01逢いたや2014②ダーン

2014-08-12 | 海外蒸機
 2.ダーン:Dahn

 空はドイツらしい曇り空、低い雲に覆われている。 初日に走るのは38型のはずで、サイトの地図によると途中から支線に入る。 空港を出るとすぐにアウトバーンに入る。 いつもだと時速200kmで巡航するのだが、今回は林先生のベンツが後ろから付いてくる。 左ハンドル、右側通行に慣れるまではじっくり走る。 わがポルシェのスピードメーターは180km/hを指しているのにバックミラーにフェラーリが現れるとあっという間に抜いて行った。

(特記無き写真はすべて水沼先生撮影)

P;奥井
あっという間に200㎞/hを突破する水沼先生

(水沼先生は予想の50倍位飛ばします!!凄い!レンタはポルシェしか眼中にない訳です)

P;井門
道は混んでいるので必死で200㎞/hで追えば遅い車に進路を塞がれたポルシェに追いつきます。

P;井門
後席で観念して大人しくしている阪上さん。

P;井門
ひじょうに交通量が多いアウトバーンです。

P;奥井
ポルシェのバックミラーに捉えたメルセデスCLS。

P;井門
片側3車線の混んだアウトバーンから片側2車線の路線に移ります。

P;井門
140㎞/h辺りからの加速力が桁違いなのであっという間に置いて行かれます。

‘S’ですから3.8ℓの方です。

P;井門
林先生もアウトバーンに馴れていますが、平均200㎞/hの「巡航」には馴れていません。

P;奥井
突然後方からフェラーリ登場!

P;奥井
そのフェラーリを追うポルシェ! (ベンツの存在が無ければ競り掛けたのでは?)


P;井門
アウトバーン65号線でノイシュタット過ぎてランダウに向かう途中で一般道へ降ります。

ポルシェの排気管から爆発的な排気! ポルシェとは思えない強烈なエグゾーストノート炸裂!
(ドイツの国道は制限速度100㎞/hですよォ!)



 ノイシュタットを過ぎるとワイン畑が広がってきた。 ノイシュタット ヴァインシュトラーゼはワイン通りの新町という意味だ。
 線路が見えたと思うと、彼方から煙が上がった。 いいタイミングだ。
 当初は古い38型が参加することになっていた。 しかし現れたのは5つの小さな赤い動輪に、船底テンダーの、・・・あれれ!52型だ。
 後で聞いたところによると38型は故障で参加できないとのことだった。 動態蒸気機関車王国のドイツもSLの年齢は上がり、年々保守が難しくなっているという話が現実的に感じる。 3台集まるはずの01も01 150は故障で走行不能とのことだった。 かわりに41 型がやってくるという。



3軸、ボギー混合の客車列車を牽いて踏切に近付く 52 4867。

P;井門
井門も急いでシャッターを切ったのですが、カメラが〝たぬき”モードになっていました。 シャッター速度優先;1/20秒でした・・・

ポルシェ組は「アウトバーンじゃなくては追い付けないから」と言い残し、方向転換して走り去りました。
ベンツも負けじと方転して走りましたが見失いました。

その後ベンツの3つのナビ;
①井門
②車載ナビ(1目的地を打ち込めない 2縮尺が変えられない 3「現在地」が出来ない)
③スマホ利用のナビ(一回目の目的地を消去できない)
その全てが全然役に立たず・・・更に地図も無いのでアウトバーン65号線も判りません。

(最初の契約では「車載日本語ナビ」だったのですが・・・)

P;井門
彷徨した末、先程52型を撮影した踏切に舞い戻ってしまいました。
そこへ変なDCが来てしまい、待たされます。
泣きっ面に蜂です。
自棄糞?

   結局ベンツ組は唯一の手がかり、ダンプスペクタケルの粗い地図を頼りに一般道を行きます。
   地道に・・・

一方ポルシェは南北に走るアウトバーン65号線から東西に延びる国道10号線に入って今日唯一の52型の列車が走る方(西)へ向かいます。

あっ!いい場所!と思ったところで山下さん、矢野さんの後姿も発見、近付きます。

P;奥井
ポルシェで行くと反対側から牛の大群が接近!

P;奥井
あっという間に取り囲まれます。

P;奥井

P;奥井
奥井さんも水沼先生も車から降りられず牛の大群を満足に撮る事が出来ず、

P;奥井
山下さん、矢野さんはポルシェが邪魔になって牛の大群を撮る事が出来ませんでした。(牛に囲まれるポルシェは撮れたかも・・・?)


