西暦2000年に新しい千年紀を記念して建造されたという、9万トンを超える豪華客船“セレブリティ・ミレニアム”...。今朝、昨年に続いての寄港で、今回が5度目の入港...、早速入港風景をカメラにと車を走らせた。
“セレブリティ・ミレニアム”は91,000トンで、これまで函館港に寄港した客船の中で最大の「ダイヤモンド・プリンセス」(115,906トン)には総トン数では劣っているが、全長294mは「ダイヤモンド・プリンセス」の290mより長い...。午前8時過ぎ濃紺と白のツートンカラーの“セレブリティ・ミレニアム”は港内の防波堤を交わし港町ふ頭に船体を向けている...。
今回は、横浜港発の「北海道・ロシアと太平洋横断クルーズ」で函館のあとは室蘭港に立ち寄り、ペテロパブロフスク・カムチャツキー(ロシア)を経由してバンクーバーへの15日間の旅...。乗客は約2,000名でほとんどが欧米人とのこと...。
岸壁では、遺愛女子高校の生徒達が流ちょうな英語で下船する乗客のみなさんに函館の観光地図を渡しながら出迎えている...。さすがに乗客のみなさんもこの歓迎には笑顔を見せながら、市内観光へ迎えバスに乗り込んでいく...。
夕方、函館港の出港に合わせて函館名物「イカ踊り」で見送ると聞き、少し早めに港町ふ頭へ...。日中通訳ガイドとして活躍した遺愛女子高校の生徒さんも「イカ踊り」の法被を纏い待機...。雨上がりの岸壁で函館名物「イカ踊り」が始まる...。
定刻の午後7時、綱が外され“セレブリティ・ミレニアム”は感謝の気持ちだろうか大きな汽笛を二度、三度と鳴らし、さらに、岸壁で踊る学生達に、客船の船首からサーチライトを照らしながら岸壁を離れていく...。
見送る高校生たちは闇に向かう“セレブリティ・ミレニアム”に「see you again ...」と大きな声で叫び手を振り続ける...。船は、闇夜となった函館港を後にして、次の寄港地の室蘭港を目指し舵を切る...。