維新分党

2014-06-05 10:17:37 | 塾あれこれ
石原氏の「政治家として表に出る手腕」は
大したものです。
橋下氏より上でしょうね。

何をなしえたかは全く別問題だけど。

尖閣問題で難しい綱渡りをし、維新に転げこんで
気にいらないながらも機会を待っていました。

気が熟したのです。

しかも少数派が追い出される形でなく
分党なるもので「かたちがよい」でしょう。

石原新党は存外に参加者が多いと報道されます。

驚くことではありません。

今の政治家が利にさとく、恥を知らないだけです。

最終的に自民党にくっつこうというのですから
基盤が弱い若手は飛び付いてでも参加したい。

「自主憲法制定」なんて絶好の口実があります、
自らの利害など隠れてしまいますね。

政治家は「自分の政策を実現させるため」政権に
入るのだ、と言われますが
ほんとにそうかね?

政権に近づくことで自分の利益になるから、
ではないのかしら。

国民のためより政治家と取り巻きのために
行動するのではと、怪しみます。


よく「与党にいなければ政治目的を果たせない」と
言われますが、じゃ、野党は無用の金食い虫?

野党だって、ある程度の政治参加があり
存在理由はさまざまにあります。

しかし石原新党に参加する若手は、お嫌なようで。
「自らの利益」と思われようと、より権力に近く!


そもそも自主憲法といいながら、いまだに内容が
明確ではありません。

おしつけられた憲法だから、基本的人権を改めるの?
天皇はどうなるの?

九条だけ先に手をつけて、他の「押しつけられた」処は
後回しになるのかな。

いずれにせよ、具体的に明確な提示をしないと
国民が検討できません。


もっとも、内容が見えない改憲に賛成反対を言う
国民がたくさんいますね。
ほんとうはそれこそが御粗末で問題なのだけど