DD51、B更新機発売

2012-08-20 | 鉄道模型
JAM会場巡りをする前に昨日(19日)発売の新製品の紹介です。


実はJAM会場で先行(17日から)していました。


DD51のB更新機です。

番号はDD511074とDD511090の二種類です。

DD511074                    日立製作所水戸工場_製造番号;20540-3              
車歴;1974-06-11 製造 配属;札幌局 配置;岩見沢二
1985-03-21 鷲別 (1987-04-01JR移行)
1993-10-25 機関更新
1993-10-22 五稜郭機関区
1999-04-01 鷲別機関区

DD511090                      三菱重工業三原工場_製造番号;1993
車歴;1974-07-24 製造 配属;札幌局 配置;小樽築港
1975-08-28 旭川
1986-03-07 五稜郭 (1987-04-01JR移行)
1994-06-23 機関更新
1999-04-01 鷲別機関区


国鉄標準色のJR貨物機と重連を組むB更新機

B更新は新鋭機DF200の増備が進むまで既存のDD51を延命する目的で機関の載せ替えを行った機関車です。
“B”と言いますが意外にもA更新と比べて遙かに本格的な更新工事を行った機関車です。

コマツ製SA12V170-1 (1,500PS/2100rpm)を使用し、塗装もDF200と同様のオレンジとグレーに変更されています。
しかし変速機等の機器類の都合から現在では1100PS/1500rpmと機関の設定を変えて使用しています。

DF200も1999年製から同様のSDA12V170-1を使用して機種統一による整備性向上を果たしています。


私は国鉄標準色よりもこちらの方が好きです。

国鉄色のDD51はどうにも格好悪くて「嫌」です。

西尾源太郎さんが多度津工場長時代に考案した国鉄DLの新塗装・・・DF50を上側オレンジ、下側ねずみ色、中央のラインが白という塗装はDD51に引き継がれたと思えません。

DF50新塗装 → DD13新塗装(新塗装をスイッチャー用にアレンジ) → DD51新塗装
という流れを感じます。


DD51の新塗装(国鉄標準塗装)は「本線機として相応しいモノではなかった」と感じています。


昭和30年代、素晴しいデザインの車両や塗装が続々出現した時代、ただひとつDD51の塗装だけがまるで駄目! スイッチャーの様な塗装だったと感じるのです。

DD13でスイッチャーらしくアレンジした塗装を「形が似ている」と言うことだけで誤って本線機であるDD51に採用してしまった『事故』によって生まれたのではないかと思うのです。

(DD51はスイッチャーではありません。 1カ所の運転台で前後進をコントロールする構造として作られていないからです)

いまやDD51は人気のカマの様ですから悪口を言うのは気が引けますが、蒸機時代、DF50は許せるけどDD51は『糞喰らえ』と思われていたのは誤って決められてしまったスイッチャー風の塗装が“癌”だったと私は感じています。

塗装のせいで“スイッチャーもどき=夢を壊す機関車”という風に扱われていたのです。

「EF57を撮りに行った時、やって来たEF58にシャッターを切らなかった」
「C57 を撮りに行った時、やって来たDF50にシャッターを切らなかった」
事は後悔しますが
「D51 を撮りに行った時、やって来たDD51にシャッターを切らなかった」
事は正直言って私は余り後悔していません。


B更新はスイッチャー風の国鉄標準塗装よりも恰好が良いと思います。

私は当初のDF50流の塗り分けをDD51に採用したと思える新A更新色の方がもっと好きです。





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