C60キット発売

2015-08-20 | 鉄道模型
モデルスIMON各店は今日は営業しています。

明日からJAMコンベンション開催となり、全店とも歴史上初めての休業閉店となります。

(ビックサイトには小さな小さな店舗が開いていてご来店ポイントも付きますが)

その搬入現場にこれから行ってきますが、その前に早い段階でニュース・・・もう雑誌は出ているでしょうから・・・を流します。

今月のIMONの製品は8/21JAMコンベンション会場での発売で、そこで売り切れたらおしまいだからです。


実は、突然C60キットを発売します。

乗工社時代のパーツが幾らか有るので従台車(LT254;C60前期形の機関車に使われているもの)を作ってC60にして売ったらどうか?という話が持ち上がりました。

C59、C60は戦後型を作ったときにC60や戦前型をまた大々的に作る計画があり、C60は番号も決まっています。

でも乗工社遺産は早い内に出そうという事になりました。

しかし、徐々にグレードアップしてきているので見劣りして仕舞う部分もあります。

例えば網目は深くて目の粗いものから細かくて浅いエッチング・・・加えて継ぎ目とボルト表現が大きな見た目の違いになります。

結局「早い内」は無くなって多くの部品を新規開発する事になってしまいました。


試作品です。


発売数は・・・乗工社C59の残されたボイラー数だけです。

天窓はC57と同一ですからそれがそのまま使われています。


非公式側です。


伸縮ドローバーの御陰で石炭掻き取り口がキャブに刺さっています。 (しかも調整可能)

この従台車がLT254鋳鋼台車です。 初期改造車の従台車といえば「そう」なのですが、C60を作るというからにはこの台車を作らなくては!

テンダー台車はこの試作に於いては旧乗工社のモノを履いています。 キットでは平軸受の開閉方向を正規に出来る様になっています。


C59/C60戦前型特有の表情を見せる後ろ姿です。

そして、前期改造車の形態を調べました。 (↓エクセル)

ATS本体をテンダー前面から食い込ませて設置している車両は候補から外すと3つのグループに分かれます。
この‘橙’‘緑’‘青’の三種類にキットは分かれています。
そしてその番号の銘板がC59時代の№を小さく表記したモノまで含めて同梱されています。

ついでにC601とC6010は完成品が予定されています。 (多分10年先かな・・・)

c60117ifj.xlsx


JAM開催記念品みたいなモノかと思います。

完成品が当分出る見込みはない(タングステンウェイト等パーツはどんどん出来ていますが)ですので組立に挑戦してみては如何ですか?

乗工社→IMON蒸機の驚くべき構造をみるのも実に面白いです。