白山雅一さんが亡くなられました。
年配者しか記憶がない芸人でしょうね。
声帯模写=有名人の声真似などで有名でした。
声帯模写なら何といっても桜井長一郎
長谷川一夫の真似で「おのおのがた・・」
よくTVにも流れていたと記憶しています。
桜井さんが登場しなくなってしばらくは白山雅一さんが
声帯模写の「担当」でしたが、残念ながら
桜井さんほどのインパクトはありませんでした。
声帯模写という芸そのものが衰退期に入っていたのでしょう。
私は、白山って華がないし、上手くないなあと勝手な
評価をしていました。
高座で見たこともないのに。
少しの間TVに出てたけれどいつの間にか消えてしまい
ちょうどそのころだったか中野のとある飲み屋で時折
姿を見かけました。
女将ひとり、客も6~7人で一杯の小さな飲み屋です。
トイレは店を出て少し歩いた共同トイレ。
似たような小さな店がたくさんありましたねえ。
安いお値段で飲めます。
酒屋で千円で売っている安ウィスキーをキープするのに
1500円。
そんなイメージでしたね。(細かいことは忘れちゃった)
もちろん水道水で割って飲みます。
あんなに安くてよく店が成り立っていたねえ。
その店は飲みグループの一人の彼氏が行きつけだった
ように覚えています。(この辺りも記憶が怪しい)
「有名人」というものは自分が世間に知られているのを
意識せざるをえません。
白山さんが有名人かどうか、微妙ですが少なくとも
ご当人は気にされていたようです。
あの風貌ですからね、どこでも声をかけられたでしょうし。
良い酒ではなかったように記憶しています。
場末の安酒場に来るのはそういう時かもしれません。
客も彼に話を聞きたがったりはしなかったと思います、
私が、知る限りは。
ましてやいくら酔っても「モノマネやってよ」などと
失礼をいう人はいません。
私が広島に戻ったころでしょうか、再びTVに出る機会が
増え、あらまた出始めてる、と思った時期がありました。
それも一時でしたけれどねえ。
それからほぼ30年たっての訃報は、やはり寂しい。
上手な距離感をとって酒を酌み交わせる人が羨ましい、
「客同士はお互い無視するのがよい」とばかりも
言えないようです。
せっかくだからその時だけは楽しく一緒に。
静かに飲みたいなあ、と思っていても構わないのです、
その辺りが分かってなかったようです。
○
「孤独死」ってやつですか。
・・昔からよくある話ですけれどねえ、名詞を冠されると
イメージをくっつけられてしまいますね。
ただ時代に置いて行かれた芸だった、というだけなのですが。
PS
5時過ぎにFMで木下華声の声帯模写を流してくれました。
いたね、きのしたかせー。
SPレコードで短い時間でしたが広沢虎造が秀逸です。
浪曲自体が上手いのです。
今はプロの浪曲師がひどく下手ですよねえ。
年配者しか記憶がない芸人でしょうね。
声帯模写=有名人の声真似などで有名でした。
声帯模写なら何といっても桜井長一郎
長谷川一夫の真似で「おのおのがた・・」
よくTVにも流れていたと記憶しています。
桜井さんが登場しなくなってしばらくは白山雅一さんが
声帯模写の「担当」でしたが、残念ながら
桜井さんほどのインパクトはありませんでした。
声帯模写という芸そのものが衰退期に入っていたのでしょう。
私は、白山って華がないし、上手くないなあと勝手な
評価をしていました。
高座で見たこともないのに。
少しの間TVに出てたけれどいつの間にか消えてしまい
ちょうどそのころだったか中野のとある飲み屋で時折
姿を見かけました。
女将ひとり、客も6~7人で一杯の小さな飲み屋です。
トイレは店を出て少し歩いた共同トイレ。
似たような小さな店がたくさんありましたねえ。
安いお値段で飲めます。
酒屋で千円で売っている安ウィスキーをキープするのに
1500円。
そんなイメージでしたね。(細かいことは忘れちゃった)
もちろん水道水で割って飲みます。
あんなに安くてよく店が成り立っていたねえ。
その店は飲みグループの一人の彼氏が行きつけだった
ように覚えています。(この辺りも記憶が怪しい)
「有名人」というものは自分が世間に知られているのを
意識せざるをえません。
白山さんが有名人かどうか、微妙ですが少なくとも
ご当人は気にされていたようです。
あの風貌ですからね、どこでも声をかけられたでしょうし。
良い酒ではなかったように記憶しています。
場末の安酒場に来るのはそういう時かもしれません。
客も彼に話を聞きたがったりはしなかったと思います、
私が、知る限りは。
ましてやいくら酔っても「モノマネやってよ」などと
失礼をいう人はいません。
私が広島に戻ったころでしょうか、再びTVに出る機会が
増え、あらまた出始めてる、と思った時期がありました。
それも一時でしたけれどねえ。
それからほぼ30年たっての訃報は、やはり寂しい。
上手な距離感をとって酒を酌み交わせる人が羨ましい、
「客同士はお互い無視するのがよい」とばかりも
言えないようです。
せっかくだからその時だけは楽しく一緒に。
静かに飲みたいなあ、と思っていても構わないのです、
その辺りが分かってなかったようです。
○
「孤独死」ってやつですか。
・・昔からよくある話ですけれどねえ、名詞を冠されると
イメージをくっつけられてしまいますね。
ただ時代に置いて行かれた芸だった、というだけなのですが。
PS
5時過ぎにFMで木下華声の声帯模写を流してくれました。
いたね、きのしたかせー。
SPレコードで短い時間でしたが広沢虎造が秀逸です。
浪曲自体が上手いのです。
今はプロの浪曲師がひどく下手ですよねえ。