kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

方向性

2022-04-05 05:41:08 | 日記
日本ではリバウンドの兆候も見え、ウィルスとの戦いは長期戦になりそうな
状況です。中国では都市封鎖した上海でも3日連続で感染者数は増加してい
います。数字自体は世界のレベルから低いもののゼロコロナ政策を推進して
いる中国経済の先行きに暗雲が広がっています。感染拡大を抑え込めるのか
注目されます。

もっとも2年前から始まったコロナ相場がひと区切りを迎えたのは関連銘柄の
チャートを見れば分かります。既に市場はコロナの完全な終息はあり得ないと
いうことを織り込んでいるようです。重症化率が高かったデルタ型から感染力
は強いが重症化率の低いオミクロン型に置き換わったことで都市封鎖など厳し
い行動制限を求める政策は持続可能性ではないことがハッキリしました。

致死率の高い新たな変異種でも出てこなければコロナ対策が以前のようなもの
に戻ることは少なくとも欧米ではないでしょう。その意味ではオミクロン型が
主流になってきた現在でもゼロコロナ政策を維持し都市封鎖をしている中国は
特異の国になりつつあります。

経済を犠牲にしてもゼロコロナを続けて封じ込めが出来るなら万々歳ですが
その道はかなり険しいものとなりそうです。中国関連銘柄でも消費分野での
ビジネスを展開している企業は一段と不透明感が出てきそうです。ユニクロを
展開しているファーストリテイリングや良品計画やサイゼリアも中国市場の
重要地域になっていて売り上げ規模も大きいだけに業績動向が心配になります。

市場はこれから決算シーズンに突入しますから個別物色の様相を呈するでしょ
う。ポイントは増益や減益だけでなく市場予想に届くか届かないかです。そし
て期末決算ですから過ぎてしまった前期決算よりも今期決算がより重要になり
ます。3月期決算は既に第3四半期決算は終了し前期決算の全容はある程度明ら
かになっています。株価が大きく動くとしたら今期見通しの方です。

ウクライナ侵攻によるロシアへの制裁で資源、エネルギー価格がどう推移する
のか米国での金融引き締めがどこまで行われ、景気の行方がどうなるのか中国
のゼロコロナ政策の行方はどうなるのか、いずれにしても今期業績は減速する
でしょうが、どこまで踏ん張れるのか。現時点では消化しきれない材料が多い
のも事実です。


コメント
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