JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

早くも収穫 「今金男爵」

2008-07-31 22:21:52 | せたな町・今金町
 今日で7月も終わる。時の経過は早すぎて、目が回る。あと1週間、いや、5日間ほどのロスタイムがほしいものだ。しかし、5日のロスタイムを貰ったら、何するの......。
 8月も明日から港まつり、近郊のイベントにも顔を出したいなあ、高校野球と北京オリンピックはテレビ観戦.....。あ~あ、8月も終わっちゃうなあ.....。

 今日はせたな町に所用があって、午後から雨の天気予報を聞き少し早めに車で出掛けた。途中八雲町から今金町に抜ける日進峠は小雨がぱらついていたが、それほどの心配もなく順調に走ることが出来た。


 今金町にはいると「ジャガイモ掘り」があちこちの畑で行われている。先月通った時はジャガイモの花をカメラで撮ったばかりなのに、もう収穫できるのだろうか、と車を止めて畑に入らせて貰った。
 作業をしている農家の方に聞くと「露地ものは8月末から収穫が始まるが、早出しで畝にフィルムを撒いて促成栽培をしたもの。フィルムは温室の効果があるんだ。」と作業の手を休めて教えてくれた。

    
 機械で起こした畝から、農家の奥さんたちがジャガイモを拾って篭に入れている。「機械でやらないの?」と、訪ねると「早出しの芋は柔らかくて、薯の皮が剥けてしまうので手で拾っているんだ。手でも傷が付くことがあるよ。このイモは旨いよう....。」とのことで、大事に扱われているようで、見た目にも旨そう。


 今金は、昼間の温度が高く、夜間の温度が低いという内陸性の気象条件からジャガイモの生育に適し、でんぷん質をたっぷりと含んで品質・味の良さで「今金男爵」として全国的にも有名。「写真を撮らせてください。」とお願いすると、「私らはだめだ、イモだらいいけど。」と大きな笑い声で応えてくれたが、それにしても腰をかがめての作業は重労働だ。ちなみに、露地ものの収穫は機械で行われるとのこと。


 おまけ 車を走らせているとソバの白い花があちこちで目に付く。それもちょうど満開で、見頃を迎えている。去年も同じ道路を走っていたのだが、これほどソバ畑があることに気が付かなかった。

                          
 ソバは、休耕田を利用しての栽培のようだ。最近は、ソバで地域興しに取り組んでいる話を良く聞くが、ここはどうなんだろう....。そういえば、福島町千軒地区で毎年ソバの収穫祭が行われていたが、今年は行ってみようかな.......。
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フォトサークル“写留夢” 写真展

2008-07-30 21:52:41 | Weblog
 西日本では連日35℃を越える猛暑日が続いているとの報道があるが、函館はどうしたことか昨日は最高気温が21℃と平年より5度も低いという。これで夏は終わりでないよね....。週末から函館は「港まつり」なんだから......。

 今日夕方、NHK函館放送局ギャラリーで開催(8月3日まで)されている、フォトサークル「写留夢(しゃるむ)」写真展に足を運んだ。この写真展は、サークルのメンバーが1年間の活動の成果を発表する唯一の機会とのこと。


 会場には8人のメンバーが一人3点ずつ24点が並べられていたが、各地でのイベントを迫力あるシーンで捉えたもの、自宅の庭に咲く花々に集う昆虫の姿、真っ赤に焼けた夕陽、浜辺で海藻を摘む老女の姿など函館近郊の身近な所にある素材からの写真が多い。

              
 最近はカメラもデジタル化しているが、フイルムカメラでその良さを生かした写真も見受けられる。毎日ファインダーを覗き思い思いの一瞬を捉えて作品にし、それが見る人の心に伝えられることが出来るんだ、と感心してみてきた。
  
 フォトサークル「写留夢(しゃるむ)」は、今回が11回展で昨年は節目の10回展を記念した小写真集も作成したそうだ。メンバーの高齢化を心配していたが、生涯カメラとともに楽しんでほしいと願い会場をあとにした。これからも、みなさんに感動を与える写真を撮り続けてください.....。

