猫の目のように変わる東京株式市場。13日の市場は米国株が小幅安だったにも
拘わらず508円の大幅高。前日12日は前日の米国市場で株価が下落したことを
嫌気して486円でした。日米市場ともこれで先週末に水準に戻しましたが、相変
わらず日経平均の変動率が高いのが目立ちます。
結局、先物主導のトレンドフォローの動きが一日の相場の変動率を大きくして
います。14日付の日経新聞でも日経平均先物の売買高が二日連続で5万枚を超え
1ヶ月ぶりの高水準だと伝えています。決算発表を控えていること。また資源価
格の高騰や米国景気に対する慎重な見方もあり2023年3月期の業績見通しが慎重
なものになるという見方から長期投資家は様子見をしています。
現物売買が盛り上がらない状況で短期的な値幅取りで先物売買が膨らんでいるこ
とから下げ幅も上げ幅も増幅されているようです。決算発表が始まれば個別株で
の値幅取りが盛んになり相場付きは少し変わるかもしれませんが、少なくとも今
週いっぱいは現在のような相場が続きそうです。
決算発表が一巡し来期の見通しが出揃いそして5月のFOMCが通過して利上げペ
ースがどの程度になるのかが市場に織り込まれるまで相場の明確な方向性は見え
てこないかもしれません。
当面円安基調は続きそうですが、円安・株高相場の賞味期限はあまり長くはあり
ませんでした。やはり輸出の稼ぎ頭である自動車生産が半導体や部品不足から生
産が正常化しないのが大きいようです。年明け1~3月に大幅増産を予定していた
トヨタが大きく下方修正したことなどなかなか生産の正常化が会社の想定通り進
んでないことのようです。
いくら円安でも生産できなければ円安メリットの効果も限定的です。4月も当初
よりも生産を下方修正したとのニュースも出ています。産業の裾野の広い自動車
産業が生産を正常化できなければ黒字も増えません。コストを抑えるグローバル
サプライチェーンはカントリーリスクが顕在化しました。自動車産業がどのよう
に対応するのかも注視されそうです。現状では市場で悪い円安論になってしまっ
ています。
拘わらず508円の大幅高。前日12日は前日の米国市場で株価が下落したことを
嫌気して486円でした。日米市場ともこれで先週末に水準に戻しましたが、相変
わらず日経平均の変動率が高いのが目立ちます。
結局、先物主導のトレンドフォローの動きが一日の相場の変動率を大きくして
います。14日付の日経新聞でも日経平均先物の売買高が二日連続で5万枚を超え
1ヶ月ぶりの高水準だと伝えています。決算発表を控えていること。また資源価
格の高騰や米国景気に対する慎重な見方もあり2023年3月期の業績見通しが慎重
なものになるという見方から長期投資家は様子見をしています。
現物売買が盛り上がらない状況で短期的な値幅取りで先物売買が膨らんでいるこ
とから下げ幅も上げ幅も増幅されているようです。決算発表が始まれば個別株で
の値幅取りが盛んになり相場付きは少し変わるかもしれませんが、少なくとも今
週いっぱいは現在のような相場が続きそうです。
決算発表が一巡し来期の見通しが出揃いそして5月のFOMCが通過して利上げペ
ースがどの程度になるのかが市場に織り込まれるまで相場の明確な方向性は見え
てこないかもしれません。
当面円安基調は続きそうですが、円安・株高相場の賞味期限はあまり長くはあり
ませんでした。やはり輸出の稼ぎ頭である自動車生産が半導体や部品不足から生
産が正常化しないのが大きいようです。年明け1~3月に大幅増産を予定していた
トヨタが大きく下方修正したことなどなかなか生産の正常化が会社の想定通り進
んでないことのようです。
いくら円安でも生産できなければ円安メリットの効果も限定的です。4月も当初
よりも生産を下方修正したとのニュースも出ています。産業の裾野の広い自動車
産業が生産を正常化できなければ黒字も増えません。コストを抑えるグローバル
サプライチェーンはカントリーリスクが顕在化しました。自動車産業がどのよう
に対応するのかも注視されそうです。現状では市場で悪い円安論になってしまっ
ています。