テロだけで済むか

2015-01-18 17:29:23 | 塾あれこれ
フランスでおきた風刺新聞出版社へのテロ
その反応がヨーロッパではすごいようですね。

テロなどあってはならないこと。
しかも言論、表現の自由への正面切ったテロです。

ある意味で正義のありどころがハッキリしている
「単純な」ニュースのようでした。
凶悪であることは言う迄もありませんが。

(基本的に、西欧+キリスト教の報道では偏りがあるが)

けれども、単純どころか跡をひいていますね。
事件の規模が衝撃的だっただけでしょうか、

それだけではなく「テロはいけない」だけでは
済まない事件なのでは?

もちろん(自分たちが相対的に弱いから)手段は選ばない、
テロに訴えるというのであれば言語道断です。
ただ、どうも、まだ何かありそう。

宗教対立という面もあるでしょう。
歴史をみれば二千年も近く争ってばかりの両宗教です。

けれども「過激派のテロはいけない」という面では
キリスト・イスラム両宗教とも現在は同じ立場のはず。

また両宗教の部外者である地球上の大勢は
関係がない事件になりますが、果して、そうか?

テロというものは対応が厄介だということもあるでしょう。
攻撃の側はごく小さい規模で動けます。
対する警備は大規模になる、金もかかります。
取り締まりを前面に出せば窮屈。

つい、後手に回ってしまいやすいですね。

仏政権の統治能力の問題だけでしょうか。

かの政権はなぜ国民(のみならず多くの他国政権)を
動員しなければならなかったか。
大量の軍人を動員しなければならなかったか。

古臭い発想で恐縮ですが「政権がビビった」?

では、ビビるような状況にあるのか?
(早めの強い対応、と言い代えても構いません)


アルカイダ、イスラム国、ボコハラム・・・

世界中が叩いても逆に勢力を増している風です。

そのエネルギーはどこから来るのか。

石油を売るから、なんて単純なことでしょうか。


戦後の世界史=米国が行ってきた力の政治
近くはイラク戦争ですが
どうもこのあたりで世界の風向が動き始めたような
気がします。

アメリカが無人機で攻撃すればするほど
子どもを使ったテロが増える。

極端なものいいですが、エネルギーの出所を
考えると、荒唐無稽とも言えないのでは?


繰り返しますが、テロはいけません。
同様に米軍を報道しない西側メディアにも罪はあります。