JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

純白の花の上で“優雅な舞”...

2016-08-28 21:12:54 | 松前町・福島町

  8月最後の日曜日、今日も各地でイベントが行われている...。週間天気予報では週末はあまり芳しい予報でなかったので、近くのイベントをと考えていたが、大きく青空が広がるイベント日和...。

  

 それじゃ、遠くまで...と福島町千軒での「千軒そばの花鑑賞会」へと車を走らせる。「千軒そばの花鑑賞会」は秋の収穫を喜び、地域の安全や繁栄を願い純白のそば花が咲き乱れる中で松前神楽が奏上される秋の福島を代表するイベント...。

                               

 到着時間は午前11時...。既に多くの方がそば畑の隣でジャガイモ掘り...、早速、軍手とスコップを借り袋一杯に詰め込める...、それがまた楽しい。皆さんも楽しそうに「まだ入るぞう~...。」とこれでもかと詰め込んでいる。

         
  
 テントの中ではイモの塩煮やカボチャ、茹でトウキビなどが食べ放題...。地域のお母さん方が準備したというイモがテーブルの上に山積み、するめの塩辛と三升漬けが添えられ旨い...。また、自然乾燥された千軒の十割そばも大人気...、満開のそばの花を見ながらでそばの花を見ながらそばを食べるのもいいもんだ...。

        

 この「千軒そばの花鑑賞会」、今年が15回目の節目と北海道新幹線開業を記念しての開催とあって、実行委員会手作りのくす玉を割り、函館出身の歌手高田ともえさんがそば畑で自慢ののどを披露...。

   

 さて、いよいよ松前神楽の奏上...。日が照り汗が噴き出るほどの暑さの中で、笛や太鼓の音に合わせ7人の楽人が松前神楽「山神舞」や「鬼形舞」、「八乙女舞」、「獅子舞」の4座を披露。特に八乙女舞では地元の女子中学生2人が巫女姿での“優雅な舞”は幻想的な光景を醸しだし、観客から「よ-そろう(良い候)」と大きな掛け声が上がる...。

      

 300年以上の歴史を持つ松前神楽、北海道無形文化財に指定され福島町では小学生など町民有志の保存会が伝承している。松前神楽には33座の舞がありこの日は4座披露されたが、最後の「獅子舞」...は獅子が観衆一人一人の頭をかじり無病息災を祈る...。

                  

 純白のそばの花が秋風に揺れる中で千軒の自然の美しさと伝統文化に触れ、ジャガイモの塩煮とそばを口にする...、もう~最高~...、また来年も来ちゃおうっと...。
                                      
  ところで、千軒そばは千軒地区活性化策として千軒そば生産会が会場となった畑約2.5㌶に7月中旬に作付けし、収穫は10月上旬とのこと。収穫されたそばは自然乾燥させ生産会直営の「千軒そば屋」で賞味できる...。

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無病息災を願い“火渡り”...松前町・阿吽寺

2015-05-11 23:34:20 | 松前町・福島町
 北斗市・当別にある「トラピスト修道院」の満開のサクラを堪能した後、当初目的の松前町へ少しアクセルを強く踏み車を走らせる...。木古内町から福島町までの津軽海峡は波も穏やかだったが、松前町白神岬を交わすと風が強まり海は白波が次から次と押し寄せてくる...。空は雲一つない青空なのに...。

        
 松前町・道の駅「北前船 松前」のレストランで昼食を摂り、松前公園内にある高野山真言宗阿吽(あうん)寺に向かう...。毎年5月11日に火の上を渡って災いを焼き尽くすという素足で火床を駆け抜ける「紫燈大護摩(さいとうおおごま)火渡り」が行われる...。

                                                 
 この儀式、以前は松前公園北側にある勝軍山(松前霊場八十八カ所)の山開きとして行われていたが、霊場巡りの出来ない高齢者にも祈りの機会を与えたいとこの“火渡り”が始まったそうだ。午後1時、法螺貝の音とともに6人の僧侶が登場...。

