C11200は蒸機牽引お召列車の最終回、宮崎植樹祭時の日南線お召列車牽引機です。
僚機C11195ともどもランボード白線入りで赤ナンバーです。
塗装の乱れが少しあります。 手を加えるところがあるのは塗装絡みの部分だけです。
後側の眺め、九州ですからテールライトは埋め込み、運転室への空気取り入れ口があります。
さて、まずは運転室内を塗ってしまいます。
C11の場合キャブ内を塗装する理由は
① 実物はキャブの風通しが悪かったせいか逆に煤煙に汚される度合いが低くキャブ内に淡緑色が残って居るように見える。
② C11はキャブ内を塗ってあるのが割合見える蒸機である
③ 床板が外れるので塗るのが簡単
という3点の理由でC11だけは塗る事にしました。
灰箱やブレーキシューにもエナメルで色を差しておきます。
先輪、従台車を分解します。
先輪には「脱線の原因=復原力」が無しで下に押さえる「力」が働く弱いバネを付けてあります。
、
従台車は全車輪集電した電気をモーターへ伝える集電ブラシに下押さえ用バネを兼務させています。
炭庫床板に大きな四角い穴が有りますが、此処にサウンドを搭載したい人のために(何となく)開けてあるのです。
ところが、ここから僅かな光が入り、暗く沈むはずのテールライトレンズにも光が回って赤くなりすぎるきらいがあります。 (どうしたものか・・・)
ナンバープレートを外し、区名板も志布志は志布志らしくするために外し、塗装に回します。
僚機C11195も此処は同じ処理をすることにします。
ナンバープレートを
赤く塗りました。 艶は消しています。 色は戦前の等級帯「赤」です。
IMONの昭和49年鹿鉄局ナンバープレートから志布志を切り落とし、砲金ではない側の空の票差しを黒く塗りつぶします。
先日砲金鋳物の区名票の話題が出たとき、熊本と大分は砲金ではないだろうという話題になりました。
「鹿鉄局が砲金」という話です。
ところがよく考えてみると人吉(←砲金鋳物)は熊本局、延岡(←砲金鋳物)は大分局でした。
この様にマスキングします。
空の区名票差しはナンバープレートと一緒に作っているので縁が研き出しになっています。
←それは芳しくないので「全黒」に塗装してしまいます。
(一応それでもジャンク箱行きですが)
機関車全体に黒を塗す(まぶす)時ついでに塗りました。 空の票差しは黒塗装された鉄の票差し、票差し撤去の上砲金鋳物をその位置にボルトで固定する南九州仕様になりました。
黒を塗された「上回り」です。
毎度のことですが煙室を「フラットブラック」に筆塗りし、ムラを隠す為に黒を塗すのです。
シンガーフィニッシュで行われるのは、シンガーさんから頂いた材料を対象物に擦り付けます。
同じような効果を狙ってエナメル塗料を筆に付け、ティッシュで拭き取ってから対象物に擦り付ける作戦でやって見ます。
銀ではなく、メタリックグレイにクリヤーオレンジ、クリヤーイエローを混ぜたモノを使ってみます。
その作業終了。
キャブ下部分だけはマスキングテープも使ってランボードの白線を入れます。
大事な作業なので西野天祥堂の高級筆を奮発します。
C11200においては、アクリルの白を塗りました。
この位はみ出すことをいとわずたっぷり塗りました。
「塗るとなったらきっちり塗る」のがポイントだと思います。
はみ出した部分は上からエナメル黒を塗ってしまいます。
黒塗しの時わざとマスキングしないことによってキャブ内の淡緑も現役っぽい汚れ具合になります。
ポイントと言うべき「汚し色吹付け」のため集電に関わる部分をマスキングします。
これで汚しに出発です。
帰ってきました。
これも乾燥させている間にずっと前に吹いたナンバープレートの研きだしをします。
赤もたっぷり吹きました。 まずは粗い研ぎで金属ヤスリで。
#800のサンドペーパーで研ぎ出します。 五反田工房ではサンドペーパーは使いません。
そしてオーバーコートしておきます。
石炭を積む前に炭庫内に「錆色」を効かせておきます。
出来上がった・・・・・と思ったら
先輪がスポークです。 C11200もC11195もボックス先輪が正しいです。
先輪を差し替えました。
