男も見栄えか

2015-01-11 15:59:32 | 塾あれこれ
サラリーマンになりたての頃。
つまり今から四十年ほど前の話です。

プロらしくない飲み屋がありまして、居心地が良い。
客は多くはありませんでしたね。

ご主人が、戦後、経済的理由から素人酒場というか
スナックというと誉めすぎですが、それを始められ
なんとなく続いていたらしいのです。

親戚の大学生をバイトに呼んでいました。

ちょいと店の手伝いをして、我らのような長尻を
よそに所定の時間になると帰宅していきました。
ご主人が親戚ですからね。

その子が歌が上手い。
当時、流行だったカラオケを時折歌うのですが
下手なライブよりよほど胸に沁みました。

ライブをする飲み屋って普通は高いし
歌手も気どってるくせに歌は上手くない・・
それじゃプロじゃ無理だよな、なのですが
ご当人は「頑張ってる」

『銀巴里』などにすら、いたなあ。

下手な歌を聞かされて、手を叩かされ
料金をしっかり取られるんじゃあ、ね。

上記スナックのほうがよほど宜しい。

とは言え、バイトのお姉さんが気が向かないと
歌っていただけないという欠点はありました。


あるとき彼女が
「わたし、プロに誘われたことがあるの。
 レコード会社の社員がそういうの」
不思議じゃありませんでしたね。

背は高くありませんがルックスもそこそこ。

「でも、瞼を少し整形しなきゃ、だって。
 お断りしちゃった」

たぶん戦後は華やかな仕事の人の整形は
普通になっていたのでしょう。
素人のプチ整形も始まっていました。

今から数十年前でもそうでした。

現在は小学生でも整形しているとか。
昔と違って男性も多いようですね。

男も見栄えの時代、ですか。


折しも、嫌いな政党の党首選が始まっています。

ここでも部分的に、男は見栄、が始まっているようです。

私はどうもこのイケメン政治家が嫌い。
政治家のフトコロが狭いようです。
これが首相になったりすると戦後最低になるでしょう。

とは言え、党首になる可能性も多いにありますね。

ルックス、恐るべし。


だからといってフランケンもなあ。