深夜の担当番組の打ち切りが決定し落ち込んでいた。そんなとき、彼女は自分にラジオの楽しさを教えてくれた少年太郎(神木隆之介)のことを思い出す。1977年、函館の病院に交通事故で入院した13歳のたまき(福田麻由子)は、1つ年下の太郎と出会い意気投合するが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
友達のお薦めで見ることにした作品。
お涙頂戴映画は、嫌いなんだけど。

太郎(神木隆之介)とたまき(福田麻由子)に泣かされました。
神木君はほんとうにうまいわあ。

なかなか選曲もよくて、心地よく泣けました。
特にクイーンの『Somebody To Love』が、エピソードのキーとなり、葬送の行進に重なるところは、とてもよかったです。
他にも、シュガーベイブやサディスティックミカバンドなど、かなりくすぐられました。

幼さの残る主人公が病気で亡くなるのは悲しい事ですが、この映画の伝えたいことは、「想いを伝えよう」ということなので、そのテーマはよく描けていたと思いました。

最後小林克也さんが登場して、私もラジオをかじりつくように聞いていた時代を思い出しました。