日本のキャッシュレス

2019-12-09 | 政治・経済
日本のキャッシュレスはなかなか普及しません。

理由は手数料があまりにも高いせいです。

どんな商売をやったとしても“経常利益”で売上の1%を稼ぐのは立派な事です。
逆に2~3%も稼げる商売だったとしたら直ぐに競争相手に出し抜かれて市場から去るのがオチでしょう。

日本のキャッシュレスの手数料は売上に対して良くて2%台です。
(勿論、規模や業種によって激しく上下がありますが)

余計なキャッシュフローが必要な上に、お金が戻るまでクレジット会社破綻リスクを負担するのは売り手側です。

とても奨励・優遇したり出来るものではありません。


最近のキャッシュレス優遇策などという馬鹿げたものは後代の我々日本人の笑い物「大恥」だと思います。


米国など1%台とか1%とか聞きます。
調べたわけではないので「ほんまかいな」という程度の自分に関係がないので興味もありませんが、その程度で小銭にまつわる手間など省けるならありがたい話だと思います。

いっそ手数料1.5%以上のクレジット手数料を法律で禁止して仕舞えばキャッシュレス社会が来るなあと思います。


今日なんとなく嫌なニュースが伝わってきました。
中国がデジタル人民元を発行するというものです。

成功の可能性が高く、世界の秩序が変わる可能性があると感じます。
逆に中国がひっくり返る可能性もありますが。

中国は先行する欧米諸国や日本、台湾や韓国をよく観察・研究・改良しながら上手な経済成長をしてきているなと感じます。 驚くべき叡智というか、悪魔的な凄さを感じます。
面倒な民主主義的な手続き、コンセンサスを得ながらといったような悠長を許さない怖さを感じます。
正直言って日本や米国などの民主主義陣営がどういった苦難に陥ろうとも中国には台頭を許さないような方向を堅持するべきだと感じます。

中国は早くからキャッシュレス決済が主流のようです。

近年そうなった原因を聞きました。

最大の紙幣が100元だからだそうです。

大雑把過ぎるかもしれませんがおよそ1500円です。

ちょっと大きめの買い物だった場合、キャッシュで決済など夢物語です。 そんな大袈裟な札束を持って買い物など危険ですらあります。
300枚数えてお勘定受取って、そのお札の半分が偽札だったらどうしましょう。

人民をそこまで押さえつけられる強硬な政府だからこそ恐るべき近道を取ってこられたわけです。


イモンが言うキャッシュレス手数料上限1.5%制限と中国のような10000円5000円札使用禁止、キャッシュ上限1000円札とどっちが人民にとって優しい考え方か考えてみて下さい。
手数料上限1.5%だったら技術的な突破を果たした数社が必ずしのぎを削って残ると思います。

ロシヤオソロシヤじゃなくて、中国はちゅんごく怖いです。 (お粗末!)