 ところで、先日「函館写真協会」が解散したとの報道を目にした。会員数の減少と会員の高齢化、新時代(デジタル)への対応が遅れたことが原因とのことのようだ。写真協会といえば毎年秋に開催されていた「写真合同展」、各サークルから出品される作品に、思いや個性をつかみ取る楽しみがあって毎年足を運んでいただけに残念だ......。
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帆船「あこがれ」、函館港でセイルドリル

2008-07-27 21:17:09 | 函館港
 昨日、大阪市が所有する帆船「あこがれ」(362総トン)が函館港に入港、今日午前中にセイルドリルが行われると聞き西ふ頭に出掛けた。


 帆船「あこがれ」は、大阪府が所有する練習船で一般市民を乗せて一定のプログラムで帆船での航海や生活を通して青少年を育成する目的で作られ、最近では企業の研修でも利用されているそうだ。全長約52m、船幅約9mと昨年函館港に入港した帆船「海王丸」に比べて2回りぐらい小さいかな....。

      
 セイルドリルとは操帆訓練(そうはんくんれん)といい、簡単に言うと「帆を操る」訓練とのこと。「あこがれ」には全部で13枚の帆があり、これをロープを引いて広げる。ただ、ロープを引くのは訓練生ではなく、地元の青年会議所のメンバーだという。

 「あこがれ」乗組員の女性指導員の号令で「2-6 Heave(ツー・シックス・ヒーブ)」のかけ声でロープを引く。しかし、どうも気合いが入らないようだ。乗組員の方に訪ねると「日本語では“よいしょ!、よいしょ!”のかけ声になるのだが、イギリスが世界の海を制した時代にはこのかけ声で“2番、6番の男達よ、ロープを引け”が語源のようだ。」とのこと。



 始まってから40分ほどで13枚の帆すべてが広げられ、美しい帆船の姿を間近に見ることが出来、見学に来ていた市民から大きな拍手が起きた。確かに海王丸に比べると小振りだが、セイルを広げる「あこがれ」も青空に映え負けず劣らずで、素晴らしい光景を目にしてきた。
             
 帆を張るロープを引いた皆さん、張り終えた後「あこがれ」をバックに記念撮影.....。仲間に入れさせて貰った。お疲れさんでした。


 ところで、帆船「あこがれ」は昨日の午後3時西ふ頭に着岸、入港歓迎式が行われ、立ち会った。入港は港町ふ頭に停泊する「飛鳥Ⅱ」とツーショットで、多分こんな光景もそんなに見られるものではない。

                                   
 「あこがれ」は、箱館戦争で政府軍と戦うなど幕末・明治初期に活躍した榎本武揚の没後百周年記念事業で、当時軍艦「開陽丸」が江戸から蝦夷へと向かった航跡をたどろうと、東京から石巻、宮古、函館、江差へ寄港しながら小樽まで航海の途中での寄港だ。

 
 西ふ頭では、箱館戦争当時の兵隊に扮装した実行委員皆さんによる歓迎のアトラクションが行われ、大砲を鳴らし出迎えた。

              
          岩手県宮古港から乗船した榎本武揚の4代目に当たる榎本隆充さんの挨拶

 帆船「あこがれ」は8月1日、開陽丸が沈没した江差港に向けて出港する。「あこがれ」の航海の安全を祈りたい......。
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豪華客船「飛鳥Ⅱ」入港

2008-07-26 23:12:28 | 函館港
 今朝早く、豪華客船「飛鳥Ⅱ(50,142㌧)」が函館港・港町ふ頭に入港した。昨年のジンクスは「客船が入港するときは雨。」だったが、今日は少し雲が多いものの雨の心配はなさそう。そして、天気予報も「この後回復し、晴れ」、今日は当たった。


 入港は午前8時、少し早めにいって入港前の「飛鳥Ⅱ」を入船漁港から撮ろうかなと巴大橋を車で走っていると、まだ7時を少し回ったばかりなのに既に「飛鳥Ⅱ」は防波堤を交わさんばかり、Uターンして七重浜から収めた。ちょっと慌てたが何とか間に合った......。

