マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

トーチソング・トリロジー

2006-09-02 13:44:49 | 映画ーDVD
1988年アメリカ ポール・ボカート監督 ハーヴェイ・ファイアスタイン原作・脚本 ハーヴェイ・ファイアスタイン 、マシュー・ブロデリック 、アン・バンクロフト 、ブライアン・カーウィン 、カレン・ヤング

【解説】
オフ・オフからスタートし遂にブロードウェイ本道を制覇、トニー賞の戯曲賞、男優賞を受賞した傑作舞台の映画化で、作者のファイアスティン自身が脚色・主演を兼ねた。女装趣味でひと昔前のタイプのゲイながら、素晴らしい芸人である優しい人間性を持つ男を主人公に据えた、可笑しくて哀しいコメディ・ドラマ。

【あらすじ】
ナイト・クラブで働くゲイのアーノルド(ハーヴェイ・ファイアスタイン)。自分に正直に生きようとするが、その都度ゲイに対する周囲の差別や無理解が障害として立ちはだかってしまう……。(以上yahoo映画)

【感想】
トリロジーと言うから3つのお話かと思ったら、3部構成の物語でした。

第1部はエドとの恋の話。でも、エドは女性の愛人を作って、破局。
ものすごい顔、ものすごい声のハーヴェイ・ファイアスタインに驚いてしまいました。

第2部はアランとの恋の話。結婚して養子ももらって、普通の生活を夢見た矢先…。
アラン役のマシューが美しい。すごく純粋。
エドを誘惑するところはいただけないけど、彼も孤独の中からやっと愛を見つけだした青年でした。

第3部はママとの確執が表面化してしまう。
ここが、いいのよね。
アン・バンクロフトがうまいなあ。
激しい気性だけど、愛情に溢れていました。
このママにして、この子ありだわ。
よく似てるし。
激しいやり取りの中に、何度も相手を思いやる言葉が出てきて、泣かされました。
落胆して肩を落とす仕草なんか、芸術ね。
去年亡くなったんでしたね。残念です。

ニューヨーク在住の友達がゲイの息子を持った母親は幸せだと言っていました。
すごく母親思いなんだそうてす。
この間見た幸せのポートレートでは、ダイアン・キートンの母親が「私の息子は全部ゲイになるようにと願った」と言っていました。
実際に3人いる息子の一人はゲイで、恋人を連れてクリスマス休暇に帰ってきていたし、次の年には養子の赤ちゃんも連れていました。
もちろん二人とも芸人ではなさそうだったし。
たった、20年ほどの間で、ゲイの地位はこれほどまでに上がったのでしょうか。

日本でもカミングアウトする人が増えたとはいえ、まだまだ好奇の目で見られていますね。
私自身も偏見を持っているのかどうかさえ、わかりません。
だから、細かい心理はわからないけど、親子の話として見ると、とてもハートのあるいい映画でした。

シャーク・テイル

2006-09-02 13:24:41 | 映画ーTV
2004年アメリカ ビボ・バージェロン 、ヴィッキー・ジェンソン 、ロブ・レターマン監督 (声の出演)ウィル・スミス 、ロバート・デ・ニーロ 、レネー・ゼルウィガー 、ジャック・ブラック 、アンジェリーナ・ジョリー

【解説】
魚たちのネルギッシュな世界を描いたドリーム・ワークスの最新アニメ。俳優と劇中に登場する魚の顔や表情がそっくりなことが話題だけあって、ロバート・デ・ニーロが声優を担当したサメにはほくろがあり、アンジェリーナ・ジョリーがふんするローラは魚らしからぬセクシーな唇。『シュレック』と同じく映画のパロディが随所に盛り込まれているのも見逃せない。

【あらすじ】
ホエール・ウォッシュで働くオスカーは、サメのボスのドン・リノの息子が錨に刺さって死亡する場に居合わせ、自分がサメを倒したと大ホラを吹くが……。(以上yahoo映画)

【感想】
ドリームワークス制作のアニメーション。
声優陣の豪華さが有名なので、興味を持ってみたけど…。

海の中の都市、セレブと貧しい人々。
一攫千金を夢見るオスカー(ウィル・スミス)。
オスカーの良き理解者、恋人のアンジー(リネー・ゼルウィガー)。
ベジタリアンのサメ・レニー(ジャック・ブラック)。
その父ドン・リノ(ロバート・デ・ニーロ)。
ヒーローになったオスカーを誘惑する色っぽいローラ(アンジェリーナ・ジョリー)。

最初は、声を担当している俳優とキャラクターが似ているので面白かったけど、ストーリーはありふれているし、せっかくの豪華俳優さんの絡みもあんまりいけてないし、見終わった後はがっかりでした。
絵はきれいだけど、それだけではもの足りませんでした。