『折々のことば』4/29

2015-04-29 10:20:48 | 「折々」読んで
レトリックということについて佐藤信夫の著作に出会い
まさしく膝をうったことがあります。

レトリックはただの飾りではなく、ものを考える、こと。

ですから軽はずみな用法に気をつけなければなりません。

決して
「太陽は必ず昇る、わが社も成長する」なんて言い方は
してはなりません。

「どうしてそれが言えるんだ」と突っ込まれます。
「太陽は必ず沈むぞ」と言い返されたりもするでしょう。

太陽と我社の間に比喩が成り立つか、が置き去りだから。


『折々のことば』4/29

『身長が伸びなくなってようやく大人になるわけです』
                      原研哉

一見、理解可能な、文学的表現です。
違うだろ、と言っても、相手には堪えません。
文学ですからね。

鷲田先生は名言だと誉められます。そうなんでしょう。
「成長を目指すのはまだ青いとき、成長のあとに
 やってくるのは実りのとき」
そうかもしれないし、違うとも言えますが。

そのあとにまた話が飛びます。いつものパタンでね。

「この国の現在を考えるとき、心に銘じておきたい
 ことばである。」

含蓄っちゅーものが深すぎるのか、よく分かりません。
たとえとして成立しているのか?

身長が伸びなくなっている・・んですか?
これから、大人になる・・?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