やらなければいけない作業目白押しの中、なんとか久々の蒸機が入庫しました。
僚機C11195ともどもランボード白線入りで赤ナンバーです。
塗装の乱れが少しあります。 手を加えるところがあるのは塗装絡みの部分だけです。
後側の眺め、九州ですからテールライトは埋め込み、運転室への空気取り入れ口があります。
さて、まずは運転室内を塗ってしまいます。
C11の場合キャブ内を塗装する理由は
① 実物はキャブの風通しが悪かったせいか逆に煤煙に汚される度合いが低くキャブ内に淡緑色が残って居るように見える。
② C11はキャブ内を塗ってあるのが割合見える蒸機である
③ 床板が外れるので塗るのが簡単
という3点の理由でC11だけは塗る事にしました。
灰箱やブレーキシューにもエナメルで色を差しておきます。
先輪、従台車を分解します。
先輪には「脱線の原因=復原力」が無しで下に押さえる「力」が働く弱いバネを付けてあります。
、
従台車は全車輪集電した電気をモーターへ伝える集電ブラシに下押さえ用バネを兼務させています。
炭庫床板に大きな四角い穴が有りますが、此処にサウンドを搭載したい人のために(何となく)開けてあるのです。
ところが、ここから僅かな光が入り、暗く沈むはずのテールライトレンズにも光が回って赤くなりすぎるきらいがあります。 (どうしたものか・・・)
ナンバープレートを外し、区名板も志布志は志布志らしくするために外し、塗装に回します。
僚機C11195も此処は同じ処理をすることにします。
ナンバープレートを
赤く塗りました。 艶は消しています。 色は戦前の等級帯「赤」です。
IMONの昭和49年鹿鉄局ナンバープレートから志布志を切り落とし、砲金ではない側の空の票差しを黒く塗りつぶします。
先日砲金鋳物の区名票の話題が出たとき、熊本と大分は砲金ではないだろうという話題になりました。
「鹿鉄局が砲金」という話です。
ところがよく考えてみると人吉(←砲金鋳物)は熊本局、延岡(←砲金鋳物)は大分局でした。
この様にマスキングします。
空の区名票差しはナンバープレートと一緒に作っているので縁が研き出しになっています。
←それは芳しくないので「全黒」に塗装してしまいます。
(一応それでもジャンク箱行きですが)
機関車全体に黒を塗す(まぶす)時ついでに塗りました。 空の票差しは黒塗装された鉄の票差し、票差し撤去の上砲金鋳物をその位置にボルトで固定する南九州仕様になりました。
黒を塗された「上回り」です。
毎度のことですが煙室を「フラットブラック」に筆塗りし、ムラを隠す為に黒を塗すのです。
シンガーフィニッシュで行われるのは、シンガーさんから頂いた材料を対象物に擦り付けます。
同じような効果を狙ってエナメル塗料を筆に付け、ティッシュで拭き取ってから対象物に擦り付ける作戦でやって見ます。
銀ではなく、メタリックグレイにクリヤーオレンジ、クリヤーイエローを混ぜたモノを使ってみます。
その作業終了。
キャブ下部分だけはマスキングテープも使ってランボードの白線を入れます。
大事な作業なので西野天祥堂の高級筆を奮発します。
C11200においては、アクリルの白を塗りました。
この位はみ出すことをいとわずたっぷり塗りました。
「塗るとなったらきっちり塗る」のがポイントだと思います。
はみ出した部分は上からエナメル黒を塗ってしまいます。
黒塗しの時わざとマスキングしないことによってキャブ内の淡緑も現役っぽい汚れ具合になります。
ポイントと言うべき「汚し色吹付け」のため集電に関わる部分をマスキングします。
これで汚しに出発です。
帰ってきました。
これも乾燥させている間にずっと前に吹いたナンバープレートの研きだしをします。
赤もたっぷり吹きました。 まずは粗い研ぎで金属ヤスリで。
#800のサンドペーパーで研ぎ出します。 五反田工房ではサンドペーパーは使いません。
そしてオーバーコートしておきます。
石炭を積む前に炭庫内に「錆色」を効かせておきます。
出来上がった・・・・・と思ったら
先輪がスポークです。 C11200もC11195もボックス先輪が正しいです。
先輪を差し替えました。
やらなければいけない作業目白押しの中、なんとか久々の蒸機が入庫しました。