kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

点から面になるのかがポイント

2021-07-05 06:25:38 | 日記
先週末のNYダウは先週末に発表された6月の米雇用統計は市場予想をやや
上回る内容だったが、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和の縮小を急ぐ
ほどではないと受け止められ、米長期金利は低下しました。これが支えと
なってダウ平均は過去最高値を更新した。

今週もこうした流れが続くとみられていますが、PERは既に21倍台と過去
平均の18倍台と比べて割高感も高まっています。今月から始まる決算発表
で市場予想以上の数字が出てくれば割高感も低下します。さてどんな決算
シーズンになるのでしょうか。

一方日本株はまだまだ膠着状態が続くようです。米国株が大きく崩れない
限り下値は限定的です。しかし海外投資家がスルーしている間は上値も追
えない状況から抜け出すキッカケが掴めません。どこがどのようになれば
日本株にも活況が訪れるのか答えがあったら知りたいくらいです。

こんな状況でオリンピックが始まればますます投資家の関心は市場から離
れていきそうです。ワクチン接種が加速していることからもう少し経済回
復を買う流れでコロナ前の水準を回復していないグループへの見直し買い
があるのではないかと期待していましたが変異ウィルスの影響もあり日本
は第5波の入り口に差し掛かってしまったようです。

第4波が大阪や愛知などで深刻な感染拡大に見舞われましたが第5波では東
京のリバウンドの速さや波の大きさが際立っています。反対に第4波で深刻
だった地方都市の感染状況は足元では落ち着いています。第4波とは違って
東京での感染拡大懸念が注目されるのは東京オリンピック開催というイベン
トも大きいのではないでしょうか。

開催はもはや既定路線となりましたが、有観客になるのか、それとも無観
客になるのか大きな議論となってきました。最近では開閉会式や野球それ
に夜間の競技は無観客という折衷案も出てきました。いずれにしても開幕
まで3週間を切りました。観客を入れるのかはまもなく結論はでます。

オリンピックだけでなく市場は感染者数の推移、ワクチンの接種状況など
もうすぐ株価に織り込まれるでしょう。東京市場は夏枯れ相場が早めに訪
れたのか、それとも夏枯れ相場はオリンピック閉幕まで続くのか、相場の
ことは相場に聞くしかありません。

トヨタや日立それに富士通、富士フィルムなど業界のトップ銘柄が現在は
人気ですが、横に広がるかポイントになります。点での物色が面での物色
に移行できるのか東京市場の夏相場を占うものになりそうです。


コメント
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