        
 お寺の前の広場で僧侶の読経の後、積み重ねられていたヒバの枝に火が付けられる...。天高く煙が立ち上がると風に乗って南に向くと、その後は何故か見学者を撫でるように何度も煙は会場を這いまわる...。              
                                  
                          
 煙と炎がさらに勢いよく上がると太鼓と読経の中、僧侶は無病息災などの願い事が書かれた護摩木(ごまき)を火の中に投げ込み読経を続ける...。

                   
 いよいよ“火渡り”の修行が始まる。護摩木とヒバの小枝が燃える中、修験者姿の僧侶が「エイ!!」と気合いを入れ念仏を唱えながら10mほどの火床を裸足で駆け抜けると、見物客らから「おおっ!!」と感嘆の声が聞こえる...。

                                
 その後、50人ほどの参拝者も残り火で作った火床を、僧侶に気合いを入れてもらった後、裸足で歩き無病息災を祈り“火渡り”を行い身を清めていた...。 
 道南では珍しい行事とあって、火渡りの会場には多くのカメラマンが一心にシヤッターを押す姿も見られた。それにしても濛々と立ち上がる炎と煙が、なぜか参拝者や見学者を撫でるように動き回り、その煙を浴びることで御利益に預かったのかも知れない...。

                                        
 ところで、松前公園内は好天に恵まれたこともあって平日にもかかわらず大勢の花見客で賑わいを見せていた...。ただ、ご多分に漏れずサクラの見ごろはピークを過ぎていたが、それでも遅咲きの関山や松月などが満開に咲き誇りサクラのトンネルの下を歩くことが出来る。駐車場の方も「まだまだ花見は出来るから...」と元気に話してくれた...。

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今日のランチは、道の駅「北前船・松前」で“石鍋うどん”...

2014-12-18 21:35:51 | 松前町・福島町
 年末の挨拶廻りとかで木古内町から松前町、江差町の渡島半島南西部を一廻りの日程で知人が運転する車に乗った...。昨日の爆弾低気圧の影響を少し心配しながら向かったが、時折青空も覘き津軽海峡に波浪警報が発表されたとのラジオからの情報も穏やかで、まずは一安心...。

    
 松前町までの挨拶を終えたところで昼食休憩...。迷うことなくお馴染みの道の駅「北前船・松前」に...。「今日はラーメンにする...」と決めて入ったのだが、大きな看板のメニューで料金を確かめようとすると、隣に「この時期だけの限定メニュー」が並んでいる。どうも「限定」に弱く、特に大きな絵柄で描かれている“石鍋うどん”が目に入り、「これだ!!、これに決める!!...」と券売機に向かいボタンを押す...。

                                   
 この時点では、道の駅から海峡を眺めていると陽の光が煌めき春を思わせるような感じで、知人とも「昨日でなくて良かったなあ」と話をしながら“石鍋うどん”を待つ...。

   
 「14番さんどうぞ!!...。」と呼び出され、カウンターでトレーに乗せられた“石鍋うどん”を受け取る...。「熱いので気をつけて...」といわれたが、確かに石鍋の中は煮えたぎり、湯気がモウモウと立ち上がり見るからに熱そうだ...。ホタテやエビ、イカ、天ぷら、餅、蒲鉾、ゆで卵など10種類を超える具材が乗っかってメーンのうどんが見えないほど...。一混ぜしフウフウしながらも、ついだし汁まで飲み干してしまうほどの美味しさ。やはり「限定」ものは間違いない...。

 さて、腹ごしらえをしたところで江差町に向かおうとすると、先は黒い雲に覆われている...。気象警報は解除されたようだが「あの雲は、ちょっとヤバイよ...」ということで取り終えず引き返そうと意見が一致、車は函館に向けた。向かう先の筈だった厚沢部町のトンネルで正午過ぎ、スリップしたと思われる乗用車同士が衝突しての死亡事故があったようだ。どんな状況かは定かでないが、結果無理せずに戻ったのは正解だったかも知れない。冬道の運転は、気をつけよう...。
                                    
