JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

雨の中の“セイルドリル”...

2011-08-20 22:38:16 | 函館港
 「海とのふれあい」をテーマに函館港で「オーシャンウィーク2011」が開催、水辺の生き物との触れ合いやパネル展など海に関するイベントが行われている。オーシャンウィークは、水産・海洋の祭典として2年に一度の開催で、これに合わせて航海訓練所の練習船「海王丸(2556㌧)」が函館港に入港している。

                             
 「海王丸」は、日本でも最大級の帆船でその美しさから“海の貴婦人”ともいわれている。今回は実習生80名を乗せ、函館港でセイルドリルや一般公開などを行い、オーシャンウィークに華を添える。

    
 午後から西ふ頭でセイルドリル(帆船に帆を広げる訓練)が行われるが、大雨注意報が発表され西の空には黒い雲が覆っている。「大丈夫かな...」と思いつつも車は西ふ頭へ...。到着すると同時にセイルドリルが始まり、実習生はマストに登り帆をほどきの作業に入った。

                              
 4本のマストに33枚の帆を広げるが、88名の実習生は「セーノ!!、ワッショイ!!」の掛け声を合わせ甲板のロープを引き、1枚ずつ帆を広げていく。ところが始めて間もなく心配していた雨が...、しかも大粒でスコールのような激しい雨...。

 
 岸壁で見上げていた市民はテントの中で見物...。このテント、係の方に聞くと「日よけのためだったんだけど、雨よけで使うとは想定外...。」とのこと。それにしても実習生は雨合羽を着て作業を続ける...。

 スピーカーで訓練状況を案内してくれた係の方の話では、「航海中は雨の中での作業は日常茶飯で、練習船ではスコールを「シャワー」というが、航海中荒天ばかりではなく、太平洋で朝日や夕日に向かって帆を広げるときには実習生も感動する...。」とのこと。

                             
 始めてから約1時間ほどで4本のマストに36枚の帆を張り終えると、実習生は甲板に並び敬礼...。海王丸の優雅な姿を見せると、固唾をのんで見つめていた多くの市民から拍手がわき起こった。この時、雨は上がり青空も覘き始めたが上空には黒い雲が残りイマイチ...、青空だったらきっと素晴らしかっただろうに....。

       
 30分後、今度は帆をたたむ訓練にはいる。係の説明では、36枚の帆を広げるロープが甲板に300本用意されており、その役割を熟知しなければ作業に携われないという。実習生には女性も参加することが多いが訓練は男も女もなく、女性でも高いマストに登り、重いロープも引く。それにしてもメーンマストは高さ50mもある。


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コメント (2)
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