JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

雨の中の“江差・姥神大神宮渡御祭”...

2011-08-10 22:02:27 | 江差町・上ノ国町
              
                  (江差町にある、姥神大神宮)
 その起源はおよそ370年前にも遡る、蝦夷地最古の祭りと知られた“姥神大神宮渡御祭”...。その年のニシン漁を終え、蝦夷地きっての景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込めてにぎにぎしく行われた祭りに始まる...。この祭りが、今年も昨日の宵宮祭に始まり、今日は下町(したまち)巡行で京都祇園祭の流れを汲む祭り囃子の笛と太鼓の調べに乗って、豪華な13台の山車が夜を徹して町中を練り歩く...。

 
 今年も少しの時間でも見学できたらと大神宮のある江差町へ向かう...。途中、車のラジオからは「江差町を中心とした檜山南部に大雨警報を発令...。」と流れる。見上げる空は青空も少し覘き、予報が外れることを願いながら街にはいると、天狗のお面を付けた猿田彦命(さるたひこのみこと)を先頭とする御輿行列の巡行が始まっている...。

                        
 神宮の前には13台の山車(やま)が、優雅な祭り囃子を奏でながら巡行の開始を待つ。どの山車も雨対策のためスッポリとビニールで覆い、残念ながら武者人形や山車をスカートのように巻いている豪華な水引などが隠れてしまう...。いよいよ、加藤清正公を拝する「清正山」を先頭に山車の巡行がスタート...。

 

            

                         
 ところが、スタートして間もなく予報通りの雨...、その雨も半端なものでなく一時はバケツをひっくり返したような勢いで、民家の軒下を拝借したが雨の跳ね返りでズボンがびしょ濡れ...。しかし、それでも子供たちが奏でる笛や太鼓の祭り囃子は途切れることなく続き、山車もビニールカッパ着た子供たちを中心に「エンヤ! エンヤ!」の威勢のいい掛け声で曳かれていく...。

 

                         

 
 程なく雨は上がり、途中会社や商店に入り祝い歌の「切り声」を披露、商売繁盛を祈願しながら山車は歴史情緒ある「いにしえ街道」を巡り、夜13台の山車が集結する愛宕町商店街を目指して進む...。

 雨の中の“姥神大神宮渡御祭”見学だったが、「雨なんぞに負けるもんか!!」という、江差人の心意気を見せつけられ感動をもらってきた。最近は、人口減もあって参加者も少ないようだが、それでも今年も山車を新調し輝きを増した豪華な姿を披露したものもある。北前船時代の繁栄を蘇られる北海道最古の祭礼...、いつまでも続けられるものと信じてやまない...。来年は、じっくり一日見物するぞう~
 ちなみに、祭礼3日目(11日)は上町(うえまち)巡行が行われる。明日は天気も回復し祭り日和になりそう...。明日の江差は盛り上がるんだろうなあ...。

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コメント (2)
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