kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

波乱相場からヒントを探る

2023-03-22 04:03:13 | 日記
ダウは週明けから2営業日続伸しました。欧州市場ではドイツ銀行など銀行株が上昇して
いるようです。円相場は132円台まで戻しています。今日の東京市場は反発しそうです。
SVBの破綻からクレデ・スイスの経営不安に飛び火しました。銀行のドミノ倒しが市場
心理の悪化に繋がりました。

しかし経営危機で株価が急落していたファースト・リパブリック・バンクの支援策が出て
きたこと、USBによるクレデ・スイスの買収が決まるなど金融システム不安の交代を好感
する形で取り敢えず市場が落ち着きつつあるようです。FOMCで利上げがどうなるのかパ
ウエル議長はどんな発言をするのか不透明要因が晴れるのでしょうか。

大手テック株でもアップルやマイクロソフトは先週から堅調に推移しています。半導体セ
クターではエヌビディア株が力強く上昇しています。SOX指数は2月初旬の高値水準を回
復しています。成長株の中でも割高感が強くなく稼ぐ力の強い銘柄が真っ先に戻りを試す
展開になってきたようです。

東京市場でもアドバンテストは連日10年来高値を更新、東京エレクやスクリーンそれにディ
スコから信越化学まで銀行などバリュー株が崩れる中でも堅調な展開を続けています。今後
の相場展開のヒントが隠されているようです。

SVBなど地銀2行の破綻は個別企業の問題で、米国の金融システム自体の問題ではないよう
です。もっともFRBの急激な利上げが保有債券の含み損が膨らみ銀行経営に足かせになって
いることは共通の懸念事項です。今後銀行の融資姿勢が消極的になり景気悪化が加速すると
の見方も出てきました。

FRBが利上げを続けなくても景気悪化によるインフレの鎮静化が進むとの見方もあります。
近い将来の利上げ停止に繋がれば市場の流れは再びバリューからグロースに戻るのかどうか
も注目点です。波乱相場が落ち着くのか3月相場の注目点です。
コメント
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