kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

競争激化

2022-04-25 06:26:30 | 日記
今日の東京市場は厳しい展開が予想されます。22日のNYダウはFRBによる金融
引き締め加速を警戒した売りが幅広い銘柄に広がりほぼ全面安となりました。
981ドル安(2.8%)と大きな下げした。ナスダック指数も2.55%の下げでした。
NYダウがナスダック指数よりも下げ幅が大きかったのはハイテク銘柄だけでなく
景気敏感株や消費関連株銘柄にも売りが広がったことが原因です。

利上げ加速から投資指標面で割高感の強いハイテク銘柄だけでなく市場全体に売
りが広がっているのは株式というリスク商品からマネーが逃げ出していることを
示しています。市場は利上げ加速とその結果景気が悪化するというスタグレーシ
ョンを一段と警戒しているのでしょうか。

今月初め株価が反発局面の時には利上げにもかかわらず米国経済の好調が続くと
いう見方が市場にはありましたが、少し見方は変わってきたようです。この下げ
が5月のFOMCを控えて投資家が慎重になり行き過ぎた下げになったのか。それ
とも市場の楽観が間違いだったのか。答えはいずれにしても数か月先には出てい
るでしょう。

今週の東京市場はただでさえGWを控え動きづらい週です。まして東京市場が休
場中にFOMCが開かれますから、値ごろ感が出ても積極的な買いは期待できない
でしょう。一層先物主導での乱高下が激しくなりそうです。そしてGWを挟んで
決算発表ラッシュとなります。指数以上に個別銘柄の変動は激しくなりそうです。

米国市場でネットフリックスは1月に前回の決算発表時に株価が急落しその後も
下値模索でした。そして今回の決算発表で前回以上の急落を演じました。日本企
業でも同様のことが起こる可能性もあるかもしれません。

宅配もコロナ禍で大きく伸びた分野です。しかし店に実際に行くのと違って配達
コストがかかります。プラスチック容器が必要など脱プラにも逆行します。調理
現場では円安や市況高もあり肉や食用油などの上昇もありコスト上昇はまだ続く
でしょう。価格転嫁は避けられません。消費者心理としては宅配よりも店舗を選
ぶことで節約を選ぶでしょう。

コロナ禍での巣籠り需要が加速し大きく売り上げを伸ばしたが、結果的に需要の
先食いをしてしまった。コロナ禍の成長が実力と考えてしまったところに齟齬が
出てきたのでしょう。動画配信にしても宅配にしても競争激化とコロナ禍から正
常化することにより逆風となりそうです。企業は試練を迎えそうです。
コメント
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