認知症行方不明者

2014-06-15 14:31:19 | 塾あれこれ
マスメディア、特にNHKが取りあげ、身元不明だった
認知症のかたのご家族が見つかり
現在のシステムの弱点が明確になりました。

時代についてゆけないのですね。

多分それをきっかけに全国の自治体なども
体制を再構築しはじめているようです。

悪いことじゃありません。
どころか現代日本においては歓迎すべきこと。

だけれども、今までなぜ、ぜい弱な体制のままだった
のか、そちらが気になる処ですね。

「人手がない」「予算がない」「連携がとれない」
なのでしょうが、こちら素人サイドからすると
マスメディアが騒がないと何もしないように見えます。

彼らは仕事ということをどう捉えてるんだろう。
市民が本当に必要とすることを受け止め
組織として取り組むようにするのが仕事じゃないか。

日々の仕事で、たいへんだとは思うけれども
たかがNHKが取り上げたらすぐに役所が対応できる
じゃありませんか。
「ヤル気になったらやれるじゃん」と思うのですよ。

市民の声が後押し、とか政治家の働きかけとかも
力になるのでしょうが、組織内部からの情報の
上への上がりようが少なすぎるのか
上が腐りきっているのか。


認知症、っていったらヒトゴトではありません。

病気によれば「突然」じゃないですか。

身寄りの確認すらまったく不十分な体制の、この国は
・・・イヤになりますね。


現代の日本は世界的に見ればリッチなほうでしょう。

それは、現在の「認知症の世代」が築いたものです。

アベノミクスの部分的成功(に見えるもの)も
じつはその世代の富の食いつぶしです。

政治家が「くいつぶし」たあとは貧乏日本が
残るだけでしょうね。

人口はそこそこいても、ちっとも働かない。
貧富の差が大きく外国人労働者に頼る社会。

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