JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

練習帆船「海王丸」...

2010-08-31 22:57:18 | 函館港
 29日函館港西ふ頭に航海訓練所所属の練習帆船「海王丸(2556トン)」が入港した。報道によると航海訓練の途中の函館港への寄港で実習生の休養や物資補給のためで市民への一般公開などの予定はないとのこと...。

  
 「海王丸」は全長110m、全幅13.8mで4本マストの帆船で、船員教育訓練のほか一般人の体験航海として乗船することができ、今回も数名が乗り込んでいるそうだ。姉妹船の「日本丸」は帆を広げたときの姿から、“太平洋の白鳥”と呼ばれているが、「海王丸」は“海の貴婦人”と呼ばれている。

                                  
 その優美な船体をカメラにと夕方西ふ頭に車を走らせた...。ふ頭には数人のカメラマンが三脚片手にファインダーを覗き込んでいる。「真っ青な青空に海王丸...」のイメージにはならなかったものの、日没後にはイルミネーションで飾られ刻々と変わる空の色に船体が映える姿を眺めることが出来た。
 函館港を出港する9月2日には実習生がマストに登り寄港地への感謝を示す「登檣礼(とうしょうれい)」を行うとのこと。これは見送りに行かないと...。
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まだまだ続く“真夏日”...

2010-08-30 22:03:46 | Weblog
 今日の函館は最高気温が31.6℃まで上がり今年11回目の“真夏日”...。8月5日に3年ぶりの真夏日を記録し、久し振りの真夏日を歓迎したがそこから連日とあってはいささかウンザリ...。本州各地では連日の猛暑日続きでそれこそ大変そうで、それに比べればというが暑さももうそろそろいいよね...。

                      
 昼前、赤レンガ倉庫群の前を車で走ったが、函館山には秋の気配は感じられるものの強い日差しは容赦なく石畳を照りつけている...。バスから降りる観光客も「ここは北海道?...」とばかり手を団扇代わり仰いでいる。この暑さまだ1週間ほど続くという...。
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純白の花の上で優雅な舞が...

2010-08-29 20:51:34 | 松前町・福島町
 8月最後の日曜日、今日も各地でイベントが行われている...。何処に行こうか思案の末、昨年もお邪魔をした福島町千軒での「千軒そばの花鑑賞会」にと車を走らせる。「千軒そばの花鑑賞会」は秋の収穫を喜び、地域の安全や繁栄を願い純白のそば花が咲き乱れる中で松前神楽が奏上される秋の福島を代表するイベント...。
 
 受付開始は午前10時、既に多くの方が到着しそば畑の隣でジャガイモ掘り...、早速、軍手とスコップを借り袋一杯に詰め込める。何年か振りの畑仕事...、それがまた楽しい。皆さんも楽しそうに「まだ入るぞう~...。」とこれでもかと詰め込んでいる。

                                  
 テントの中ではイモの塩煮が食べ放題...。地域のお母さん方が準備したというイモがテーブルの上に山積み、するめの塩辛と三升漬けが添えられ旨い...。また、有料だが茹でたての千軒そばも大人気...、自然乾燥された十割そばでそばの花を見ながら食べるのもいいもんだ...。

  
 今年は「木こり名人」大会も開催される...。10cmほどの丸太を鋸で切り落とす早さを競う競技で、3人1組の団体戦...。福島町長をはじめ老若男女の8チームがエントリー...、しかし、昔取った杵柄か「後期高齢者チーム」の健闘が光る...。

  

                                     
 さて、いよいよ松前神楽の奏上...。日が照りつけ黙っていても汗が噴き出るほどの暑さの中で、笛や太鼓の音に合わせ7人の楽人が松前神楽「福田舞」や「八乙女舞」など6座を披露。特に八乙女舞では地元の女子中学生2人が巫女姿での舞は幻想的な光景を醸しだし、観客から「よ-そろう(良い候)」と大きな掛け声が上がる...。

 
 300年以上の歴史を持つ松前神楽は、北海道無形文化財に指定され福島町では小学生など町民有志の保存会が伝承している。松前神楽には33座の舞がありこの日は6座披露されたが、最後の「獅子舞」...は獅子が観衆一人一人の頭をかじり無病息災を祈る...。