ポルシェ組2枚目はこんな情景でした。

P;井門
ベンツ組です。 ‘鉄’が構えているから蒸機列車を追い越したことを知った次第です。

ランダウから西に向かってきた線路が分岐する場所、ショップ峠経由カイザースラウテルン方向へ行く北西方向への線路と南へ向かうダーンへ繋がる線路が分岐する付近で先程の列車を捉えるところまで来ました。

P;井門
運転の林先生もしっかりカメラを構えられました。

P;井門
ヒンターヴァイデンタール・オルト駅手前の地点、ベンツ組2発目です。

P;井門
ベンツ組3発目は視界の広い直線で大勢の「鉄」の砲列です。

井門は動画(シネマイオス使用)を撮る都合で砲列を入れて撮影しました。

左の方に矢野さんの姿も見えます。

P;井門
ベンツ組がポルシェ組に追いついたのはここです。 Dahnの次の駅Dahn-sub駅付近です。


Dahn(ダーン)の有名な岩山をバックに撮ります。


 今日唯一の列車を追っていくと少しずつ山の中に入って行く。 奇妙な形をした岩山が現れる。 このDahnは岩山で有名らしい。 よく見ると岩山の上には鉄道ファンがたくさん陣取っている。 目が慣れてくるとあちこちに「鉄」が待っているのに気がついた。 こちらのてつは動画が多い。 これは2011年にお邪魔した鉄道TV番組“アイゼンバーン・ロマンティック”の影響らしい。

P;井門
ポルシェカレラ4Sカブリオレ

P;井門
返し1本目ブーゼンベルク・シントハルト周辺です。 撮影地を探して走り回るポルシェ。

P;奥井
ポルシェ組の駐車状態です。

P;井門
2本目をどう撮るか作戦会議です。

P;井門
燃料大食いのポルシェの為早めの給油です。

P;井門
給油ポイント近くに「ワニを虐める男」の像です。


車を止めてまずロケハンします。

P;奥井
砲列に加わって撮ります。


有名なダーンの岩山(我々が付けた名前は勿論瞰望岩(がんぼういわ)です。

「鉄」が一杯乗っています。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/9236/ghost/tr0112.html

P;井門
井門は反対側からです。 反対側にも露頭が見えます。

P;井門
移動します。 バックミラーに水沼先生を捉えました。


車を安全な位置に停めて‘返し2本目’です。

P;井門
ダーン・スート駅

P;井門
ダーン・スート駅の観光案内看板

P;井門
その裏面です。


返し2本目来ました。

P;井門
井門は少し後方からです。 (じつは停車中です)

P;奥井
奥井さんは街を入れて (発車しました)


左端に居る変な「鉄」が井門です。

P;井門
井門の位置からの後追いです。

P;井門
ダーン・スート駅を見下ろすレストランに入ります。

P;井門
水沼先生が発注の取り纏めです。 (語学力が超絶していますので)

P;奥井
井門にコーラが届きました。 カメラの向きが怪しげです。 どんな時も狙っています・・・

P;井門
乾杯! ドイツ最初の乾杯です。 水沼先生と井門がコーラ(=午後の運転手)です。

P;井門
サラダ

P;井門
パン

P;井門
ランプステーキ

これは美味しかった!

P;井門
記撮をお願いしました。 写真上手い!

P;井門
おばあちゃんが御芋を持ってきました。

P;井門
じゃが芋色々。 ポンフリー=カルトオッフェル=フライドポテト=揚げ芋はできれば避けたい。

P;井門
可愛いお嬢ちゃん(お孫ちゃん)も登場です。

P;井門
さあ午後のドライブです。

 
 何度か追っかけをして峠の撮影ポイントを目指す。 驚いたことにここは日本人が多い、半数位は日本人だ。 カメラが重装備なのですぐわかる。 井門さんは早速何人かに話しかけられた。 慶応鉄研のOBの皆さんか?

 時間ぴったりに52型がやってくる。 船底型のテンダーを持った52 4867号はフランクフルト歴史鉄道の機関車で、01原型機の118号とともに参加している。 2台とも調子が良いらしく、あちこちで活躍している。 風景を良くみると奇妙な形をした岩があちこちに見える。 その岩にてつが一杯登っている。 けっこうな俯瞰がとれそうだ。


P;井門
実は鉄研三田会の皆様に会えると思っていたのですが、三田会勢だけが居ません。

P;井門
むしろ稲門鉄研が多い皆様です。


大勢の「日本人鉄」の前を快調なブラストを響かせて駆け抜ける'52 4867'

P;井門
Dahn駅にやってきました。

P;井門
ダンプスペクタケルのポスターが掲示されていました。

P;井門
烈しい人達ばかりの一行による記念写真です。

P;井門
駅前に埋まった線路とMANのトラック。

P;井門
そして主役のひとり?ポルシェ君です。


 一日52を追いかけて、宿泊先のマンハイム インターシティホテルへ向かった。 駅前は路面電車が元気に走っている。 ホテルは駅の目の前だった。 駅から次々とインターシティーや、ICEが発車していく。 何人かの部屋は駅がよく見え、回送の蒸機が発車していくのが見えた。