尾道・きはら食堂

もう何度目でしょうか。
最近は尾道に行くと「きはら食堂」ですね。

毎回、違うものを頂きます。
今回はラーメンでした。

尾道と言えば「ラーメン」ということらしいですが
背脂などで濃い味をつけたものの流行は近年でしょう。

きはら食堂のラーメンは、昔懐かしい支那ソバって味
醤油系を押さえ、薄めの塩味ですから、大人しい。

麺は若干細めでしっかりしています。

トッピングは豚肉とメンマ、葱

全体のインパクトは、強いとはいえませんから
若者向きではないかもしれません。

多分、昔の人にはこれでも個性の強い味と
思われたのではではないでしょうか。

○
カミサンはカレーうどん
前回、私が頂いたものです。

例によって稲荷寿司を「持ち帰り」

今回は飯がしっかりしていました。

いつぞやはちょっと弱かった。

尾道の味がしますね。
『宮徳』の温寿司に通じる世界です。

尾道も東京などからの外からの店が増えているようで
普通の観光地になりかけています。

昔のままでは商売がなりたたないのですから
仕方ありません。

最後は、多数者の文化が生き残ります。

『あまちゃん』を受ける人が多いようなものでしょう。
支持が多いというだけのこと、と思えるのですが。

○
『きはら食堂』がびっくりするほど美味い訳では
ありません。

でも旨い。

懐かしい味、もちんこの場合はプラス評価としての
トラディショナルな世界です。
奇妙な創作料理とは次元が違う。