ST-ONライヴ③

2012-09-28 | ノンジャンル
ようやく写真の処理が本格化しました。 するとこのライヴ報告が思った以上に「大物」であることにようやく気が付きました。 (主たる原因がD800のデータの大きさであることは予想通りでしたが・・・)


8番手は二度目登場の‘いまのまい’『AGAIN』(工藤静香) 


復活第13回グランドチャンピオンを獲得した時の曲です。

ストリートオーディションはホコテンの通行人(と、通行人転じて見物客)に加えて、カメラ小僧をはじめ常連ファン達が納得のいくストーリーを見せなくてならないので選曲に気を遣わなくてはなかなか勝てません。

このAGAINは勝ちに行くに相応しい力のある曲でした。


9番手 ナナ&マイ『HELP』『1986年のマリリン』2曲続けて歌います。

衣装を見て堀岡賢の毒舌が爆発します。

でも両名プロですから堂々としていて全然動じません。

この衣装は奈々が前に間違えて同じ衣装を二重に買ってしまったモノだそうです。

でも見たところ微妙に違います。 着方も違う?


ナナ&マイが活躍したのは「奈々が中2、舞子が中1」の1986年9月から87年の1月までです。
僅か4~5か月です。

歌った曲は何れも本田美奈子の『HELP』『1986年のマリリン』『キャンセル』の3曲のみ。

復活第3回、第4回グランドチャンピオン大会に連続出場、しかし敗退しました。

強敵「ボーイズクラブ」「バービーズ」が相次いでグランドチャンピオンになって「上がって」仕舞ったので勝負を面白くするために‘余りにも’強すぎる「ナナ&マイ」を解体してしまったのです。

大失敗だったと深く反省しています。


派手ですね。

このライヴ、ナナ&マイ結成26周年でもあるかもしれません。

奈々 14歳+26年=40歳
舞子 12歳+26年=38歳(もうすぐ39歳)

どれほど遠い過去を再現させているか!と言う事です。


『HELP』


この二人が組み合わさると刺激しあい、高まります。 幻ですが史上最高のペアです。

PLもキラウラもウィンクもバランスがイマイチですがこの二人の間のバランスは歌唱力もダイナミズムも完璧でした。 体格同じ&完全異質でかつバランス取れているのが凄かったのです。


『1986年のマリリン』平行に動くところと線対称に動くところが絡み合い複雑な振り付けです。 奈々と舞子ではマイクの持ち手が逆である事を生かしています。

(昔の映像を見てかつての自分達の「振付け」を練習し直したのです)


騒音計を置いて「拍手をどうぞ!~」

奈々は86年当時大手事務所所属でTVCMに多数露出してデビュー間近の気配でした。 舞子はまだ歌ったところを見たこともない状態でした。

その二人の組合せ“ナナ&マイ”でしたが、結成後成長著しかったので第4回大会でのバービーズ側の悲壮感は凄かったのです。
(飛ぶ鳥を落とす勢いのPLをキャンディーズが止めた感じの勝負でした)


懐かしのST-ONは一旦休憩で「オリジナルコーナー」に移ります。


(1)うちやえゆか
此処でもトップバッターは信頼の「うちやえゆか」です。

『しあわせの予感』(世界名作劇場/家なき子レミ・エンディング) 今、神戸では再放送で放映されているそうです。


歌だけでなく、オリジナルコーナーでは本人に仕切らせます。 うちゃの司会ほど面白いものはこの世にそうは無いと言われています。


そして二曲目は 『まかせて☆スプラッシュ☆スター☆』(ふたりはプリキュア Splash Star)

女児のアニメソングです。 (リハーサルの時、南エレナ(11)が本物降臨に感動していました)
 

(2)たかはしごう 『男達のメロディー』を歌います。


http://eplus.jp/sys/T1U90P006001P0050001P002084490P0030001P0007P0010137P0491


期待通りの盛り上がり・・・でもABC-Dヨロシクは出ませんでした(当然か)


『If~愛が降る街~』作曲もたかはしごう本人です。 

http://www.youtube.com/watch?v=Cptk9aVL8yU


休憩の後後半スタート。

後半のアシスタントは伊能貴子です。 このコンビも大いに印象に残っています。

喉のポリープ切除の手術後でガラガラ声の伊能さんが司会をしなくてはならない理由は。


後半トップバッターにいきなり和泉佳保里登場だからです。

恥ずかしそうに出てきました・・・
                      (よーく見ておくように!)


歌うは『C』(中山美穂)


16歳の時よりも声が可愛いと皆が衝撃を受けた42歳、二児の母。


当時アイドル誌グラビアに多数登場、シャワランCMでは画面に名前が出ていました。

その水着写真を不正転用したピンクビラは渋谷の電話ボックスに多数貼られていました。 題して「大学生も居ます(電話番号)」・・・・高1だったのですが。


何処に行ってしまったのか?と思われたいた方!!・・本人はこの通り全然変わっていません。


貴重です。 (また拝むチャンスが有りますように!)


そしてもう一人貴重な姿を拝めます。 南エレナ『アイスのくちづけ』(AKB48)


可愛らしい11歳。


和泉佳保里の御嬢さん(第二子・・・お兄ちゃんが居ます)です。


後半3番手はポニーテールズ『ほらね春が来た』(うしろ髪ひかれ隊)

あの頃と比べて大人になったので振りが柔らかいです。 実に良いです。


この曲はポニーテールズがスーパーグラチャンに出場する頃、うちゃとはるえの二人で歌っていました。


スーパーグラチャン大会には自分たちで編曲したメドレーを用意してきましたが決勝戦で敗れました。


4番手は岩本舞子『風のマドリガル』(南野陽子)


これは岩本舞子が人前で初めて歌った「歌」です。 12歳でした。

ナナ&マイでチャンピオンになり、ST-ON事務局から「翌週のチャンピオンの歌は何としてもソロも歌わせろ!」と要請され、舞子が選んで、練習してきたのがこの『風のマドリガル』でした。

曲に合わせて衣装を選び、歌詞と振り付け(←オリジナルだったとしても)を完璧に覚えてくるのですから実は大変なことなのです。


12歳岩本舞子の『風のマドリガル』は完璧以上でした。

期待値75点に対して100点満点。

期待したよりも50倍位良かったのです。

すぐに大本恭敬先生のもとにボイストレーニングに通わせることになります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E6%81%AD%E6%95%AC

以後も能力は常に期待値を上回り続けました。

(今回、本人はこの曲に記憶無いのです「私歌ったっけぇ~~まじでぇ?」・・・いちから覚えてもらいました・・・いつもの通り?です)(我々と一緒の時、舞子は中学生に戻ります)


5番手は田中知子『サザン・ウィンド』(中森明菜)


1985年2月、飛び入りコーナーに参加した時歌った曲です。


中森明菜は歌は上手いですが見せるほうに気が回って歌になにも気が入っていません。

田中知子は振り付けが完璧で(そこに余裕が有るから)歌に気が入っています。 だから聞いた感じは別物なのです。

(中村明菜として「明菜」をやるときはわざと少し拙い感じでやるのでしょうか)

振り付けも歌も「本物の十倍レベルの練習量&経験値」だと思います。


ポニーテールズを破ってスーパーグラチャンに輝くのは、かつて姫乃樹リカを破ってグラチャンになっていたこの田中知子だったのです。







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