月替わりしても東京市場のモヤモヤ感は払拭されないのかもしれません。
上値を追うにはエネルギーや材料不足です。ワクチン接種は当初の予定
以上に進んでいますが、現在の感染者の半分を占める20代30代の接種者
はまだ微々たるものです。
無症状の多い若者が感染者の中心になっている現状では人流の増加とデ
ルタ株が今後主流になることが予想される状況では当面は減少に転じる
要素はありません。11日に期限の切れる蔓延防止は100%の確率で延長
になりそうです。そして無観客での五輪開催が現実味を増してきそうで
す。
もっとも感染者が全国的に増加に転じた訳ではありません。第4波で深
刻だった大阪や愛知それに福岡、北海道は劇的に減少しました。日本で
唯一緊急事態が延長された沖縄でも感染者数の7日平均ではピーク時の
4分の一です。
首都圏特に東京都だけが突出してリバンドが大きくなっています。第4波
での山が低かったこともあり都民の間では危機感が少ないのでしょうか。
そしてやはり人口1400万人を抱え歓楽街も多いことも影響しているので
しょう。
五輪が無観客開催になれば当初懸念された人流増加による五輪閉幕後の感
染者増加は抑えられるかもしれません。足元は懸念されますが、先行き不
安の後退は株式市場にとっては悪い話ではありません。
個別株に目を転じるとトヨタ、富士フィルム、富士通、日立といった業界
トップ銘柄は4~6月期に10年来高値を更新しました。EVや水素関連といっ
たテーマ買いで関連銘柄が幅広く上昇する相場ではなく個別企業の稼ぐ力
が評価されての株高がポイントです。日本株と一括りにしないで業績での
選別が進んでいることは明るい材料かもしれません。
ポストコロナ相場は巣籠り関連とかEV関連とか水素関連とかのテーマ買い
はお休みになりそうです。2020年に活躍した銘柄ではなく新たな切り口で
の銘柄選びも重要になりそうです。当面はモヤモヤ感が残る相場またもう
一度下方向に振れる相場があるかもしれませんが、次の芽はきっとどこか
に芽吹いています。
それにしても誤算だったのは東京都のリバウンドの速さです。ワクチン接
種の加速と競争になってしまいました。足元ではワクチン未接種の多い20代
と30代の感染数が半分を占めていることから当面は減少する要素はありま
せん。旅行関連などポストコロナ銘柄の復活は少し後連れするかもしれません。
上値を追うにはエネルギーや材料不足です。ワクチン接種は当初の予定
以上に進んでいますが、現在の感染者の半分を占める20代30代の接種者
はまだ微々たるものです。
無症状の多い若者が感染者の中心になっている現状では人流の増加とデ
ルタ株が今後主流になることが予想される状況では当面は減少に転じる
要素はありません。11日に期限の切れる蔓延防止は100%の確率で延長
になりそうです。そして無観客での五輪開催が現実味を増してきそうで
す。
もっとも感染者が全国的に増加に転じた訳ではありません。第4波で深
刻だった大阪や愛知それに福岡、北海道は劇的に減少しました。日本で
唯一緊急事態が延長された沖縄でも感染者数の7日平均ではピーク時の
4分の一です。
首都圏特に東京都だけが突出してリバンドが大きくなっています。第4波
での山が低かったこともあり都民の間では危機感が少ないのでしょうか。
そしてやはり人口1400万人を抱え歓楽街も多いことも影響しているので
しょう。
五輪が無観客開催になれば当初懸念された人流増加による五輪閉幕後の感
染者増加は抑えられるかもしれません。足元は懸念されますが、先行き不
安の後退は株式市場にとっては悪い話ではありません。
個別株に目を転じるとトヨタ、富士フィルム、富士通、日立といった業界
トップ銘柄は4~6月期に10年来高値を更新しました。EVや水素関連といっ
たテーマ買いで関連銘柄が幅広く上昇する相場ではなく個別企業の稼ぐ力
が評価されての株高がポイントです。日本株と一括りにしないで業績での
選別が進んでいることは明るい材料かもしれません。
ポストコロナ相場は巣籠り関連とかEV関連とか水素関連とかのテーマ買い
はお休みになりそうです。2020年に活躍した銘柄ではなく新たな切り口で
の銘柄選びも重要になりそうです。当面はモヤモヤ感が残る相場またもう
一度下方向に振れる相場があるかもしれませんが、次の芽はきっとどこか
に芽吹いています。
それにしても誤算だったのは東京都のリバウンドの速さです。ワクチン接
種の加速と競争になってしまいました。足元ではワクチン未接種の多い20代
と30代の感染数が半分を占めていることから当面は減少する要素はありま
せん。旅行関連などポストコロナ銘柄の復活は少し後連れするかもしれません。