kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

最後は銘柄選択とタイミング

2019-01-08 07:36:46 | 日記
年明け早々東京市場は僅か数日で土砂降りから快晴に変わりました。
アベノミクスも色あせ、日本株に特有の買い材料が乏しい今年の相
場もやはり米国株や世界情勢に振り回されそうです。FRBが何回利上
げできるのか、もしかしたら利上げ打ち止めということもあるかもし
れません。

その結果次第で円相場も水準も変わってしまうかもしれません。来期
の企業業績も円相場次第では増益かあるいは減益か判断は難しいこと
になりそうです。そして今年も昨年同様トランプ大統領に市場は振り
回されそうです。

米国や世界景気に対して昨年末は悲観論が横行していました。しかし
雇用統計からは米国経済が失速するような予兆は現状では感じられま
せん。年明けの米国株を震撼させたアップルの業績下方修正もアップ
ル社特有の問題かもしれません。

中国ではファーウェイの副会長逮捕でナショナリズムが台頭しファー
ウェイのスマホ購入を呼び掛ける世論が盛り上がりました。その影響
をまともに受けたのが米国のシンボルであるアップルのiPhoneでした。
そしてアップル社が業績下方修正の要因に挙げたのが中国市場での不
振でした。

iPhoneの新製品は既にこれといった新機能が乏しいことから発売直後
から販売不振が指摘されていました。iPhoneよりも価格が安く機能も
遜色のないファーウェイのスマホを購入する人が中国では多かったよ
うです。副会長逮捕はアップルにとって一段と逆風が強くなる結果に
なりました。

しかしiPhoneの代わりにファーウェイのスマホが売れるのならアップ
ル関連として売られた電子部品各社の業績はそれほど大きな影響を受
けないという見方もできます。村田やTDKは確かにアップルの主要サ
プライですが、サムスンや中国メーカーとも取引しています。年末ま
でにかなり下げた水準でしたから年明けの一段安は最後のダメ押しだ
った可能性もあります。ならばある程度の戻りは期待できます。

既に世界のスマホ市場の成長鈍化は周知の事実です。しかし2020年に
は5Gサービスも始まります。ここ1、2年は苦しいでしょうが、数年先
には新サービスに伴い買い替え需要が今後期待できます。右肩上がり
の相場にすぐに戻ることはないでしょうが、ある程度の戻りは期待で
きます。タイミングと銘柄選びをキチンとすれば投資家にチャンスは
あるのではないでしょうか。
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