     

                          
 港町ふ頭に着岸して早速歓迎セレモニー。デッキには大勢の乗客の皆さんも顔を出してくれた。今回「飛鳥Ⅱ」は乗客610人、乗組員480人で「夏の北海道クルーズ」コースで、7月24日横浜港を出港し、今日の函館が最初の寄港地、この後、網走、利尻、小樽に寄港して、8月1日に横浜に戻る9日間の船旅。おや、カモメたちも歓迎しているようだ....。


 岸壁で釣りを見ていた、東京両国にお住まいの佐藤さんご夫婦にお話を聞かせて貰うことが出来た。「家を出る時荷物は宅配便で飛鳥に送り、帰りは宅配便で自宅の送る。手ぶらで旅行できる便利さがある。乗客の平均年齢は70歳を超えているそうだが、船内には診療室もあり医者が常駐しているので安心できる。足腰が弱ってきたら船旅ですよ。」

       
 話はさらに続く、「船内では映画やショーなどが楽しめ、大浴場やエステ・マッサージ、カジノに麻雀、退屈したら図書室もあり、と時間が足りないくらい。インターネットやメールも送れるんですよ。」、ところで料金は? 「それはピンからキリまであるそうだ。客室は5階から9階まであって上に行くほど高く、私達は9日間で55万円のコース。」などなど、沢山話してくれた。「函館山からの夜景を見ていってください。」と案内したが、「函館は何度も来ているので....。」だって.....。
 佐藤さん、楽しいお話をありがとうございました。快適な船旅を楽しんでください。

 
 午後10時、函館港出港。「飛鳥Ⅱ」の灯りは、ふ頭の暗闇に浮き上がる感じで素晴らしい夜景を映し出している。

      
 見送りは例によって「イカ踊り」、乗客全員がデッキにいるのではないかと思うほど大勢の方が出てくれている。リーダーの巧妙な話術でデッキでも「イカ踊り」を一緒に踊りだし、また、大きな声で「イカ、イカ、イカ、イカ、イカ踊り♪~」とかけ声をかけてくれている。見送る側と見送られる側が一体となって「飛鳥Ⅱ」が岸壁を遠く離れるまで、踊り続けていた....。

 ところで、今年の函館港の客船寄港数は「8隻」で例年に比べ少ない。これは運航会社が決めることとはいえ、函館港の活性化を期待しているものにとっては寂しい気がする。ただ、今年は世界最大という外国籍大型客船の入港が予定されているようなので、これは少し楽しみだ。
 「飛鳥Ⅱ」の次回寄港は8月21日、船内見学が予定されており既に申込みをした。抽選に当たって、つかの間のクルージング気分を味わえればいいなあ......。

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ラジコンヘリ大活躍

2008-07-24 20:49:25 | 江差町・上ノ国町
 未明(00:26)に襲った地震には驚かされた。函館では震度4、ゆっくりした揺れが長い時間続く、一瞬「どうすればいいのだ.....。」と頭で考えているのだが、なかなか行動に移れない。震度6だったら本当にどうすればいいのだろう、我が家でも地震に備える訓練が必要かもしれない。
 ところで、最近被害を被る強い地震が多発しており、しかもだんだん北に向かっているような気がしている。思い過ごしかもしれないが......。


 今日は、所用で乙部町に向かった。途中、江差町朝日地区の水田でラジコンヘリコプターを操っているグループに遭った。野次馬根性丸出しで車を止め、その動きを眺める....。

       
 目的は、水稲防虫剤の散布を行っているとのことで、さすがにオペレータの方は熟練されており操作も鮮やかだ。1ヘクタールだったら約10分程度で散布できるそうだ。


 ヘリコプターは、1機1,000万円以上もするそうで、当然オペレーターは資格が必要とのこと。ヘリコプターは重量が100kg程度でトラックに積み込む時は3人で持ち上げている。燃料はガソリン、高騰の影響はあるだろうなあ....。

