バードウォッチング

2009-06-10 10:11:53 | 塾あれこれ
野鳥観察などクッダラネエと思っていました。

・・何だねえ、あの(らしい)格好。
いかにも「私は自然を守ります」みたいな。

ああいうのは胸に色々バッヂをつけるのもお好きな
ヤカラとお見受けしていました。

鳥を見てどうする、写真とって自然保護ですか?
車でやってきて何がエコだよ。

鳥にとっても他の人間にとってもジャマだから
凝りたいならば自分だけの世界でやって欲しいなあ。

・・という具合です。

それが散歩するようになって、ふわ~と空を飛ぶ鳥に
好いなあと思い始めたのです。
ワッチャーの気持ちも少しは分ります。

そうは言っても恐竜の子孫ですからね、鳥は。
ウェブサイトなどで余りにくっきりとした写真など見ると
可愛いというよりもオトロシイ。

でも、なぜ鳥を見ると良いのだろう?

こちらが飛べないのに、あちらが飛べるから?
今では安物の詩人でも言えないセリフですね。

やはり、身の回りに自然が少なくなったからでしょう。
あまりに平凡な感想ですが。

ガーデニングをしても犬猫を飼っても自然の擬似体験に
すぎません。
自分達人間に都合のよい、管理された世界です。

ネコにも自然を見つけられます。
それならば人間だって動物ですから。
ネコも人間も違いはないというほうが正しいでしょうか。

それに比べると鳥たちは「自然」ですねえ。

清少納言が聞いたホトトギス、芭蕉が見たカラスと
同じ鳥たちと今でも出会えるのです。


物事の識別に弱い私は椿もバラも同じに見えるのです
から、鳥の種類も見分けられません。

それでも少しずつ分る鳥が出てきました。

カラス、ハト。
ハシブトとかハシホソとかドバトだの細かいことは
言わないようにして。。。

それから良く見るのはスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、
更にモズやメジロも区別がつくようになってきました。
笑わないで下さい。これでも進歩してるんだから。

川などではサギ、セキレイ、カモメ、ウ、トンビ
それらにも種類がありますが、ま、置いといて・・

渡り鳥で、ツバメ類、シギ・チドリ類、カモ類。

声に特徴があるのも存在を確認できますね。
ウグイス、ヒバリ、ホトトギス、オオヨシキリ
姿は見えません。

他にはアジサシやカワセミを見かけます。
アジサシは先日も見ました。ただし数羽。
良いですね、あのダイビング。


人口百万を越える町で繁華街まで30分の住宅街としては
標準的な鳥の種類でしょうか。

識別能力の劣る私の短い散歩だけでの体験ですから
注意すればまだまだ出会えるのでしょう。

でも数よりも写真よりも普通の鳥で十分です。
(環境が戻って種類も増えるのがベターですが)

カラスの着地。
人間の子供みたいなハズミをつけたポンっての。

あるいはセキレイの早歩き。
地上を速く動くときは両足をそろえてピョンピョンが
鳥では普通でしょうがセキレイときたらものすごい勢いで
足を交互に動かしています。

先日はツバメが川床の砂地で何か突いていました。
あれは何をしていたんだろう?