kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

想定外

2022-04-06 04:40:02 | 日記
今週は日米市場とも膠着状態の強い1週間になるのでしょうか。日経平均は
2万7500円から8000円のレンジ、NYダウは3万4500ドルから5000ドルのレン
ジがメインシナリオです。来週からJPモルガンなど金融銘柄から発表は始ま
ります。

首都キーウ近郊で民間人がロシア兵に大量虐殺されたニュースが出たことで
ウクライナとの停戦交渉は一段と早期決着は遠のいた可能性が高そうな雲行
きです。欧米からの新たなる制裁も避けられないようです。供給不安が高ま
り天然ガスや原油価格は再び上昇しました。

一方少なくともある程度の悪材料を市場は織り込みウクライナ問題で相場が
大きく崩れる懸念も少なくなったようです。今週の膠着状態の予想にはそん
な理由が考えられます。

決算発表で来週から5月初旬までは個別株プレイ相場が予想されます。その後
は5月のFOMC(5月3、4日)の結果次第でしょうか。その前には雇用統計の発
表もあります。東京市場はGW期間中で6日にならなければ市場が開きません。

突発的な出来事があっても休場なら対応が出来ません。買い方も売り方もポジ
ションを大きく持つ訳にはいかないでしょうから短期筋主導の個別株物色の相
場になりそうです。少し相場の方向が見えてくるのは5月のFOMC後です。

5月のFOMCで0.5%の利上げに踏み切るのか。そして6月のFOMCでも連続で0.5%
の引き上げをするのか。市場の予想以上の幅の利上げが起こり株価への織り込み
が済んでいないので相場が荒れるという見方もあるようです。

ただでさえ難しい舵取りを強いられるFRBにロシア制裁によるエネルギー価格の
上昇によるインフレへの影響が重なっています。インフレと利上げの動向が今年
の市場を左右することだけは間違いないようです。年初には予想もしなかった利
上げが現実味を帯びたことで今年第一四半期中に円相場が125円を突破しました。

多くの為替専門家はここまで利上げが大きくなるとは予想していませんでした。
年初の予想では利上げは4回程度がメインシナリオでした。市場の先行きを予想す
ることはそれだけ難しいということです。まさかロシアがウクライナに進行する
とは、そして短期で侵攻は終わるという当初の予想も外れました。

予想外の連続で今年の株価市場がどんな終わり方をするのか一層分からなくなり
ました。手探りの先に果たしてどんな結末が待っているのでしょうか。昨年まで
2年近く続いたコロナ相場に転機が訪れたことだけは間違いないようです。
コメント
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