世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興(せきね・ひろおき)です。 今日も一日、さわやかに過ごしていきたいですね。
「神なる主よ。あなたは、私の若いころからの私の望み、私の信頼の的です。」
このことばは旧約聖書の詩篇71篇(5節)に出てくることばです。 この詩篇の作者は若いころから歳を経た今に至るまで、天地を創造された神様こそが望みであり信頼の的だと告白していきました。 「私は生まれたときから、あなたにいだかれています。」(詩篇71篇6節)とも語っているんですね。 私の人生を振り返れば生きている間、ずうっと神様は支えてくださっていた、という告白なんです。
しかしその支えられた人生は順風満帆な生涯かと言えば、どうやらそうではなかったようです。 若い頃から歳を経るまでに様々な苦しみと悩みを経験してきたようです。 こう語っているんですねえ。
「あなたは私を多くの苦しみと悩みとに、会わせなさいましたが、私を再び生き返らせ、地の深みから、再び私を引き上げてくださいます。」(詩篇71篇20節)
まあこの作者は、多くの苦しみと悩みに遭ったからもう神様なんか信じません、と言ったのではなく、それどころかどんなことがあっても神様を信頼していく姿の中に本当の幸いがあるのだということを見い出しながら生きていったんです。
私たちの生涯に欠かせないものは信頼の関係に生かされることです。 例えば夫婦の間で信頼関係がなくなったらどうでしょう。 その家庭は決して安らぎをもたらしませんよね。 親子においては信頼の絆で結ばれているからこそ安心が生まれます。 信頼に生きることは私たちのすべての生活の基礎なんです。 そしてこの天地を創造された神様を信頼し生きることは私たちの永遠の安心と安定をもたらす出発点となるんですね。 そしてその神様が遣わされた救い主イエス・キリストを信頼すること・信じることは私たちの罪からの救いとなり、決して朽ちることのない永遠のいのちの絆に生かされることになるんです。
聖書は、「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」(ローマ人への手紙 10章11節)と約束しています。
人生には、失望と思えるような出来事がときどき襲います。 それは避けることができません。 決して順風満帆な人生ではないかもしれませんねえ。 しかし、失望に終わることがない(ローマ人への手紙5章5節参照)、と聖書は私たちに約束しているんです。
「神なる主よ。あなたは、私の若いころからの私の望み、私の信頼の的です。」
信頼の的を持つこと、それは人生の最も大切なことであり、幸いの源なんですねえ。
(PBA制作「世の光」2008.8.26放送でのお話しより)
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