kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

見切り千両

2019-01-10 05:25:53 | 日記
東京市場は年末から大発会までのお先真っ暗という状況から7日以降
急回復しています。結果的には大発会の下げが相場の二番底になっ
た格好です。信用評価損益が2割前後のマイナスになると底入れが
近いという経験則が今回も当てはなりました。今後の参考指標とし
て有効かもしれません。

一方クリスマス暴落で一部の投資家は追証発生から持ち株処分を迫
られました。投資は常々自己責任と言いますが、一番苦しい時に耐
え忍べるかどうかが明暗を分けます。またネット記事に出ていまし
たが、「売り出し価格1500円で10万6600株(約1億6000万円分)を
購入した投資家のたけしさんは1449円ですべて売却しました。

結果的に約500万円の損失を出しました。本人は持ち続けることの
方がストレスと話しています。投資額が少額ならまた違った判断も
出来るでしょうが流石に1億円を越える投資になると百戦錬磨の投
資家と言えども心中穏やかではないのでしょう。相場の世界では
「見切り千両」という格言もあります。この世界で長く取引する
うちには上がるという思惑が外れることもあります。

投資の世界では失敗はつきものです。重要なのは小さな失敗は仕方
ないけど大きな失敗は出来るだけ避けなければなりません。投資成
績が上がらないのは1回の大きな損失がそれまで積み上げてきた利
益を帳消しにしてしまうことです。投資家なら誰だって損失は出し
たくはありません。例え金額が小さくとも同様です。

損切りした銘柄がその後上昇して持続していれば結果的に利益だっ
たというケースもあるでしょう。しかし失敗した投資で大きなスト
レスを抱えるとすれば売却して心機一転も悪くはありません。損失
は最小限に利益は最大限に投資家が肝に銘じなければならない重要
なことです。

もし長く続いた強気相場に転機が訪れたとしたなら基本は戻り売り
です。例え自分の買値に届かなくても結論は同じです。幸運にも心
配は杞憂に終り高値を更新するようになれば持ち株のいくつかは利
益が出るでしょう。ある意味損切りほど難しい判断はありません。
さて皆さんはどんな投資判断をするでしょう。
コメント
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