 ところで、車を函館に向け振り返ると松前城が見送ってくれるかのように佇んでいる...。松前城の下の通りを道路拡張事業にあわせ、町並み整備が進められ、通りの約500mほどの商店や民家などが白壁と黒い屋根瓦に改装、電線の地下埋設で電柱も消え、まさに城下町の雰囲気を漂わせている。この場所の整備も最終段階、来春の花見の季節にはこの場所から満開の桜に包まれた松前城を眺められるかもしれない...。

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初秋の“松前公園”...

2014-09-19 22:47:57 | 松前町・福島町
 久し振りに所用で松前町に車を走らせた...。函館は青空が広がり、爽やかな秋晴れ...、最高のドライブ日和とルンルン気分でハンドルを握る...。ところが、秋の空...、フロントガラスの先は青空なのに、いきなり大粒の雨があたる。どこから雨が降ってくるのか不思議な状況が三度、四度と続く。昔、こんな状況を「キツネの嫁入り」と聞いたことがあるが...。

                         
 所用を終えて、いつもの通り“松前公園”に足を運ぶ...。観光客の姿が時折見られたが、いたって静かだ...。観光案内所に顔を出したが、係の方も手持ちぶたそうだ。

      
 “松前公園”の一角に松前町出身の日本を代表する書家、金子鴎亭氏の偉大なる業績をたたえて作られたという日本最大の碑林「北鴎碑林(ほくおうひりん)」...。咲き乱れる花々が鴎亭氏の銅像を取り囲んでいるが、辺りは秋の佇まい。秋最中?...、いや、まだ初秋でしょう...、自問自答しながら公園を散策...。



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“火渡り”で無病息災を祈願...松前町・阿吽寺

2014-05-11 23:31:42 | 松前町・福島町
 朝から青空、気温も20℃を超え今日も行楽日和が続く...。「家で寝っころ返っていてもしょうがないでしょう...。」と出掛けることにしたものの、森町・桜まつり、北斗市・陣屋桜まつり、松前町・桜まつり、木古内町・サラキ岬チューリップフェア、福島町・女だけの相撲大会、せたな町・水仙まつり、江差町・江差線ラストラン、香雪園・探鳥会...などなどイベント目白押し...。何所へ向かうか迷ってしまう...。

    
 そんな中から選んだのが、松前町松前公園内にある高野山真言宗阿吽(あうん)寺で毎年行われる「紫燈大護摩(さいとうおおごま)火渡り」に焦点を絞り車を走らせた...。3年前にも見学させてもらったが、素足で火床を駆け抜ける儀式の凄さを思い出しこれに決めた...。

                 
 この儀式、以前は松前公園北側にある勝軍山(松前霊場八十八カ所)の山開きとして行われていたが、霊場巡りの出来ない高齢者にも祈りの機会を与えたいとこの“火渡り”が始まったそうだ。午後1時、法螺貝の音とともに僧侶が登場...。

    
 お寺の前の広場で僧侶の読経の後、積み重ねられていたヒバの枝に火が付けられる...。天高く煙が立ち上がると風に乗って南に向くと、その後何故か見学者を撫でるように会場を煙は靡いていく...。

                                              
 煙と炎がさらに勢いよく上がると太鼓と読経の中、僧侶は願い事が書かれた護摩木を火の中に投げ込み読経を続ける...。

                 
 いよいよ“火渡り”の修行が始まる。護摩木とヒバの小枝が燃える中、修験者姿の僧侶が「エイ!!」と気合いを入れ念仏を唱えながら10mほどの火床を裸足で駆け抜けると、見物客らから「おおっ!!」と感嘆の声が聞こえる...。

