『折々のことば』4/15

2015-04-15 14:34:01 | 「折々」読んで
今日も、当たり前の「ことば」でした。

『自分の経験から学ばねばなりません。しかしそれだけでは小さすぎる』
                         やなぎみわ

多くの「ことば」は前後、何らかの文章と結びつき
筆者の言わんことを表します。
よって、文脈が分からないと様々に解釈できる「ことば」の
切り取りようができあがります。

それも自由でしょう。
Time is money.だって思うように使えばよろしい。

「ことば」を紹介する側には基本の前提です。

上記のことばもそうです。
至極、当たり前な内容ですけれど。

ただし、であるがゆえに紹介する際の解説は
狭い道に入る事を避けるのが常識でしょう。
場合に寄れば偏ったところへ導くからです。

鷲田氏はこう説かれます。

(自分の存在を確認すべく、自分の過去をほじくり
 その世界は縮こまる)

ふーん、そんな場合の「ことば」だったのか。
そうなのかなあ。

(私には他の人たちとの関係も存在することを認識し
 視野を広げないと)

間違いとは言えないでしょう。

けれど、自分というものはもともと他者との関係で
出来あがっている部分が大きいのです。
自分だけの独自なものってそんなにはありません。

自分と他者とを区別する見方は単純すぎませんか。


自分は他者との関係でできあがっていることを前提に
それでも、まず自分から出発するのが、道です。

そのうえで、自分の中に取りこめていなかった他者を
視野に入れることが大切。

私ならば、今日のことばは、こう思えますね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