9600キット組立⑩ キャブ組立開始

2017-04-21 | 鉄道模型
簡単な部分と言えばそうなのですが、北海道9600をやるからには旋回窓が必要になります。


まずは思い出したのは、IMONのC60キットに旋回窓が入っていたな!という事。

うわっ・・・面倒くさそう。

鈴木達也さんの写真で見ると旋回窓周辺にはいろいろ鉄板に継ぎ目があって扱い易そうです。


結局IMONのHPで検索したら何のことはない、IMONの旋回窓が有りました。

洋白の板、ロストワックスの旋回窓、塩ビ製の丸く抜いたガラス部分の3点、後は幅広の帯板か何かで塞げば何とかなりそうです。


旋回窓の外側直径はこんな寸法です。


旋回窓が付くキャブ前妻板のエッチングによる縁などの柄を削り落として周辺塞ぎ板を置いて適合する事を確認します。

逆転棒の為の穴がちょっとだけ大過ぎる感じがします。 一旦上から塞いでやや小さい穴を開ける事にします。


キャブとキャブ前妻を先にたっぷりのハンダで付けてしまいます。


木のブロックを使います。


真ん中から


がっちり流します。 今見るともう少し高温で流した方が楽だったかも。


旋回窓周辺塞ぎ板は妻板の外側、キャブ側板の面一に成るようにハンダ付けするのです。


この際後ろ側妻板もハンダ付けしてしまいました。


塞ぎ板「上下」ハンダ付けしちゃいました。


削り落とす部分を削ろうとします。


が、もっとうまい方法を考えて一旦ハンダ付けを外してしまいました。


ロストワックスによる旋回窓の外側長円形の外周がぴったり入る大きさに穴を広げて


嵌め込んでみました。 これで円い旋回窓が充分出っ張ります。


拡大鏡で見るとこんな感じ。

長円形の外周の出っ張っている方向が選べないので旋回窓のモーターを支える支柱の向きは選べませんが巧く行きそうです。


こんな風に仕上がりました。 塞ぎ板「下」には後で逆転棒穴を開けます。

その旋回窓周辺塞ぎ板=「上」はキャブ側板の前側と成り、「下」の外側にはランボードとの間の補強板が付く事に成ります。


ボイラー上サンドドームと安全弁の間にかなり大きな山脈が有ります。


厚さ3mmの帯板でそれらしき大きさの出っ張り部分を作って載せます。

先ずはその部分ボイラーのディティールを削り落とします。

この出っ張りは北海道の国鉄9600保存機全体の2/3に存在します。

おそらく日本に残った9600全機の2/3程度にはこの謎の出っ張りが有るのではないでしょうか。


彼方此方に課題を抱えて時間を掛けて悩みながら進行します。

このエアタンク上のランボード、どうしましょう。 長さ調整、リベットの位置。

謎の出っ張り、エアタンク上のランボード、其れの解決法を考えながらキャブの作業に戻ります。