             
 散布される薬剤は水稲に効果的に付着するのか心配したが、ヘリコプターのプロペラからの風が下に押しつけて葉の裏にも付着するようだ。話を聞きたかったが、「次は、学校の裏の田んぼ....。」と慌ただしく移動していった。多分時間勝負なんだろうなあ......。
 それにしても面白いものを見学させてもらった。お陰で、乙部町には20分ほど遅刻してしまった.....。



             
 おまけ 帰りに立ち寄った厚沢部町の「道の駅・グリーンプラザ227」側のひまわりが満開だ。そんなに広い畑ではないが、黄色の花を見つけ国道を走るドライバーの皆さんも車を止めて見入っていた。どんな花でも、車を運転していると目にも心にも和む......。

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今日の定食は、「アサバガレイ」の煮付け

2008-07-22 22:52:08 | ランチ
 今日は札幌の2人の知人が朝1便の飛行機で函館に来るとあって函館空港に出迎えたが、飛行機が空港について間もなく、ものすごい勢いで雨が降り出した。雨具の用意もなく、暫く空港で待機する有り様。朝からさんざんな目に遭ってしまった。
 ところが、北斗市に来ると雨の降った気配もなく道路は乾燥している。空港の雨は通り雨のようだった。そういえば、今日は何度かそんな場面に遭うといった落ち着かない天気の一日だった。


 北斗市での所用を片づけ、例によって「お昼は何にする?」に、珍しく明快に「魚を食べたいね。」とのこと。それではということで、何度かお邪魔したことのある美原にある海鮮居酒屋に案内した。


 今日ランチは「煮魚定食」。魚は「アサバガレイ」の煮付けで、新鮮とあってプリプリと弾力があり、身も厚く食べた瞬間「旨い!」の声。卵もたっぷり入っていて、これも煮しまってまた美味しい.....。さすがに札幌からの知人も「函館は魚が一番だね。」と満足して帰って行った。良かった、良かった.....。
 ちなみに、スーパーで「子持ちガレイ」と表示され並んでいるのが、ほぼこの「アサバガレイ」とのこと。

 夜、前回に引き続き、高校時代の学校新聞縮刷版作りについての打合せを行った。いくつかのハードルのうち資金の調達やスタッフの確保など大きなものは一定の目処がつき、平成21年3月31日刊行に向け取り組むことで確認が出来た。だからといって順調に進むかといえば、そう簡単なものでなく、閉校になった学校の資料が何処にあるのだろうか、また借用できるのか、グラビアを飾る写真をどう集めるのか、まだまだ解決しなければならない課題も多い。

                   
                      (30年前に発行した「100号発行記念縮刷版」)
 しかし、今ここで我々がやらなければ、30年前に縮刷版を作った意義が薄れてしまう。ただ、幸いかなメンバーは30年前に「100号発行記念縮刷版」を作成した意気込みだけは未だ健在で、当面はこの「意気込み」を頼りに進めることになりそうだ。時間も少なく厳しい状況下ではあるが、何としても作りたい、多分みんながそんな気持ちでいると思う.......。

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函館に夏を告げる「函館港花火大会」

2008-07-20 23:24:05 | 函館港
 地元新聞社主催の海の日記念・函館港花火大会が行われ、今年も海岸町の岸壁に足を運んだ。昨年の花火大会は風が冷たく厚手のジャンパーを着込んでの撮影だったと記憶しているが、今日は風もなく若いカップルは浴衣掛けで見学、花火にお似合いだ。



 この花火大会は函館に夏を告げる風物詩としてすっかり定着、今年は「星空の映画館」をテーマに、スターマインや水中花火など5,500発が打ち上げられ、また、地元のコミュニティー放送局がこの様子を中継放送し、携帯ラジオから流れる音と光で楽しませてくれた。



