JAMコンベンション2011

2011-08-23 | 鉄道模型

いよいよ当日です。

朝は晴れていましたが、曇ってきました。


物凄い出足です。

あまり人が入るので俯瞰しようとクリニックルームに行きましたがそれらしくは写りません・・・残念。


そうこうするうちに轟然と雨が降ってきました。

朝一で来た人は帰れなくなり、昼頃から出掛けようと考えて居た人は家からは出られない雰囲気に。


屋外展示の皆様は“打つ手無し”です。


入口は「どかん!」とKATOの山線C62発売の告知。


新製品発表最高の集客はやはりKATOです。 加藤浩社長自ら「銀座線」やその室内灯について説明していました。


こちらバンダイの発表です。


JAM特別展示は今年はじめに亡くなったJAMの先々代会長(最近「理事長」と呼び換えようとしています)吉村光夫さんの遺作(Oゲージ)を展示しています。


TBSの夕焼けロンちゃん、ロングおじさんとして有名でした。

吉村さんは鉄研三田会の先々代の会長でもあります。

色々なイベントで鉄研三田会会長吉村さんの「挨拶」の“切れ味”“豊かさ”は「誇り」でした。

20年前、“嫁”を鉄研三田会の運転会に連れて行きました。
すると目を丸くして
「ねえ、なんでロンちゃんが居るの?・・・あれはどう見ても夕焼けロンちゃんに間違いない!」
と聞かれましたが、私はテレビを見ない人間なので
「なにそれ」
と言う反応でした。
吉村さんを先輩として知っているだけで「ロングおじさん」を知らなかったのです。

吉村さんは何処へ出しても鼻高々の“半端じゃない鉄道趣味人”でした。


その吉村さんの遺作として京浜急行の写真集が8月20日発売されました。

許可を貰ってJAMのIMONブースでだけ初日の19日から販売させて頂きました。

鉄研三田会会長は吉村光夫さんの後が斎藤晃さん、その後が現会長の高井薫平さんです。

“京浜急行~昭和の記憶”は一昨年頃から吉村さんご自身が計画されていたものだそうです。
写真の選択もほぼ終わり、少し減らす作業を始めた矢先の不幸でした。

担当編集者からの依頼で殆ど書かれていなかった文章部分を高井薫平さんが引き受けて本として完成を見ました。

IMON各店その他で販売致しております。 高井さんの的確な紹介文章と相まって資料性がある素晴しい写真集です!!是非お買い求め下さい。


こちら天賞堂の新製品発表ですが、天賞堂は一回ではなく定期的に発表を行って居ました。

プラでC62牽引時代の【つばめ】客車を発売します。

目的は天賞堂としての「儲け」ではなく16番モデラーの為の発売だと思います。

意気に感じて応援していきたいと感じています。

EF510の塗装が終わった車体も置かれていました。


IMONの新製品発表は12:00~でした。

熱が入りすぎて時間オーバーになりがちな「井門義博」用の時間設定です。


内容は

① フクシマパンタを引き継ぎ、一部製品は「改良」して価格据置で発売していく事
② IMONカプラーの新製品、HO-205、HO-105について
③ HO762の新製品、仙北のポーターについて
④ 現在設計作業たけなわのHO1067【北斗星】客車の概要について
⑤ HO1067クモハ12についての報告

といったものでした。

後でC57の状況も聞かれたのですが、間もなく完成品が登場しそうなC57に関しては「新たに見せられるモノが現時点で無い」事から展示も無く、触れずじまいでした。

プラスチックパーツが出来つつある「軽量ブラス客車」ナハ10系や発売が迫る113系にも触れる時間はありませんでした。


間もなく発売になるHO1067113系が粛々と走り続けています。

屋根の色、連結面ディティール(基本的には省略だが雨樋とキャンバス押さえは表現)などこれからのIMONの新性能電車のスタンダードとなる電車です。

165系共々JAM会期中走り続けることになります。


今年は女性のお客様が普通になってきました。 女性だけのグループも見かけます。


3年目になる「高校生コンテスト」です。 おっ!女子高生の足が見えています。


女子校の参加があったのです。


地域的な広がりも鉄道模型の甲子園と言う名に相応しくなってきました。


モジュールはこうして最初バラバラで置かれています。


個人的には印象が物凄く強かった読売ランドのモノレール。


ラグビーで練習試合を戦った西武文理です。


こちらが女子校、共立女子中学高等学校。 女性らしく丁寧な造りです。


こちらTOMIX(トミーテック)の発表です。


レイアウト仕業人「KEN & Beauties」では今日発売の「レイアウトビルダーズ」に詳しく解説されているHO1067米山鉄道が展示されて居て大人気でした。


その隣に見えている看板には世界中の鉄道模型の規範となったNMRAの規格について解説されています。

HO=87.1と書いてありますが、それは大雑把な数字です。
1ft=3.5mmが正しいのです。
1/87.0857142857・・・・・となります。
(通常1/87で作ってしまうのが慣例です)


今年のブースの配置です。 去年までと大きく変えました。


高校生コンテスト、モジュールの連結が行われています。


こちらは中くらいのエンドレスになりました。


こちらは大エンドレスの内側に小エンドレスが置かれて


二重になりました。

高校生コンテストは規模が大きくなり、MP出展希望者を収納しきれないという理由で来年は西3ホールへ独立する可能性が有ります。

JAMコンベンションは来年またこの時期の「金土日」にビックサイトでますます大型化して開かれそうです。


JAM初代会長水沼信之さんを囲んで毎年恒例のパーティーがありました。


「国際」の名に相応しく海外からのお客様を交えた恒例のパーティーです。

コンベンションの主催団体であるJAM(日本鉄道模型の会)会長(理事長)

2000年 第1回 水沼信之(新宿NSビルでコンベンション開催)
2001年 第2回 吉村光夫(NPO法人に改組・東京ビックサイトに移る) 
2002年 第3回 吉村光夫
2003年 第4回 吉村光夫
2004年 第5回 吉村光夫
2005年 第6回 吉村光夫 
2006年 第7回 古川 享(大阪でコンベンション開催)
2007年 第8回 古川 享
2008年 第9回 古川 享
2009年 第10回 古川 享
2010年 第11回 平井憲太郎(定款の定めに従い会長から理事長に呼び方を変えました) 
2011年 第12回 平井憲太郎

これからもコンベンションとJAMを宜しくお願い致します。

出来たら明日、ブースの写真を一挙公開!!したいですぅ)



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