
その白い花が好きで植えたノイバラ。7年もたつと、もう私の背丈を超えている。
その1本の枝の樹皮をT字形に切り開き、トーマスという黄バラの枝から削り取ったわずか5㍉の芽を埋め込み、テープで固定した。昨年1月、芽接ぎをしたのだ。
春分の日を過ぎるとぐんぐん伸び出し、枝分かれまでし、見上げるほどに成長した。何という生命力だろう。
立夏のころには、待望の花が開いた。風に揺れている花たちを眺めて、妻も私も笑った。
「よしっ、今度は真紅のバラにしよう!」。二人で決めた。
出水市 中島征士 2011/1/16 毎日新聞鹿児島版掲載
その1本の枝の樹皮をT字形に切り開き、トーマスという黄バラの枝から削り取ったわずか5㍉の芽を埋め込み、テープで固定した。昨年1月、芽接ぎをしたのだ。
春分の日を過ぎるとぐんぐん伸び出し、枝分かれまでし、見上げるほどに成長した。何という生命力だろう。
立夏のころには、待望の花が開いた。風に揺れている花たちを眺めて、妻も私も笑った。
「よしっ、今度は真紅のバラにしよう!」。二人で決めた。
出水市 中島征士 2011/1/16 毎日新聞鹿児島版掲載
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