 「千軒そばの花鑑賞会」今回は2回目の参加...。純白のそばの花が秋風に揺れる中で千軒の自然の美しさと伝統文化に触れ、ジャガイモの塩煮とそばを口にする...、もう~最高~...、また来年も来ちゃおうっと...。

                                     
 ところで、千軒そばは千軒地区活性化策として千軒そば生産会が会場となった畑約2.5㌶に7月中旬に作付けし、収穫は10月上旬とのこと。収穫されたそばは自然乾燥させ生産会直営の「千軒そば屋」で賞味できる。収穫前にそばの花を蝶やトンボが花の蜜を飛び歩いていたなあ...。
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燃えるような夕焼け...函館港

2010-08-28 21:19:17 | 函館港
 最近の天気予報は滅多に当たらない...。先日、新聞に「なぜ天気予報は外れるのか?...。」という記事があった。言い訳はあるようだが、人工衛星を飛ばし、コンピュータを駆使しても自然の動きを捕まえることは難しいらしい...。古来より「夕焼けの翌日は晴れ」ということわざがあり、これはほぼ当たる。気象予報官も先人たちの知恵を借りたら...。

  
 夕食前に函館港にある「巴大橋」を夕陽を見ながらウォーキング...。今日の夕陽は燃えるような夕焼けを作っている。これなら明日の天気は「晴れ」間違えなし...。しかし、東の空にある結構厚い雲が気になるが...。

                                   
                                                (日没後15分、巴大橋の下から)
 巴大橋は、延長は約2kmでいつもの通りカメラ片手とあってそれほど早足でもないのだが、じっとりと汗ばむ...。今日も28℃で平年より3,4℃も高いそうだ。調べてみると去年の8月末の函館は最高気温で22,23℃、8月31日には19℃だった...。たしか、去年の夏は涼しすぎて異常だったかも知れない。
 ともあれ、季節は夏から秋に...。秋の空は空気が澄み夕焼けが美しい、日没も早くなるので夕焼けを意識してファインダーを覘いてみようかな...。
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豪華客船“飛鳥Ⅱ”、再び函館港へ...

2010-08-25 23:44:08 | 函館港
   
          (23日入港したとき北埠頭から見た“飛鳥Ⅱ”)
 一昨日「ききょう幼稚園」園児たちのイカ踊りに見送られ函館港を出港した“飛鳥Ⅱ”(50,142トン)が、今朝新たな乗客を乗せ再び函館港に入港...。今回は、新潟港から船内2泊で3日間の函館へのクルーズ...。

                                 
 入港は午前9時30分で立ち会えなかったが、午後10時出港の見送りにはと港町ふ頭へ車を走らせた。既に多くの市民が見送りに駆けつけ、“マーチングバンド マキシマム”の演奏も始まっている。ふ頭に着いて時は出港30分前だったのに、マキシマムの演奏は最後の曲、ちょっと遅かったかな...。

  
 いよいよ見送り本番“イカ踊り”の始まり...。揃いの法被を着たイカ踊り実行委員会のメンバーに見送りに来た市民も輪の中に入り、活きの良いイカ踊りを披露...。司会の話術にも乗せられ、デッキの乗客からも手拍子が聞こえる...。

 今回は出港時間が遅かったにも拘わらず見送る市民が多い...。聞くところによると、今回のツアーが新潟市の地元新聞社の企画で、地方新聞社の誼なのか函館の新聞に昨日の新潟港の出港や今日の夕刊に函館港の入港、今夜の出港予定など詳しい報道があり市民が関心を寄せたのでは...、とのこと。そればかりでなく夕涼みがてらかも知れない。


 いよいよ出港...、汽笛を鳴らして、巨大な船体が岸壁を離れてもイカ踊りは名残惜しそうにいつまでも止まらない...。また、多くの市民はもちろん、デッキの新潟市民の方々もいつまでも大きく振って別れを惜しんでいた...。新潟の皆さんは函館観光満足されただろうか..。

                                
 ところで、客船での国内クルーズは、夜航海し朝観光地に着き現地を観光、そして、夜出港というのが基本のパターンだそうだ。航海中に船内にある施設を利用し楽しむことが出来るが国内クルーズだとそんな余裕がないかも...。以前“飛鳥Ⅱ”が函館に寄港したとき船内見学をさせてもらったが、これを見るとノンビリと船旅を...、という気分になるんだけどなあ...。「ちょっと無理...。」だって...。
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白神岬から「岩木山」が...

