3月相場は桜より一足早く散ってしまいました。メジャーSQまでの上昇相場がSQを境に
急転直下の急落相場へ。2万8000円後半まで上昇していた日経平均は一時2万7000円割れ
ました。週末17日には323円高と大きく反発しましたが、当日の米国市場では株安、円高
が進んだことから週明け20日の日経平均は再び2万7000円割れで始まりそうです。21日が
祝日になること、それにFOMCが21日、22日に開催されることもあり値ごろ感からの買い
も期待薄かもしれません。
3月上旬まで日本株の流れはバリュー株物色でした。銀行や商社などが先導役でした。
しかし米中銀が突然破綻したことで債券の含み損問題が大きく報道され銀行株は大きな
下げを余儀なくされました。商社株も原油安など資源価格の下落とともに一転売りを浴
びました。
今回の相場急変でマクロ系ヘッジファンドは大きな損失を出したと言われています。彼ら
は金利上昇、株買いというポジションを積極的に膨らませていたところSVBの破綻から
金利低下、株安が進み大きな損失を出したと言われています。当面は新たなポジションを
構築できないとも言われていて市場の流動性も低下するとも言われています。市場参加者
が減少すれば相場が一方方向に振れやすくなります。ボラティリティの高い状態が続き
一層機関投資家が慎重姿勢になると相場の回復も遅れます。
WHIは65ドル台、円相場も10年債、2年債とも利回りが低下したことで131円台まで円高が
進みました。週明けの市場でも先週の流れが続き銀行株や商社株それに円高で自動車や
電気、機械銘柄には売りが出そうです。一方原油安や円高で電力やガス銘柄には追い風に
なり株価の支援材料になるかもしれません。
米国では地方銀行2行の破綻で銀行の融資姿勢が慎重になり景気下押し圧力が懸念される
という見方も出ています。年明けにはFRBに急激な金融引き締めにも拘わらず堅調な経済
指標が続いたことからノーランディングという楽観論も出ていました。しかしここにきて
銀行の破綻もあり俄かに景気が失速するという見方が高まってきました。
FRBはインフレの行方だけでなく景気にも目配りするような金融政策の舵取りが必要に
なりました。市場の動揺がどこまで続き、その結果金融政策がどう変わるのか、あるいは
変わらないのか当面は方向感の定まらない市場になりそうです。
急転直下の急落相場へ。2万8000円後半まで上昇していた日経平均は一時2万7000円割れ
ました。週末17日には323円高と大きく反発しましたが、当日の米国市場では株安、円高
が進んだことから週明け20日の日経平均は再び2万7000円割れで始まりそうです。21日が
祝日になること、それにFOMCが21日、22日に開催されることもあり値ごろ感からの買い
も期待薄かもしれません。
3月上旬まで日本株の流れはバリュー株物色でした。銀行や商社などが先導役でした。
しかし米中銀が突然破綻したことで債券の含み損問題が大きく報道され銀行株は大きな
下げを余儀なくされました。商社株も原油安など資源価格の下落とともに一転売りを浴
びました。
今回の相場急変でマクロ系ヘッジファンドは大きな損失を出したと言われています。彼ら
は金利上昇、株買いというポジションを積極的に膨らませていたところSVBの破綻から
金利低下、株安が進み大きな損失を出したと言われています。当面は新たなポジションを
構築できないとも言われていて市場の流動性も低下するとも言われています。市場参加者
が減少すれば相場が一方方向に振れやすくなります。ボラティリティの高い状態が続き
一層機関投資家が慎重姿勢になると相場の回復も遅れます。
WHIは65ドル台、円相場も10年債、2年債とも利回りが低下したことで131円台まで円高が
進みました。週明けの市場でも先週の流れが続き銀行株や商社株それに円高で自動車や
電気、機械銘柄には売りが出そうです。一方原油安や円高で電力やガス銘柄には追い風に
なり株価の支援材料になるかもしれません。
米国では地方銀行2行の破綻で銀行の融資姿勢が慎重になり景気下押し圧力が懸念される
という見方も出ています。年明けにはFRBに急激な金融引き締めにも拘わらず堅調な経済
指標が続いたことからノーランディングという楽観論も出ていました。しかしここにきて
銀行の破綻もあり俄かに景気が失速するという見方が高まってきました。
FRBはインフレの行方だけでなく景気にも目配りするような金融政策の舵取りが必要に
なりました。市場の動揺がどこまで続き、その結果金融政策がどう変わるのか、あるいは
変わらないのか当面は方向感の定まらない市場になりそうです。