苦手な生徒

2015-01-04 14:04:58 | 辞め塾通信
塾の名前を冠したブログですから、もっと仕事に関する
ことも書かなければなりません。
塾を辞めるのですから、営業にも縛られませんし。

ところが書きにくい。

様ざまなことが関係しそうで、もし万一誰かに
悪くとられるかもしれない風に書いてしまっていたら、
大変です。
気づかないまま書いてしまいそうなのですね。

どうしても、表面的な内容になりがちです。

以下、ネタが少ない中から


私が苦手な生徒のタイプは?

勉強というものは、訊かれたことにマルで答えればよい
と思い込んでいる生徒でした。

長くやってると時たま出会います。
人間だれしもそういう傾向がありますが、極端な子。
ガチガチにそうなっているときがあります。

何か訊かれると、即座に返事がきます。
考えていないんだから早いの何の。

「一番。
 え、違う?
 じゃ二番だ。
 えー?三番なの、じゃ、そ・れ・で」

三択問題でも一気に済んでしまいますね。

少しは考えてもらわないといけません。
(ちょおっと待ってね、初めにこの問題で一番って
 答えたよね。どうして一番って思ったのかなあ)

もちろん明確な答えはありません。

「たぶん、雰囲気で一番がそうだと思ったから」

でも「長~く」人生をしてきてるお蔭で、そう言うと
叱られそうと知っていますから、結果・・もぐもぐ。

(一と二と答えの内容はどこが違うのかな、分かる?)
(そう、ここだね、じゃ問題文には何て聞いてある?)

ここらあたりで、もうしっかり説教されている気分でしょう。
「メンドくせ」・・・黙っておくに限ります。
どうせ何か言っても、・・文句がくるだけ。

「いいじゃん、答えは三なんだから」


大人になれば、まず答えを探すという方法論はアリ
ですが、小学生の勉強はそれでは不十分です。

まず何より、考え方を身につけることが大切ですから。

少し触れましたように、人間には訓練も必要です。
(ににんがし)はゲーム感覚でよろしい。

ただそればかりを勉強と思い込んでしまうと
取り返しがつかなくなるオソレがありますね。

中学生くらいになっても、○×志向の強い子がいて
そのワリに成績は悪くない子がいます。

「それじゃ、すぐに行き詰るから」と言っても
ピンとこないらしい。
何しろ学校の成績は悪くないのですから。

そういう子をよく見ると、やはりほぼ考えていません。
自分で答えを導かなければならない場合は
「やり方」に頼ります。

とにかく、模範的なやり方を探し、理解しなくても
答えを出せばよい、となります。

こうなれば「手遅れ」です。

もちろんそれ以降も人間として成長する部分は
あるでしょうが、人により将来が・・・

少なくとも本来は持っていたであろう可能性を
完全につぶしてしまっています。

大雑把な感想で言いますと、小4くらいで、もう
重症になってしまっている子が多いようです。

真面目な子なのか、廻りからの重圧がひどいのか
本人には罪の大半が帰せられませんが
そうなっている子に「自分で考える」ということを
分かってもらうのは大変なんですよね。