                                                             
 その後、50人ほどの参拝者も残り火で作った火床を、僧侶に気合いを入れてもらった後、裸足で歩き無病息災を祈り“火渡り”を行い身を清めていた...。

 
 それにしても、その凄さに感動する...。道南では珍しい行事とあって、火渡りの会場には多くのカメラマンの姿も見られた。なにやら宗教的な一面を覗いた気がするが、精神修行霊場八十八ヵ所巡りをした御利益があるのかも知れない...。来年も参拝させてもらおうかな...。

                                    
 ところで、松前公園内は日曜日と好天に恵まれたこともあって混雑を予想していたが、駐車場は公園近くにすんなり入ることが出来た。駐車場の方に訪ねると、「ゴールデンウィークは大変だったけど、終わったら引けちゃって...。」と手持ち無沙汰...。それでも公園内は、早咲きのソメイヨシノは花びらを落としたが、「南殿」や「糸括」など中咲きといわれるサクラが見ごろを迎え、サクラのトンネルの下を歩くことが出来る...。松前町の方も「今年も、5月末まで花見が出来る...。」と胸を張っていた...。



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松前公園“冬桜”咲き始める...

2014-04-07 22:16:33 | 松前町・福島町
 週末の肌寒い天気から解放され、今日はちょっぴり風の強いのが気になるが、久々に気温も10℃を超えどこか春らしい感じのする一日...。そんな中を、書類受取の所用が入り午後急遽松前町に車を走らせた...。

 
 松前での所用を終え、松前公園に春を探しに足を運んでみた。時間も遅くなって陽が傾き始めたが、その西日が松前城を照らし幻想的とまではいいがたいものの、何か新鮮なものを見せつけられた思いで立ち止まった...

                               
 松前公園のサクラで一番早く開花するするのが松前城入口前にある“冬桜(ふゆざくら)”...。芽が膨らみひとつふたつと可憐な白い花を咲かせ、風に揺れている...。「開花」は、1本の木に5~6輪ほど咲いている状態ということで、まだ「咲き始め」...。明日から気温も上がりそうなので「開花宣言」も間近...。

  
 松前公園には250種1万本のサクラがあるといわれているが、“冬桜”はその先陣を切ってこの時期に咲き出す。ちなみに、松前町では独自にサクラの開花予想を発表しているが、ソメイヨシノの開花予想は5月1日と平年より1日遅れ。しかし、ゴールデンウィークには満開のサクラが見られそうだ...。

                                         
 また、公園内のサクラ資料館前のツバキも咲き出した...。「冬桜が咲き始めたらちょっとして、ツバキも...」と期待をして覗いてみると、鮮やかな緑色の葉に紅色の花びらで、サクラが咲く前の公園を彩っている...。

 日没前の少しの時間だったが、松前公園の中で咲き始めた春の花を見つけ出すことが出来た。しかし、これからが本番...、町役場の方から「今年のサクラは間違いなく綺麗に咲きますよ...、何回も見に来てよ...。」と誘われた...。


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松前公園で“小さい春”み~つけた...

2014-03-20 20:57:44 | 松前町・福島町
 朝の陽射しも午後には厚い雲に遮られ、夕刻からはみぞれ混じりの雨とめまぐるしく天気の変わる一日...。所用で松前町に車を走らせたが、結構強い風に悩まされたが、雨が降る前には函館に戻ることが出来た...。

 
 その松前町...。所用を終えた後、いつものように松前公園に足を運んだ。彼岸を前に以前に比べると雪も少なくなったが、まだまだ松前公園は冬眠中...。

                               
 公園内をカメラを手に歩きながら、お墓参り帰りの方に「春を探しに来たんだけど...。」と声を掛けると、「サクラはまだ早いしねえ...、福寿草なら神社のあたりで咲いてるかも知れないよ...。」と親切に教えてくれた。

  
 「神社といっても...。神社のどの辺だろうと...。」と松前神社の日当たりの良さそうなところを探し歩くと...、「あった!!...。」枯れ葉を押しのけて今目覚めて花びらを広げようとしている福寿草...。やっと松前公園で“小さい春”を見つけることが出来た。

