『英語のしくみが見える英文法』

2012-06-16 10:41:47 | 本の話
酒井典久著『英語のしくみが見える英文法』文芸社

まだ読了はしていないのですが面白い本です。
勉強になりますし、頑張ろうという気もわきますね。


先日、新潟県長岡市から封書が届きました。

手書で宛名書きがしてあり、御机下、と
近年では珍しい脇付をして頂いています。

そこまで偉くはないが・・と思いつつ中を拝読しますと
酒井先生ご自身の著書案内でした。
ビッシリと「宣伝」され、近頃これまた珍しい「手作り感が
いっぱい」の文面です。

半信半疑でネットを検索してみました。
まことに失礼な話で申し訳ないのですが封書だけでは
本に手が伸びない空気でしたので。

(これって私もどっぷりと既成概念に浸かっている証拠で
 自分の目が曇りきっているという話ですけれど)

ネットですぐ検索できました。
まあ、悪いことは書きませんが、悪くはない本であろうと
およその見当がつき、発注することにしました。
本屋しかない時代ではこうはいきませんね。

B5版220頁余りで税込1680円は高くありません。
(税が10%になると@1760でしょ、きついなあ)

2005年3月に初版第1刷、2011年3月に初版第8刷という本が
手元に送られてきました。

著者は長年高校の教師をされ、後に研究家として執筆などを
なさっているようです。

本の体裁がとても読みやすくなっており、これならば
高校生でも読めそうです。
構文の変化がよく分かりますね。

封書には沢山の情報がつまっていて分かりづらい面も
ありましたが、この本ならば安心です。


相当に個性の強い(例えば度のきついまん丸眼鏡で)
ムナカタシコウみたいに話が面白い先生かなあ?

それとも第二内科の下村教授みたいなゴリゴリ?
面白くも何ともない処が笑えちゃうみたいな。

少なくとも「みんな読んでくれよ、目が覚めるから」という
気持ちがしっかりとつまったお手紙であり、著書は労作です。

勝手読みをしますと、英語も言葉なんだからこんな
感覚でできているのではないか、そんな主張に思えます。

ときおり授業で
「こんな感じだろうと思うよ、でも間違ってるかもしれない
から、君らが大きくなってチェックしてみたらいい。
大嘘もあるかもしれない。
たぶんある程度までは大丈夫だろうとは思うけれどね」
こんな話をして、根拠があやふやでも
(大胆な、大胆すぎる)ことを喋ってきましたが
そんな私の気持がいくぶんか楽になる著書でもあります。


高校の英語をざっと習ったあとに高3くらいで読むのが
よいのかなあ。
それとも英語の授業が気に入らない生徒は早く読むべきかな。

英語は日本語とは違うコワイもの、と思わせられがちな
中高の文法授業ですが、人間の脳みそは同じようにできてるん
で、必要以上に怖がらなくてもいい、ということです。


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