♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■時の買い物

2008年08月23日 | Weblog

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。 

 さて、新約聖書のエペソ人への手紙5章16節という所に、こんなことばがあります。

 「機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。

 この「十分に生かして用いなさい」というのは「お金を払って買う」といった意味のことばです。 つまり聖書は、時の買い物をしなさい、そう勧めているんですよね。 悪の蔓延(はびこ)る時代の中にあって、積極的に犠牲を払って良いことのために大事な時間を求めなさい、そう言っているんです。 

 ところで、ミレーという画家がいました。 その人の絵の中に『晩鐘』という作品があります。 夫婦でしょうか、若い男女二人の農民が、じゃがいも畑で頭(こうべ)を垂れて祈っている絵です。 あの絵をよく見ると二人の背景に村の教会堂の塔が見えます。 その塔には鐘がありますが、アンジェラスの鐘と呼ばれているものです。 朝6時、正午、晩6時、と毎日三回鳴りました。 アンジェラスというのはエンジェル --天使-- のことです。 その昔、天使が羊飼いに現れて救い主イエス・キリストがベツレヘムに誕生したことを知らせたように、その天使の鐘は鐘の鳴る度に、人々に救い主イエス・キリストを思い起こさせるのだ、といいます。 晩鐘と言うように、あの二人は夕方6時に聞こえてくる鐘の音を聞きながら一日を終えて感謝をこめて祈りをキリストに捧げていたんです。 その祈る姿に素朴な信仰の美しさを感じます。 不思議な魂の静けさと安らぎが伝わってきます。

 一日の始まりにキリストの守りを祈る。 そして一日の終わりにキリストに感謝を込めて祈る。 こういった祈りの時間を無くすと、人は息苦しく窮屈で、静けさと安らぎを無くしてしまうのではないでしょうか。 なぜなら、本来私たち人間は、神に祈る者として生まれてきたからです。 

 聖書は、「機会を十分に生かして用いなさい。」と勧めています。 あなたも、この朝から、救い主キリストに、今日一日をお守りください、そう祈って始めてみませんか? 不思議な、魂の静けさと安らぎが訪れることでしょう。 

 ( PBA制作「世の光」2008.8.23放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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