 まだ松前公園のサクラの花芽は固いようだが、高知県や九州各地からサクラの開花の便りも聞こえてきており、後1月余りでここにもサクラが咲き始め花見客でごった返すことだろう...。

 ところで、松前町で「memさんが来たら呼んでといわれていたので、ちょっと待ってて...。」と足を止められた。呼んでといってくれたのは、松前町のブロガーさん...。彼はブログでユニークな話題を次々と提供してくれる人気者...。初対面だがお互いブログを覗きあっていることもあって、昔からの知り合いのように話が尽きない...。
 彼は、近いうちに廃線予定のJR江差線に乗って各駅の駅舎を写真に収めることなどいろんなアイデアを紹介してくれた...。これからも彼のブログを覗く楽しみが一段と増してきた...。

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松前町に微かな“春の足音”が...

2014-02-26 22:22:43 | 松前町・福島町
 所用で松前町へ車を走らせた...。今月2度目の松前町で、前回は大雪の後で期待の春の雰囲気を味わうことも出来なかったが、一転今日は朝からの青空で気温も上昇、函館の最高気温は5℃を超え春の陽気...。車の中は温室状態で上着を脱ぎ窓の開けての走行、最高のドライブ日和...。この陽気じゃ、松前で“春の足音”が期待できそう...、とアクセルを踏む足にも力が入る。

 
 陽の光には力強さが感じられ、津軽海峡の輝きはまさしく春を思わせる...。白神岬を越えると沿岸の岩場で漁師の方が海苔摘みを行っている姿が見られる。この地域は天然岩海苔の生産地で、この周辺の岩海苔は早い潮流と荒い波の影響もあって磯の香りが強く、色つやの良い一級品だという...。

                                 
 しかし、穏やかな天気とはいえ海岸淵は風もまだまだ冷たい中を、防寒着を着込んだ20人ほどの方が波間に腰をかがめながら手際よく摘み取っている...。
  
 道の駅「北前船・松前」に立ち寄ると、ちょうど漁業協同組合の職員の方が製品を売店に並べられていたので、来る途中海苔摘みを見学してきたことを話すと、「今日は天気がよいので楽だけど、手が凍るような寒さのときもあるから...。採った海苔は細かく裁断し『のま』という型枠に手作業で一枚一枚丁寧に手で入れ、自然乾燥させ寒海苔と呼んでいる。海苔弁当で食べると旨いでえ...。」と自信たっぷり...。
                                    
 確かに海苔弁当やおにぎり、温かい蕎麦やうどんの上に軽く炙った海苔を手で契って載っけると磯の香りがして、美味しいんだよね...。という訳で、「松前岩のりの佃煮」と一緒にレジに差し出した...。売店では「松前寒海苔の食べ方」のチラシも一緒に...。

        
 ところで、松前公園は...。先週降った雪も少なくなって、微かに“春の足音”が聞こえる...。サクラのつぼみはまだ堅いようだが、後2ヶ月ほどでこの松前城は満開のサクラに囲まれる...。今年は満開のサクラの下で「海苔弁当」を食べさせてもらおうかな...。


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春まだ遠い“松前公園”...

2014-02-19 21:24:19 | 松前町・福島町
 今日19日は二十四節気の一つ「雨水」...。雪から雨に変わり、雪が解け始める頃とされている。確かに函館は、ここ暫く降雪もなく、また真冬日からも解放されて暦を感じられ、今朝も青空が広がり気持ちの良い朝を迎えた...。

 
 所用で松前町に向けて車を走らせる...。松前で春を感じられるかな?...、と期待をしながらハンドルを握ったが、木古内町を過ぎると様子が一変した...。国道沿いに積み上げられた雪の山...、さらに、福島町を過ぎると吹雪模様で国道を走る除雪車も霞むほど...。

