マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ザ・バンド/ラストワルツ

2006-09-17 09:40:42 | 映画ーTV
1978年 アメリカ マーティン・スコセッシ監督 ザ・バンド 、ボブ・ディラン 、ニール・ヤング 、ニール・ダイアモンド 、ジョニ・ミッチェル

【解説】
1976年11月25日、サンフランシスコ、ウィンターランド。ザ・バンドがかつて初公演を開いたこの場所で、壮大な解散コンサートが始まった。“ラスト・ワルツのテーマ”が哀愁を漂わせる。随所にスコセッシ監督の挑発的なインタビューが挟み込まれる。ゲストにはボブ・ディラン、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、ヴァン・モリソン、ニール・ヤングの錚々たるメンバー。そしてコンサートのフィナーレは「アイ・シャル・ビー・リリースト」の大合唱。偉大なロックの牽引車がまた一つ、表舞台から華々しく消えていくのだった。(以上yahoo映画)

【感想】
ケーブルTV番組で「ラストワルツ」を放映していました。
これは映画館でリアルタイムで見ているし、CDも持っているので、もういいや、と言う感じで見ていたのですが、ほとんど忘れていたこともあって、感動の連続。
TVの前を離れられなくなり、歌ったり踊ったりしながら見てしまいました。

今更ながらにすごいバンドでしたね。
今聞いても、どこも古くさくない、どころか、彼らの才能に感服しまくりです。
みんなが歌えて、ハモれて、楽器を数種類あやつれて、まあ、すごーい。
しかも、味のある声、魅力的なハーモニー、個性的なミュージシャンの集まりなのに、どんなソリストが出てきても、調和のとれたバックバンドにになれる。
アンビーバブル!!
今、この年になった方が、彼らのすごさがわかった感じです。

ニール・ヤングが若いし、笑っている。
ジョニ・ミッチェルも素敵。
え、エリック・クラプトン?
髭もじゃで誰かわからないし、声もちょっときれいすぎるんじゃない?
でも、ギタープレイは確かにクラプトンでした。
そして、ボブ・ディラン。
あんまり変わっていないように見える。
素敵な帽子。
出演者みんなで演奏する、「アイシャルビーリリースト」は鳥肌ものでした。
また、表題の「ラストワルツ」も哀愁漂う名曲です。

ザ・バンドについて調べてみました。
ザ・バンド(The Band)はカナダ、アメリカのバンド。カントリーロック、サザンロックの代表的アーティストの一つ。ミュージシャンズ・ミュージシャンとして今なお多くのアーティストから尊敬を集めている。(ウィキペディア)
1959年カナダのトロントでロビー・ロバートソン(ギター)を中心に結成。メンバーはリック・ダンコ(ベース)、リチャード・エマニュエル(ピアノ)、ガース・ハドソン(オルガン)、リヴォン・ヘルム(ドラム)。
ロニー・ホーキンズのバック・バンドとしてホークスという名で活動していた。
65年にボブ・ディランのバックバンドとなり、ディランがバイク事故で休養中に、自らが名付けた「ビッグ・ピンク」というウッドストックにあった家の地下室にこもって曲作りをしたあたりから「ザ・バンド」と名乗るようになったらしい。
68年に「フロム・ビッグ・ピンク」でデビューするのだが、この時点で既に活動を開始してから10年足らずのキャリアがある。
この中の「ザ・ウェイト」は映画「イージーライダー」にも使われている。
その後ディランとツアーを行い、大成功を納めるが、76年に解散を発表。
でも、これはロビー・ロバートソンの考えであって、他のメンバーは賛成していなかったらしい。
この解散コンサートというより、最終演奏会といった趣のライブが「ラストワルツ」としてマーティン・スコセッシ監督によって映画化された。
その後、ロビーは単独で音楽活動を行い、評価も高い。
他のメンバーはロビー抜きで再結成しツアーを行っていたが、86年にリチャードが自殺。
それでも、活動は続けていたが、99年にリックが亡くなってからは活動を休止している。

恍惚

2006-09-17 09:33:47 | 映画ーTV
2003年 フランス アンヌ・フォンテーヌ監督  ファニー・アルダン 、エマニュエル・ベアール 、ジェラール・ドパルデュー 、ウラディミール・ヨルダノフ 、ジュディット・マーレ

【解説】
フランソワ・オゾン監督作『8人の女たち』でも共演しているフランスの2大女優、ファニー・アルダンとエマニュエル・ベアール共演の官能ドラマ。夫婦関係の危機に陥った主婦が、娼婦を雇って夫を誘惑させ、情事の一部始終を報告させようとする。ファニー・アルダンが倦怠期の熟年主婦を、エマニュエル・ベアールが魅惑的な娼婦をそれぞれ好演。男女愛の本質と女の性を深く掘り下げながら、思いがけないラストへと突入するストーリー展開が注目だ。

【あらすじ】
夫のベルナール(ジェラール・ドパルデュー)に浮気された主婦カトリーヌ(ファニー・アルダン)は、夫の性癖を知るため、娼婦のマルレーヌ(エマニュエル・ベアール)を雇って情事の一部始終を報告させようとする。(以上yahoo映画)

【感想】
これが大人の関係ということなのでしょうか。
妻が夫に刺客ならぬ愛人を送り込むなんて、まず発想に驚かされます。
語られる情事に妻は耳を覆いたくなるような衝撃を覚えながらも、やめられない。
理解しがたい妻と愛人の関係が、理解を超えた結びつきに変わって行く様子が、丁寧に描かれて行きます。

私は結構早い段階で、虚構に気がつきましたが、それでも二人の女優の緊張した会話には引き込まれました。

エマニュエル・ベアールがすごくセクシー。ファニー・アルダンの苦悩する妻の表現もすごい。ジェラール・ドパルデューは相変わらず、味わい深い。

3者の魅力が十分に引き出された作品と言えますが、このテーマはフランス映画ならではの、大人の関係を描いたもので、共感できるところまではいけませんでした。