外を走り回っていた勢いで、店内へ駆け込んで来るなりかれは「僕のお父さんね~、石になりたいんだって」「え~っ、石は蹴られるから嫌いだ」と私。「蹴られても固いのでダメージが少ないから石になりたいと言ってた」「ふ~ん」
彼は駄菓子を買い求め、屈託なく元気に外へ飛び出して行った。
冷静に考えたら道路は整備され、石ころを蹴ることは今やセピア色だ。
友だちと石ころを蹴りつつ、未舗装の道を下校してたことを妙に懐かしく思い出させてくれた彼のひと言。
垂水市 竹之内政子(60) 2010/10/8 毎日新聞鹿児島版掲載
彼は駄菓子を買い求め、屈託なく元気に外へ飛び出して行った。
冷静に考えたら道路は整備され、石ころを蹴ることは今やセピア色だ。
友だちと石ころを蹴りつつ、未舗装の道を下校してたことを妙に懐かしく思い出させてくれた彼のひと言。
垂水市 竹之内政子(60) 2010/10/8 毎日新聞鹿児島版掲載