                                      
 松前町で訪ねると、「今年は雪が少なく喜んでいたが、ここ2,3日で一気の降雪に悩まされている。」とのこと。どうも雪雲は木古内町から松前町の渡島西部地方の上を流れたようだ...。先週末からの関東地方と道東、道北の大雪に目を奪われたていたが、近くでもこんな大雪に悩まされていたなんて...。

 
 “松前公園”も雪に埋もれ、訪れる観光客もなく冬眠中...。さらに横なぐりの雪と冷たい北風が肌を刺し早々に退散してきた。“松前公園”の春はまだまだ先のようだ...。

 ところで、ある役場の職員から「memさん、仕事は技術だけでするものでないですよね...。」と問いかけられた。話を聞くと、仕事をお願いすると発注時の仕様の通り期限まで届けてくれ内容も申し分ないのだが、何か足りないものがある。途中何度か打合せもし、優秀な技術者が精魂込めた作ったものなのかも知れないが、気持ちが伝わってこないという...。

 何処の会社も、何処の技術者も「確かな技術と心のこもったサービス」をモットーに仕事をしていると思うが、場合によってはどちらかが欠けているものがあるものなのかも知れない。確かに優秀な技術者である前に信頼される人間でなければならない。今日、彼の話を聞き信頼と満足してもらえる仕事を目指し、努力するよう技術者達に伝えなければならない...。


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今日のランチは、福島町千軒の峠にある“そば屋さん”で

2013-11-14 22:50:53 | 松前町・福島町
 松前町での所用を終えての帰り、少し遅くなったが昼食に福島町千軒にある「千軒そば」の幟の立つ小さなそば屋さんに立ち寄った。国道228号沿いにありいつも通っているのだが、営業は水、木、土、日曜日の4日間、しかも午前11時半から午後2時半までと限定されていることもあり、なかなか立ち寄る機会に恵まれなかった...。

 
 昼食時間も過ぎて午後2時近くとあって、店の前にはお客さんの車もない...。入口の暖簾をくぐり引き戸を開けると、「いらっしゃいませ!!...。」と元気な声が廊下の奥から響き渡ってくる。
                                    
 入口に入ったところに「釣り鐘」あり、柱には「ご来店のお客さんはこの鐘を鳴らして係員にお知らせ下さい。」書かれているので、「鐘は鳴らさなくてもいいんですか?...」と訪ねると、「引き戸の音が聞こえたので声を出しましたが、鐘は鳴らしてください。」と言われたので、「カンカンカン...。」と思い切り鳴らさせてもらった。気持ちいい~...。

    
 店内は一見集会所のようにも見え、壁には千軒そばや地域興しのイベントなどの新聞の切り抜きや写真がが張られている。メニューは、すべて十割そばで「大もりそば」、「もりそば」、「ざるそば」、「冷山菜そば」、「かしわそば」、「山菜そば」の6点だけで、いずれも黒米入りのご飯が付いている。仲居さんに「お勧めは?...。」と訪ねると、「ここのそばは冷たいのが美味しいんだけど、寒くなったので温かいそばも美味しいよ...。」と結局どっちも美味しいということらしく、「それじゃ、温かいかしわそば!!」とオーダー...。

     
 お盆に載せられてきたそばは艶っぽく、十割そばに見られるぼそぼそ感がなく、こしがあるのに硬くなく、微かな甘味も感じられる。そばつゆに使われているシイタケや昆布は地元で採れたものとのこと。

 帰りにお二人の仲居さんは、「今年は収穫量は例年と同じぐらいだけど、いつもより美味しく出来たんだ...。」と笑顔で話してくれた。収穫したそばを廃校になった小学校の体育館に並べて水分を調整しながら自然乾燥させているので、艶のある風味豊かなそばになるそうだ。
 今年の営業は12月一杯とのことなので、「来月通ったとき寄りますので、その時は冷たいそばを食べさせてください...。」と予約を入れてきた...。


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