米国では10日に米雇用統計、来週は14日にはCPI、15日にはPPIと小売売上高と重要経済
指標が相次いで発表されます。結果次第ではマーケットの波乱に繋がりそうです。7日付
の日経新聞の記事によると2月の機関投資家を対象にした調査によると日本株に対して弱
気が強気を上回ったそうです。
しかし3月の日経平均は7日時点で900円程度上昇しています。この水準は昨年11月以来の
高いところです。一方NYダウは1月高値から3月安値の下落分の半分程度を回復したにす
ぎません。この急上昇でも機関投資家の見方は変わらないのか、もし変化したのならこの
上昇に乗り遅れまいという買いが続くかもしれません。
もっとも悪材料には目をつぶり好材料だけを囃しての上昇という側面もあります。中国景
気の回復はエネルギーや素材価格の上昇を通じて米国のモノの価格上昇に繋がります。CPI
の高止まりにも繋がり引き締めが続くきっかけにもなります。
そうなると一層米国経済のハードランディングが現実味を帯びます。米国への輸出環境の
悪化という流れに繋がり中国経済にも悪い影響が出てきます。現在の東京市場は中国景気
回復期待で機械や商社など景気敏感セクターが高値を更新しています。
当然、歯車が逆回転すれば上昇率が高い銘柄中心に売り圧力が高まります。機関投資家の
慎重な投資姿勢を見る限り下落時に備えてのポジションを多めにしているかもしれません。
10日のメジャーSQまでがこの上昇トレンドの賞味期限なのか、それともSQを通過しても
バリュー株の多い日本株は人気を持続できるのか注意が必要なのでしょうか。
パウエル議長の議会証言を受けて米株は大きく下落しました。利上げ加速が懸念され2年債
利回りは5%の大台に乗せました。10年債との利回り差は1%に広がりました。今月の利上
げは再び0.5%に戻りそうです。日本の機関投資家の見立てのように弱気派が多くなったの
に独歩高になっている3月相場ですが、泡沫の株高に終わるのでしょうか。日本株の真価は
今後の動き次第です。
9日の更新は急用のためお休みします。
指標が相次いで発表されます。結果次第ではマーケットの波乱に繋がりそうです。7日付
の日経新聞の記事によると2月の機関投資家を対象にした調査によると日本株に対して弱
気が強気を上回ったそうです。
しかし3月の日経平均は7日時点で900円程度上昇しています。この水準は昨年11月以来の
高いところです。一方NYダウは1月高値から3月安値の下落分の半分程度を回復したにす
ぎません。この急上昇でも機関投資家の見方は変わらないのか、もし変化したのならこの
上昇に乗り遅れまいという買いが続くかもしれません。
もっとも悪材料には目をつぶり好材料だけを囃しての上昇という側面もあります。中国景
気の回復はエネルギーや素材価格の上昇を通じて米国のモノの価格上昇に繋がります。CPI
の高止まりにも繋がり引き締めが続くきっかけにもなります。
そうなると一層米国経済のハードランディングが現実味を帯びます。米国への輸出環境の
悪化という流れに繋がり中国経済にも悪い影響が出てきます。現在の東京市場は中国景気
回復期待で機械や商社など景気敏感セクターが高値を更新しています。
当然、歯車が逆回転すれば上昇率が高い銘柄中心に売り圧力が高まります。機関投資家の
慎重な投資姿勢を見る限り下落時に備えてのポジションを多めにしているかもしれません。
10日のメジャーSQまでがこの上昇トレンドの賞味期限なのか、それともSQを通過しても
バリュー株の多い日本株は人気を持続できるのか注意が必要なのでしょうか。
パウエル議長の議会証言を受けて米株は大きく下落しました。利上げ加速が懸念され2年債
利回りは5%の大台に乗せました。10年債との利回り差は1%に広がりました。今月の利上
げは再び0.5%に戻りそうです。日本の機関投資家の見立てのように弱気派が多くなったの
に独歩高になっている3月相場ですが、泡沫の株高に終わるのでしょうか。日本株の真価は
今後の動き次第です。
9日の更新は急用のためお休みします。