2010-08-25 20:09:49 | 松前町・福島町
 所用で松前町へ...。昨日の約束であったが朝から猛烈な雨が降り続き、「こんな雨の日にいったら相手も迷惑だろう...。」と勝手に決めつけ途中で引き上げてきた。今日は雨の心配もなく快適なドライブを楽しめそう...。

                      
 途中、福島町との町境になる白神岬付近を走っていると海峡を挟んだ津軽半島の後ろに富士山のような稜線の奇麗な山が見える。「岩木山」...、でこれまでもうっすらとした姿は見てきたが、今回はハッキリと見ることが出来た。地図で見ると白神岬から直線で約80km、松前町の市街地に近づくほど津軽半島竜飛崎から離れていく...。

 松前町で「今日は岩木山がよく見えた...。」と話をすると、「岩木山が見えると天気が崩れるんだよね...。」と少し暗い顔をされる。天気予報では今週一杯は大丈夫のようだが、今日の岩木山は天気を崩すんだろうか...。

  

                                       
 所用を終え、いつものように松前公園内を車で見学していると道端の花に大きなチョウが戯れているのを発見...。直ちにカメラを向けたのだが、花々を飛び回りジッとすることがなくピントが合わず...。チョウは「キアゲハ」と「クロアゲハ」のようだ。珍しいものかどうかは定かでないが、道端で見られたのだからよく見かけらるのものなんだろう...。

 ところで、公園で「セミ」の鳴き声を聞いた...。「セミ」の鳴き声が珍しいということではないが、最近聞くことが少なくなった。その最たるところは良く歩く「五稜郭公園」で昔は夏になるとアブラゼミやミンミンゼミが朝から騒々しいくらい鳴き続けており、虫かごを持ってセミ捕りをしたもんだが、今その声が聞こえない、セミがいない?...。「函館公園」でも聞こえなかった...。セミの住む環境でなくなったんだろうか?...、ちょっと寂しい気がする...。
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豪華客船「飛鳥Ⅱ」、函館港に入港...

2010-08-23 20:06:46 | 函館港
 今朝、函館港港町ふ頭に豪華客船「飛鳥Ⅱ」が入港した...。今年2度目(前回は7月30日)の入港だが、前回立ち会えなかったこともあり何としてもと港町ふ頭に車を走らせた。
   
 既に岸壁に係留されている「飛鳥Ⅱ」にカメラを向けていると、後ろから「シャッターを押してもらえませんか...。」と初老のご夫妻から声を掛けられ、ファインダーを眺めながら「どちらからですか?船旅はいかがです...。」と尋ねると、「埼玉県の川越市からでとっても楽しいですよ。函館は初めてなので楽しみに来ました。」と笑顔で話してくれたのが印象的で、「今度は飛行機で夜景を見に来てください...。良い旅を...」と声を掛けると頷きながら手を振って市内観光に向かうバスに乗り込んでいった...。
                                
 そんなこともあって、午後5時の出港に併せ再び港町ふ頭へ...。少し風のあるふ頭にイカ踊りで見送りをと「ききょう幼稚園」の園児たちが揃いの衣装を着て待機、「飛鳥Ⅱ」のデッキには乗客の皆さんが鈴なりで、何が始まるのか固唾をのんで見守っているといった感じ...。

 

                                  
 いよいよ園児達のイカ踊り...、これが函館の生きの良いイカだとばかりに「イカイカイカイカ、イカ踊り♪~...」と元気に踊る。それにつられてかお母さん達も一緒に「イカ踊り♪~...」...。