                    
 海岸町の岸壁に打ち上げ時間の30分ほど前に到着したが、既に多くのカメラマンが三脚を立て待機している。その中の一人の方に絞りやシャッターを押すタイミングなどを教えてもらい、即席の講習会を開いてもらった。
 しかし、シャッターを押すタイミング良くとも花火独特の色がでない、折角色がでてくれたと思うとぶれている。何度も撮っているつもりだが、なかなか思うようにいかないものだ。そのうち花火に見とれてシャッターを押し忘れる始末.....。

                           


 結果はこの程度、まあ、8月にもう一度花火大会があるので、そこでもう一度頑張るさ....。

 ところで、明日は「海の日」で祝日。明治9年(1876年)7月20日、東北・北海道巡幸の明治天皇が函館港から明治丸で横浜港に着かれた日に由来し、この日を海運・海事の啓蒙のため、「海の記念日」と定められ、その後、 海事関係者への感謝の日として、平成8年(1996年)から「海の日」として国民の祝日に制定された。
 「海の日」は函館港に関わりの持つ日である。このように意義ある日を、平成15年(2003年)からのハッピーマンデー制度により毎年祝日が変わることには多少疑義を感じている。それでも、連休になる方がいいのかなあ....。

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躍動感溢れる演出、「函館野外劇」

2008-07-19 23:51:03 | 五稜郭公園
 函館の夏の風物詩ともいえる「市民創作劇・函館野外劇」。今年で21回を数え7月4日から8月10日までの日程で国の特別史跡・五稜郭跡を舞台に開催されている。既にチケットは手に入れ、先週出かけの予定をしていたのだが生憎の雨で中止、75分の歴史スペクタクル「星の城、明日に輝け」を今晩楽しんできた。いくつかの場面を見てみる....。

 「函館野外劇」はスタッフ、キャストすべてがボランティア。毎回約500人が出演者や裏方として活躍、五稜郭公園の堀に水上舞台を造り、船も磯舟から軍艦まで登場するなど大掛かりだ。それに照明や音響効果の素晴らしさ、毎年進化していく。

   
 物語は、高田屋嘉兵衛、黒船来航、箱館戦争など函館の歴史絵巻を紹介しているため、親しみやすくわかりやすい内容だ。オープニングは「コロポックル」たちの“星のまちHakodate”の大合唱。

    
 函館がウスケシと呼ばれた時代、アイヌと和人の争いでの和人の襲撃には数頭の馬も出演し場面を盛り上げている。これも野外劇だからこそ出来るワザかな.....。


 キリシタン殉教。十字架が悲しみの色に染まる....。


 黒船ペリーの来航、そして各国の要人が次々と現れ、街中に溢れる異国の人々....。国際化の波は、大人数のフラッグダンスで演出。スケールの大きさ、華やかな踊りは観客を魅了する....。


 武田斐三郎による西洋式築城五稜郭を建設。しかし、この五稜郭を有名にしたのは箱館戦争....。


 函館は幾度となく大火に見舞われたが、それを乗り越えてきた。そのたくましさを教え、函館の発展にも力を尽くした高田屋嘉兵衛の活躍で港町函館の繁栄があった。


 フィナーレは出演者全員が舞台に揃い“星のまちHakodate”の大合唱。観客席もペンライトをかざし応えていたが、この“星のまちHakodate”の作曲は“千の風になって”を訳詩、作曲をされた作家・新井 満さんとのこと。この大合唱は、函館がいつまでも光り輝いてほしいと願いを込めて唄われている......。

 この「函館野外劇」は、函館在住のフランス人フィリップ・グロード神父が、神父の故郷であるフランスのル・ピディフ地方で、古城とその前庭を舞台とした野外劇を催していることから、「五稜郭という素晴らしいロケーションを生かし、函館のユニークで豊富な歴史的事実を野外劇として活用すべきだ。野外劇を函館でもぜひやってみたい。」との提唱から端を発し、青函トンネル開通記念・青函博覧会が開催された昭和63年(1988年)に第1回公演がスタートしたとのこと。国内最大級の野外劇、ボランティアで運営されていることを函館の誇りとして、また、地域おこしのためにもいつまでも引き継がれてほしいものだ。

            
 帰りに係の方に「今日の入場者は何人ですか?」と訪ねると、「詳しい数字は聞いていないが1,000人前後のようです。」と教えてくれた。1,000人の皆さんは多分満足して帰られたと思う....。是非、いや、必ず来年も見に来るぞう....。

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“赤レンガ庁舎”が画題に....

