豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」が、今年初入港...。昨年は7回寄港、今年も今回含めて8回の寄港の予定しているお馴染みの豪華客船。巨大な船体を係留先の港町ふ頭にゆったりと進んでくる。しかし、客船が入港するときは往々にして天候に恵まれないというジンクス?に今回も勝てず曇り空...。
今年から豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」のシンボルマークの「シーウィッチ」(海の女神)がデザインされ、より豪華に見える...。隣でカメラを向けている方に「青空だったらね...」と声を掛けると「いや、雨が降らないだけで良しとしないと」だって...。でも、青空に真っ白な船体いいだろうね、次回に期待しよう...。
豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」は、日本で建造された最大の客船として、平成16年(2004)に初就航、多彩な施設を擁し日本発着の大型客船として名を馳せる...。全長290m、総トン数115,906㌧で乗客定員は2,670名と巨大マンションが世界の海を駆け巡っているようにも思える...。
今回のクルーズは、横浜発着の「きらめく春の日本一周クルーズと韓国10日間」で、釜山、富山、秋田などを経由しての寄港...。岸壁では、客船寄港の都度通訳ボランティアを続けている遺愛高校英語科の生徒さん達が歓迎の“イカ踊り”で出迎える...。
今年も多くの観光客のお手伝いをしてあげよう...。そんな彼女たちの思いの込められた“イカ踊り”に呼応されてか、デッキの並ぶ乗客の皆さんからは応援の手拍子と掛け声とともに、見よう見まねで踊り出す乗客の姿も...。
タラップが作られるとほぼ定員一杯の乗客の皆さんが次から次と下船してくる...、下船口では高校生達が観光パンフレットを渡し観光案内のお手伝い...。乗客の皆さんは観光バスやシャトルバスに乗り込み、函館観光や大沼、江差まで足を伸ばして早春の函館を楽しんだようだ...。
出航は午後11時...。見送りは無理だろうが、せめて夕陽と一緒にと函館港に立ち寄る...。しかし、生憎の曇り空でスッキリした「ダイヤモンド・プリンセス」を捉えることは出来なかったが、風もなく海面に映り込みがよく、隣でファインダーを覗くカメラマンさんと「見た目はいいんだけど、写真にするとね...」と愚痴を言いながらシャッターを押し続けてきた...。