                   
 デッキには乗客の皆さんからはかけ声と手拍子の応援が加わり岸壁と船が一体になって盛り上がる。朝岸壁で出会ったご夫婦もきっとデッキのどこかで手拍子を叩いてくれているはず...。

 

                                  
 大きな汽笛を合図に「飛鳥Ⅱ」は次の寄港地・新潟港に向けて出港...。園児達は「また来てねえ~...」、「さようならあ~」と声を張り上げる。今日の主役「飛鳥Ⅱ」よりも「ききょう幼稚園」の園児達の活躍が目立った気がする。お疲れ様でした...。
 豪華客船「飛鳥Ⅱ」は、明日の朝新潟港に到着後、新たなツアーの乗客を乗せて再び函館港を目指す。函館港には25日の朝着岸し、夜10時函館港を離れるという。また、見送りに参加しようかな...。

 ところで、今日は二十四節季の一つ「処暑」...。「処暑」とは暑さが終わるという意味だそうだが、とんでもない今日の函館は最高気温が30℃を超え今年9度目の真夏日。朝夕はいくらか涼しくなったとはいえ、この暑さまだまだ続くようだ。それにしても夜の暑さに寝苦しく完全に寝不足気味...、夏バテに気をつけよう...。
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箱館奉行所前で「武道・演武大会」...

2010-08-22 20:50:50 | 五稜郭公園
 今朝新聞に「箱館奉行所南側広場で武道公開演武が行われる。」の記事を目にして、面白そう...、とカメラ片手に参上...。会場に着いたときは既に始められ、多くの市民や観光客が会場を取り囲んでいる...。受付でいただいた案内書によると「武道を実践する各団体と連携し、函館市民との交流の輪を広げることを目的に年1回、演武大会を開催し今回は第9回目を数える。」とのこと。

 
 大会は、弓道、柔道、合気道、杖道、剣道、少林寺拳法、空手道、居合道の8武道...。復元された「箱館奉行所」を前の特設ステージで武道の有段者が基本の技や稽古の動き、団体演武などをわかりやすく解説を交え披露する。

 

                     

                                    
 最高気温29℃という中で、どの演技者も汗だくになりながらも真剣な表情で、しかもキレのある技を連発...、その都度観客から大きな拍手が送られる。どのスポーツも同じだが、彼らはいとも簡単にやり遂げ、いかにも簡単そうに見えるが、その陰での努力は計り知れないものがあるはず...。そんな姿を見せてもらった気がする。
                                    
 昨年の演武大会は緑の島を会場に行われ、今回は「箱館奉行所開館記念」として五稜郭公園で初めての開催とのこと。奉行所と古式豊かな武道の演技...、ピッタリの感がある。ただ、案内書によると「多くの日本古来の伝統文化が衰退する中で、武道も後継者問題に苦しんでいる...。」とのこと。青少年の人間形成の場でもある武道...、その火をいつまでもと願いつつ会場を後にした。

 
 ところで、会場に入る前に五稜郭公園の壕に“カヤック”を浮かべている光景に遭遇...。もちろん公園の壕に勝手に浮かべることは出来ないが、関係者の方の話では「何度かお願いしていたのだが、やっと許可が下りて壕を廻る教室を開催している。」とのこと。

                                  
 壕にボートが浮かぶ光景も良いのだが、“カヤック”が走る光景も良いかも...。普段は函館港で楽しんでいるそうだが、「壕を1周する時間は?...」と尋ねると、「30分ぐらいかな...、ただ水に乗ると結構スピードも出るのでもっと短いかも...。」とのこと。水の上を“スーイスイ...”涼しそう....。
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朝食は市場の食堂で“イカ刺し定食”...