2008-07-15 23:14:38 | 札幌市
 所要で昨日、今日と1泊2日で札幌に行って来た。札幌は、昨日も今日も少し雲はあるものの天気は晴、気温は25℃と夏日だったが若干風が吹き爽やかで、今が一番いい季節なのかな....。今回は、あまり時間が取れず街を歩くことも出来なかったが、昨日の午前中北海道庁の前庭を少しだけ歩いてきた。


 北海道庁前庭では8月上旬まで赤れんが庁舎を花で飾るイベント「花フェスタin赤レンガ」が開催中で、あちこちにフラワーポットやオブジェが置かれ、さらにビアガーデンも開かれるそうだ。だからというわけではないと思うが、観光客の多いのには驚かされる....。


 池の周りを歩くと、何人かの絵を描いている人たちを見かける。皆さん椅子を持ち込み画題となる赤レンガを見つめながら筆を動かしている。その中の一人に「今日で何回目ですか?」と声を掛け、写真を撮らせてもらった。

                    
 「最初にデジカメで写真を撮り自宅でデッサンをし、ここで色を付けている。今日が3回目、そろそろ完成させないと....。」と筆の動きが一層速くなったような気がするが、気持ちはゆったりと感じられ、「満足できる絵になりますよ...。」とお礼を伝え、その場を離れた。
                    
 ところで、北海道旧本庁舎は“赤れんが庁舎”の愛称で道民に親しまれている。明治21年(1888年)に建築資材の多くに道産品を使用して、間口61m、高さ33mで現在の10階建てのビルに相当する、当時としては国内有数の大建築物だったようだ。明治42年(1909年)に火災で内部を焼失したが、赤レンガにはさしたる損傷もなかったとのこと。

 現在の建物は、北海道100年を記念して昭和43年(1968年)に建築当時の姿に復元し、永久保存をすることになり、これほど優れた明治の洋風建築物は国内でも数少なく、翌年、国の重要文化財にの指定を受けている。。(“赤レンガ庁舎”のパンフレットから)

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市民の森公園のアジサイ、まだ咲き始め

2008-07-13 14:08:22 | Weblog
 今朝早起きしたのだが、空には雲が懸かり少しドンヨリした天気。起きてしまったのだからということで、市民の森公園に散歩を兼ねて「アジサイ園」を見学に車を走らせた。


 去年のブログを開けてみると7月14日に「アジサイ園」に来ており、その時はアジサイの花は見頃を迎えていたのだが、今年はどうしたことかやっと咲き始めという感じ.....。今年の花々は総じて1週間ほど早く開花をし、見頃を逸したということもあり、気にしながら来てみたのだが残念。いや、また来週にでも来てみよう......。






 この「アジサイ園」には約21種1万3千株のアジサイが植えられ、道内最大規模といわれている。そんな中から、いくつか探し出しカメラに収めた。ただ、咲き始めとあって何となく初々しさが伝わってくる。「綺麗だよ...。」と声を掛けながらシャッターを押させてもらった....。

                

                

                

                                  
 アジサイの花をファインダーから覗き、よく見ると虫たちが花と遊んでいる。「な~るほど、これも楽しいなあ~。」と一緒に遊ばせてもらった。花が少なく、今は彼らも大変かもしれないが、これからはきっと選び放題になるだろうよ.......。


 公園の中は深緑の木々に囲まれ空気が美味しい。小鳥たちは自分の存在感を誇示するかの如く、囀りがけたたましくも聞こえてくる。このように早朝の公園は、街の雑踏や車の騒音もなく、小鳥の声を聞きながら歩き廻るだけで、どこか遠く離れた所にいるような気持ちになれる......。
 おっと、函館は今日がお盆だ。早めにお墓参りを済まそうかな......。

 
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