広島市西区のカーテン屋

2009-06-13 12:03:12 | 塾あれこれ
わが広島にケチはつけたくないけれど典型的な
昔はよくあったなあ、こんなしょぼいの
というお話です。

今週火曜日カーテンのチェーンがぽろりと外れたのです。

「ん~、ひろしまじゃの~・・」


現在の家に越してきたころはまだ我が家もバブリーな
気分が多少残っていました。
中古の狭小住宅ですが、長期ローンも組み無理した
お買い物です。
ついでにカーテンも良いものを探そう、となりました。

西広島とここ五日市の間にあるFという町にVという
カーテン屋というか輸入の洋品店(死語!)というか
広島にしてはオシャレかなあ、という店があります。

今時のお母さん向って感じもあり、団塊世代としては
ちょっと明るすぎるような気もします。

その店で苦労してジミなカーテンを探しました。

今思えば自分達のレベル以上の背伸びした買い物を
しちゃったようです。
どうも後がいけません。

家が狭いので横に引くタイプでなく上に引き上げる型を
選びました。少しでも広く使えるように。

カーテンレールから全て店の仰るとおりに付け替えて
もらいました。

何年かたつと上下させる機構が滑らかでなくなり
ヘンだなあ、と思っていると突然動かなくなります。
そのうち毎年修理になってきました。

無料修理から次第に部品代請求と変わっていくのも
仕方ありませんね。

店が考えた設計が最初から怪しいという気もしますが
こちらから証明できませんしね。

ついに昨年カーテンを上下させる機構そのものを
新しく買い変えてくれ、なんて言われましてね。

「良いものです、これで十年はもちますから」

ン万円も取られたのですよ。

いや貧乏に成り下がった身にはつらいことでして。

でもな、いつも壊れる度に呼んでいては申し訳ないし
ということで我慢しました。

さてそれから、一年と三ヶ月の6/9{ぽろん}ですよ。
あ~あ


私はね、大学生のときアオヤマで買ったブレザーを
40過ぎても着ていた男です。
自慢じゃないがものを大切に使います。
(キモ!かもしれない)

その私が扱うカーテンですから乱暴に使うワケがない。
たとえ無神経な男でも十年繰り返せば学習するでしょう。

んとに情けなかった(ポロ)でした。


で、電話したらお休みの日。

留守電に入れて翌日、営業開始時間の10時を過ぎても
電話してきません。

11時半にやっと掛ってきました。営業の方でしょう
「今日はカーテン担当に大きな仕事がありまして
 明日また、担当のほうが電話を差し上げます」
ごめんなさい口調のテンコ盛りです。

ならば、なぜこの時間まで電話ができないの?

最低限、電話が遅くなったワビを嘘でも言えよ、な。

次の日、木曜です。
夕方まで電話がありません。

生徒が来るので仕方なくこちらから電話。

「担当が出ております。連絡をして見ます」

「でいつごろ電話くれますの?一時間もかかるの?」

「ハアそれくらいですね」

話のやりとりがあって、この時間ではもう生徒が来る
から、家の近くまで来てからケイタイで
「今から行く」でも修理できない旨を連絡しておき
翌日=昨金曜日に電話をもらうことにしました。

金曜の朝8時前でしたね。
「今から行っていいか?あと15分!」ですって。

それで、やってきたオッサンは何も出来ず
ははあ、と数分眺めたあとで
「今日はカーテンの担当が休みですから明日電話させます。
カーテン下がったままですがよろしいでしょうか?」

私「いいですよ。死にやしません」

イヤミのつもりでしたが効かなかったようです。

見るだけならオッサンが前日来い、っての。

で、本日土曜午前9時前に電話。
無事直していただきましたが、そのとき、あれを言うぞ
言うぞ・・・・

・・・来た~~~

「ふつうは外れないんですけどね」


良いものを作って販売しても
サービスがお粗末だと、という話でした。

私に子供がいれば、しっかり教えておくような教訓です。

よい物を作ることが基本ですがそれだけでは足りません。
営業はそのためにあり、そして組織の人間全てが
営業ということにもシンケイを使わなきゃいけないの
ですね。

でもそれは難しいことなので。。

お金持ちが行くような店に、貧乏人が行くとバカをみる
ということになるのです。

ウチがお得意様なら上記のようなことはありえません。