2010-08-20 20:35:14 | Weblog
 昨日、札幌から所用で訪ねてきた知人は「目的の半分は夜景とイカ刺し...。」と公言してはばからず、幸にも昨夜は素晴らしい夜景を堪能でき満足、残るは“イカ刺し”...。ホテルは素泊まりで準備万端整えホテルのロビーで待機...。

 
 “イカ刺し”...、朝市も考えたが「魚なら市場でしょう...。」と以前教えられたことを思い出し、豊川町の水産物地方卸売り市場内にある食堂に案内した。ここは、市場関係者のための食堂とのことだが、市民や観光客など一般の利用も出来る。今日も、市場の方は勿論のこと、サラリーマン風の方やガイドブック片手の観光客もおり結構席は埋まっている。
                               
 魚市場とあって新鮮な海の幸が売りの食堂...。煮魚、焼き魚、刺身盛りなどメニューにあるが、考えることなく“イカ刺し定食”を注文。トレーに乗せられてきた大きな皿にイカ刺しがこれでもかと盛りつけられている。早速口に運ぶと「コリコリして、旨い!!...。」の一言、後は黙々と口に運ぶ...。食べ終わって、「函館に来た目的を達成できた...。」だって...。

 
 ところで、そこそこに所用をこなした後、帰りの電車の時間まで五稜郭公園を案内する。復元された“箱館奉行所”を見学する時間まではなさそうなので、五稜郭タワーに登って上から覗き込むことにしたが、タワーの展望台から360度見渡しその眺望の素晴らしさに絶句...。

                               
 また、五稜郭の星形や公園の中にどっしりと構える“箱館奉行所”を目にしながら「冬は公園の内堀にイルミネーションで星形を作り、公園に見える木々は全部サクラ...。」と説明すると、「今度は冬のイルミネーションの時と、春の花見の時期に所用を作ろうかなあ...。」といって電車に乗り込んでいった...。
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日本三大夕陽?の函館山で...

2010-08-19 22:50:56 | 函館公園、函館山
 この4月札幌に赴任した知人から「19、20日で函館に行くんだけど付き合って...。」との電話。来るもの拒まずの精神で快く「大歓迎...」と出迎える。彼は、兵庫県生まれで北海道には何度も来ているが、函館は初めてだという。それじゃ、と所用もそこそこに函館を案内することにした...。

 
 そこそこの所用を終え、「夕食は函館山から夜景を見ながら...。」とロープウェー乗り場へ...。覚悟はしていたが、乗車口には長蛇の列...、それでもさすがに125人乗りのロープウェーにどうにか待たずに搭乗できた。山頂に着いたときがちょうど日没時間とあって、山頂は夕陽に染められている。

 大勢の観光客も陽の落ちる西の空を眺めながらカメラのシャッターを押しながら、「奇麗だ!!」を連発...。「函館山からの夕陽の素晴らしさは“日本三大夕陽”に数えられている...。」と教えたが、「奇麗で素晴らしい光景だが、そんなの聞いていない...。」と信じてくれない。確かに、確信があるわけではないが...。
                                    
 夕陽を眺めた後は、レストランで夜景を見ながらの食事...。残念ながら窓際の席は満席で座ることが出来なかったが、中の席もテーブルが一段高くなって夜景を見るのに窓際のお客さんが気にならない...、この配慮は気に入った。彼は函館では“イカ刺し”を食べろとのアドバイスを受けてきたようだが、「イカ刺しは明日の朝...」というと、「じゃ、北海道はジンギスカン...」の一声で、“生ラムジンギスカンセット”に決定...。

  
 窓の外の夜景を眺めながら、熱々のジンギスカンを口に運ぶ....。夜景は灯りがぽつりぽつりと点きだし、その様子が刻々と変わる...、その情景を眺めながら「さすがに日本一、いや世界一の夜景だね...。」と大満足...。夜景を見ながらジンギスカン...、大成功だった。

 ところで“日本三大夕陽”...、改めてインターネットで確かめた。松江市の宍道湖や天草市の天草五橋、佐世保市の九十九島などがあげられているが、その他に釧路川や留萌市、日本海沿岸の各地が並べられ、どうも御当地びいきで“日本三大夕陽”が決められているようだ。
 そんなこともあってか“夕陽”を観光地の活性化に生かそうと日本の夕陽百選選考委員会が「日本の夕陽百選」として全国200ケ所の名所の中から現在68ヵ所選ばれているとのこと。残念!!「函館山」は入っていない...。
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