8月最後の日曜日、今日も各地でイベントが行われている...。週間天気予報では週末はあまり芳しい予報でなかったので、近くのイベントをと考えていたが、大きく青空が広がるイベント日和...。
それじゃ、遠くまで...と福島町千軒での「千軒そばの花鑑賞会」へと車を走らせる。「千軒そばの花鑑賞会」は秋の収穫を喜び、地域の安全や繁栄を願い純白のそば花が咲き乱れる中で松前神楽が奏上される秋の福島を代表するイベント...。
到着時間は午前11時...。既に多くの方がそば畑の隣でジャガイモ掘り...、早速、軍手とスコップを借り袋一杯に詰め込める...、それがまた楽しい。皆さんも楽しそうに「まだ入るぞう~...。」とこれでもかと詰め込んでいる。
テントの中ではイモの塩煮やカボチャ、茹でトウキビなどが食べ放題...。地域のお母さん方が準備したというイモがテーブルの上に山積み、するめの塩辛と三升漬けが添えられ旨い...。また、自然乾燥された千軒の十割そばも大人気...、満開のそばの花を見ながらでそばの花を見ながらそばを食べるのもいいもんだ...。
この「千軒そばの花鑑賞会」、今年が15回目の節目と北海道新幹線開業を記念しての開催とあって、実行委員会手作りのくす玉を割り、函館出身の歌手高田ともえさんがそば畑で自慢ののどを披露...。
さて、いよいよ松前神楽の奏上...。日が照り汗が噴き出るほどの暑さの中で、笛や太鼓の音に合わせ7人の楽人が松前神楽「山神舞」や「鬼形舞」、「八乙女舞」、「獅子舞」の4座を披露。特に八乙女舞では地元の女子中学生2人が巫女姿での“優雅な舞”は幻想的な光景を醸しだし、観客から「よ-そろう(良い候)」と大きな掛け声が上がる...。
300年以上の歴史を持つ松前神楽、北海道無形文化財に指定され福島町では小学生など町民有志の保存会が伝承している。松前神楽には33座の舞がありこの日は4座披露されたが、最後の「獅子舞」...は獅子が観衆一人一人の頭をかじり無病息災を祈る...。
純白のそばの花が秋風に揺れる中で千軒の自然の美しさと伝統文化に触れ、ジャガイモの塩煮とそばを口にする...、もう~最高~...、また来年も来ちゃおうっと...。
ところで、千軒そばは千軒地区活性化策として千軒そば生産会が会場となった畑約2.5㌶に7月中旬に作付けし、収穫は10月上旬とのこと。収穫されたそばは自然乾燥させ生産会直営の「千軒そば屋」で賞味できる...。
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