残業は加速的に

2014-06-01 17:20:07 | 塾あれこれ
私はサラリーマン時代の残業が40時間ほどでした。

学生でクラス一体力がない男は会社も休んだ。
有給休暇などでは焼け石に水でしたね。
大きな会社ならすぐにクビ。

休んでばかりいたから、仕事を片付けるのに
残業もしました。
するとクタビレて休むという悪循環でしたね。

友人は大銀行や商社に勤めていましたから
実質的な残業はすごいものでした。
(サービス残業ばかりだそうで)

いつも12時を過ぎてから退社、とかね。

私なら一か月も持ちません。


そんな私でも時に60時間を超えたりすると
極端にバテましたね。

同じ一時間の残業がものすごく堪えます。

疲れは加速度的に襲うのですね。
月に100時間超えるなんて、信じられませんでした。

体を壊しますし、過労死にも繋がりかねません。

それでも頑張っちゃうのが一般人ですね。

「残業代のためにやってんじゃねえ。仕事だよ。
 何なら金いらねーから、やらせてくれよ」
という人も多いはずです。

企業の空気として存在する所も多いのではないか。

勤め人と企業とでは力が大きく違います。
そのバランスを取るものの一つが残業代。

サービス残業をさせていたら企業も後ろめたい!

それが「いくらでも残業やって成果あげろ」と
会社が言えるようになれば、働く側はどうか?

政府は、一部のエリートのために、同意を得て
限定的に運用するからブラックにはなりえない
なんて言いますが、よくそんなことが言えますね。

会社からほのめかされて、ノラない社員は限定的
よほど変わった人間だけでしょう。
いまどきの正社員でどれほどいるか。


「奥さん、やってみてちょうだい、どう
 よく切れる包丁でしょ。
 今なら簡単研ぎ器とセットで~円」

すぐ切れなくなって文句をつけると
「奥さん、あなたの所為。研いでないン」

初めからの欠陥を一般人の所為にします。

今の政府がこの露天商なみ。
ちゅーことは国民がよほどしっかりしないと。


いったん導入するとすぐに悪用されるのは
「非正規雇用の導入」で証明済みです。

あれで、世の中がどれほどネジ曲がったか。


残業代ナシ、は過重な労働をおしつけ
働き手が早く会社から去るようにする悪法です。

40代で息切れをする人が増えるのではないですかね。
ばりばり働かせておいて生産性が悪くなればポイ捨て。

それでは良い国などできるわけがない。