kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

正常化への道

2022-04-28 06:22:38 | 日記
26日ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4%下落し、年初来安
値を更新しました。コロナ禍で最も上昇したのがナスダック指数でした。
コロナ禍で生活様式が一変し巣籠り消費の恩恵を受けたセクターがハイテク
銘柄でした。また未曽有の金融緩和で成長株に追い風が吹いたのもハイテク
銘柄には好都合でした。

テレワークの普及でクラウドに関する需要が激増しデータセンターの増設は
サーバー需要を喚起しPC需要も押し上げました。また巣籠りで動画配信サー
ビスやゲームの需要やECサイトの需要も高まりました。いずれも半導体需要
に結びつくものでした。

人々は旅行やレジャーそれに外食への消費が抑えられ俗にいう巣籠り消費が
盛り上がりました。テレワークの普及は住宅需要を喚起し家具や家電購入に
結びつきました。モノへの消費が爆発しました。半導体を筆頭に大きな追い
風が吹きました。

しかしコロナ禍で迎える3年目は旅行やレジャーへの支出を再開する動きが
特に米国では鮮明になってきました。コロナ禍でモノ需要が先食いされた反
動でこの傾向はしばらく続くかもしれません。今ではコロナ終息には時間が
必要だと多くの人は考えていますが、コロナウイルスの正体も次第に解明さ
れつつあります。

まだ風邪と同様の扱いはできませんが、感染者数が抑えられている状態なら
行動制限は必要ないというのが欧米での主流になってきました。再び人々の
行動はモノ消費からコト消費にシフトしてきました。残念ながら足元の日本
の感染者数の減少ペースが緩やかで欧米ほど旅行需要は回復していません。

株式市場はV字回復を好みます。変化が大きければ大きいほど株価へのインパ
クトは大きくなることが背景にあります。感染者数の減少ペースだけでなく
日本と欧米では国民性の違いもあり、それが回復をふるやかにしているのかも
しれません。経済正常化関連銘柄への投資は長い目で見る必要がありそうです。
コメント
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